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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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https://shutou.jp/post-3791/  より


・景公熒惑虚を守って去らざるを異しむ、晏子諌む【第二十一】

景公の時、熒惑が虚(斉にあたる天の区分)にとどまって、一年間去らず、公はこれをいかぶった。

晏子を召して問うて
「わしはこう聞いている。人で善を行う者を天はこれを賞し、不善を行う者を天はこれに禍をなす、と。熒惑は天罰を下すもので、 いま虚に留まっている。誰に罰を下すのだろうか」
と言った。
晏子は「斉に下るでしょう」と言った。
公は喜ばずに「天下に大国は12もあり、皆諸侯と言っている。なぜ斉だけに下るのか」と言った。
晏子は

「虚は斉の野(区分)です。

天が禍を下るのは、富強をたのんで悪事をなすものです。

善を成そうとしても用いられず、

政令を出しても道理にかなっておらず、

賢人は遠ざけられ、

へつらう人はかえって盛んになり、

人民は公を憎み、

自分たちで熒惑が現れることを祈り、そろって言葉を飾ってその前兆が現れんことを祈っています。

ですから人民は自ら死地に赴くも悲しみを知りません。

そのため星の運行は乱れ、彗星が現れ、熒惑が留まり、妖星が虚に出るのです。

賢人がいるのに用いなければ、どうして滅びないといえるでしょうか」

と言った。
公は「寡人はどうすればよろしいでしょうか」と言うと、
答えて
「どうして無実の罪で投獄している者を釈放し、農事に戻らせ、
百官の財産を散じてこれを民に施し、
みなしごややもめに分配して、老人を尊敬させるようにしないのですか。

このようにすれば、百の悪はすぐに去ります。どうして災禍のみにとどまりましょうか」
と言った。
公は「よろしい」と言った。 これを行うこと3ヶ月で熒惑はうつった。


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