故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{威令}
軍法を貫徹せよ
将帥はたった一人で、百万もの部下将兵に臨む。それでいて、部下は肩をすくめて息をこらして服従し、だれ一人として命に逆らう者がいない。なぜだろうか。軍法が厳然として行われているからである。
逆に、将帥に刑罰の権限がなく、部下に礼と義がなかったどうなるか。天下に君臨し、四海の富を集めていても、早晩、自滅の道をたどることはまちがいない。夏の桀王、殷の紂王がそのよい見本である。
これに対して、しっかりと軍権を掌握し、軍法と賞罰をもって臨むなら、部下は一人として命令に逆らわなくなる。孫武、司馬穣苴のような名将がその例である。
将帥たる者は、けっして軍法を軽視してはならない。
{威令}
軍法を貫徹せよ
将帥はたった一人で、百万もの部下将兵に臨む。それでいて、部下は肩をすくめて息をこらして服従し、だれ一人として命に逆らう者がいない。なぜだろうか。軍法が厳然として行われているからである。
逆に、将帥に刑罰の権限がなく、部下に礼と義がなかったどうなるか。天下に君臨し、四海の富を集めていても、早晩、自滅の道をたどることはまちがいない。夏の桀王、殷の紂王がそのよい見本である。
これに対して、しっかりと軍権を掌握し、軍法と賞罰をもって臨むなら、部下は一人として命令に逆らわなくなる。孫武、司馬穣苴のような名将がその例である。
将帥たる者は、けっして軍法を軽視してはならない。
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守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{将情}
将帥の陣中心得
{将情}
将帥の陣中心得
- 水を汲んでこないうちから、「のどがかわいた」など口ばしってはならない。
- 食事の支度がととのわないうちから、「腹がへった」など口ばしってはならない。
- かがり火をともさないうちから、「おお、寒い」など口ばしってはならない。
- 幔幕を張りめぐらさないうちから、「ああ、疲れた」など口ばしってならない。
- 夏でも扇を使わず、雨の日でも蓋をかけず、すべてを兵卒と共にすべきである。
守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{察情}
敵の状況を見破る法
{察情}
敵の状況を見破る法
- 両軍対峙のとき、敵が鳴りをひそめているのは、堅固な守りを恃みとしているのである。
- しきりに戦いを挑発してくるのは、こちらの進攻を誘おうとしているのである。
- 風もないのに樹々が揺れ動いているのは、兵車が進攻して来るのである。
- 土ぼこりが低くあがっているのは、徒士が攻め寄せてくるのである。
- 使者に強気の口上を述べさせ、強行突破の構えを見せるのは、退却に転じているしるしである。
- 進攻するでもなく、後退するでもない構えをとっているのは、誘いの隙をみせているのである。
- 杖をついて行軍しているのは、飢餓に悩まされている証拠である。
- 明らかに有利な状態にあるのに、あえて進攻しないのは、疲労困憊しているしるしである。
- 敵陣に鳥が群れているのは、すでに陣を引きはらったしるしである。
- 夜、大声で呼びかわしているのは、恐怖感にとらわれている証拠である。
- 軍に統制が欠けているのは、将帥に権威がなく、部下から軽んじられているしるしである。
- 旌旗が揺れ動いているのは、混乱に陥っているしるしである。
- 幹部将校が部下に八つ当たりするのは、長期の遠征につかれているのである。
- 賞賜を濫発するのは、窮地に立たされている証拠である。
- 刑罰をを濫用するのは、どうにもならない状況に追い込まれている証拠である。
- 使者をよこしてわびをいれてくるのは、軍に休養をあたようとしているのである。
- たくさんの贈物を持参し、ご機嫌をとり結んでくるのは、味方につけようとしているのである。
守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{和人}
人の和を重視せよ
軍の統率には、人の和を重視しなければならない。人の和があれば、兵士は強制するまでもなく、みずから進んで戦うようになる。
これとは逆に、つぎのような場合がある。
{和人}
人の和を重視せよ
軍の統率には、人の和を重視しなければならない。人の和があれば、兵士は強制するまでもなく、みずから進んで戦うようになる。
これとは逆に、つぎのような場合がある。
- 幹部同士が反目しあっている。
- 兵卒が命令をきかない。
- 立派な作戦計画を立てても採用されない。
- 部下が幹部を非難する。
- 讒言、足の引っ張り合いが横行する。
守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{戦道}
地勢に応じた戦法
林のなかでの戦いは、昼は、セイ旗{旗指物}を押し立てて、夜は金鼓を鳴らす。武器は刀剣を使用し、伏兵をおいて、前面から攻撃をかけ、同時に後尾を攪乱する。
草原での戦いは、武器として剣と盾を使用する。出撃に先立って、まず道路を調査し、十里ごとに宿営、五里ごとに物見をおいてセイ旗を林立させ、金鼓を乱打して気勢をあげ、敵の度肝を抜く。
渓谷での戦いは、伏兵に適している。勇敢に戦うことによって活路を見出す。すなわち、足に自信のある兵卒を選んで岩場にとりつかせ、そのあとから決死隊を繰り出す。いっせいに強弩を射かけてから刀剣を帯びた兵を続かせ、白兵戦をいどむ。
水上での戦いは、舟を利用する。そのためには士卒に水戦用の訓練をほどこさないとならない。旗指物や幟を張りめぐらして敵を惑わせ、いっせいに矢を射かけながら、流れにそって攻めたてる。堅固な柵をつくって敵の反撃に備える。敵の攻撃には刀剣をもって迎え撃つ。
夜戦では、敵に作戦行動を気どられてはならない。隠密に部隊を繰り出して、敵の不意を衝く。場合によっては、一面に松明をともし鼓を乱打して敵兵の耳目を乱し、どっと襲いかかる。これが勝利の秘訣だ。
{戦道}
地勢に応じた戦法
林のなかでの戦いは、昼は、セイ旗{旗指物}を押し立てて、夜は金鼓を鳴らす。武器は刀剣を使用し、伏兵をおいて、前面から攻撃をかけ、同時に後尾を攪乱する。
草原での戦いは、武器として剣と盾を使用する。出撃に先立って、まず道路を調査し、十里ごとに宿営、五里ごとに物見をおいてセイ旗を林立させ、金鼓を乱打して気勢をあげ、敵の度肝を抜く。
渓谷での戦いは、伏兵に適している。勇敢に戦うことによって活路を見出す。すなわち、足に自信のある兵卒を選んで岩場にとりつかせ、そのあとから決死隊を繰り出す。いっせいに強弩を射かけてから刀剣を帯びた兵を続かせ、白兵戦をいどむ。
水上での戦いは、舟を利用する。そのためには士卒に水戦用の訓練をほどこさないとならない。旗指物や幟を張りめぐらして敵を惑わせ、いっせいに矢を射かけながら、流れにそって攻めたてる。堅固な柵をつくって敵の反撃に備える。敵の攻撃には刀剣をもって迎え撃つ。
夜戦では、敵に作戦行動を気どられてはならない。隠密に部隊を繰り出して、敵の不意を衝く。場合によっては、一面に松明をともし鼓を乱打して敵兵の耳目を乱し、どっと襲いかかる。これが勝利の秘訣だ。