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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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景公畋に従うこと十八日にして国に返らず、晏子諌む【第二十三】

景公は署梁に狩し、18日しても帰らなかった。
晏子は国から赴いて公に見えた。
公は衣冠もだらしなく獣を追って馳せていた。

公は晏子を望み見て、 車を降りて彼をねぎらって
「夫子、どうして急に来たのか。国は何にもないではないか」
と言った。

晏子は答えて
「緊急の事があったわけではありません。しかし嬰は質問したいことがあります。国人は皆君は狩猟に夢中になって政治を省みないと言っています。 獣を好んで民を忘れるのはよくないことではありませんか」
と言った。

公は
「どうしてだ。
もし訴訟が正しくないとすれば、泰士の子牛がいる。
社稷宗廟が祭られないとすれば、 泰祝の子游がいる。
諸侯賓客に応ずることができないとすれば、行人の子羽がいる。
田野を開けず、 倉庫が満ちないならば、これを申田が司る。
国家財政の過不足があれば、あなたがいるではないか。
寡人にこの5人がいるのは、四本の手足が心の支えとなっているようなものだ。
心に4つの支えがあるので安逸していられるのだ。
いま寡人に5人が居て安逸していて、どこがいけないのだ」
と言った。

晏子は答えて
「嬰が聞くところは、君の言っていることと異なります。
もし心に4肢があれば心に安逸は得られます。
しかし四肢があっても支える心がないことが18日に及ぶのは長すぎはしませんか」

と言った。

公はここにおいて狩をやめて帰った。

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