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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
DEEPLY JAPAN  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・
理性の声とアングロの焦りとネオコン

いやほんとに大騒ぎの1週間ですが、さてそこでプーチン。

世界は混乱してきているが、それでも私たちは常識が優勢になることを望んでいます

だそうです



Putin: The world is getting more chaotic, but we hope that common sense will prevail

https://www.rt.com/news/423835-putin-world-chaos-common-sense/

おすましした顔しているのは、外国の大使の信任状を受けるセレモニーを昨日やっていてそこでの写真だから。

もっと正確にはこんな一節。

今日、外交と外交官の役割は特に重要になってきました。実際、世界の状況は心配させられるものがあります。世界情勢はますます混乱してきています。しかしそれにもかかわらず私たちは最終的には常識が優勢になり、国際関係が建設的な方向に向かい、世界全体のシステムがより安定し、より予見可能なものになっていくことを願っています。

Today, the role of diplomacy and the diplomat has taken on special significance. Indeed, the state of affairs in the world is a cause for concern. The situation in the world is becoming more chaotic, nevertheless we still hope that common sense will eventually prevail, and that international relations will take a constructive course, and the entire world system will become more stable and predictable.



詳しくはクレムリンのこのページ。外交の必要性、重要性について縷々述べている。

なんというか、世界のリーダーの中の貴重な、voice of reason(理性の声)になってるとしか言いようがない。

ミサイル撃つからなとtwitterで語る大統領とか勘弁してほしい(笑)。



で、一方、ロシアのEU大使は、だから~ホワイトヘルメットのガセ情報なんだってばさ、というお話をユーロニュースという局で述べていた。

"There Wasn't A Single Corpse": Russia Claims 'White Helmets' Staged Syria Chemical Attack

https://www.zerohedge.com/news/2018-04-11/there-wasnt-single-corpse-russia
-claims-white-helmets-staged-syria-chemical-attack



他のソースをあたっても、だいたいそんなところで間違ってないと思う。



ということでですね、要するにここ1カ月ぐらいの騒動というのは、偽のロシア化学兵器事件、偽のシリア化学兵器事件に基づき、英米仏+その子分は、シリアで戦争も辞さずとか叫んでいるわけで、ロシアじゃなくても常識に返れよ、ほんと、と言いたくなる。

英米がはじめる戦争はほとんどすべてインチキな言い訳に基づいているというのは、一般的に正しいけど、でも、今回のはあまりにも情けない。ショボすぎる。911を作った元気はどこ行った!(あはは)



でまぁ、イギリスのメイの方は、シリア沖に潜水艦を寄せるのだ、とまだ仮想戦記モードらしい。

British PM order submarines to get within missile range to Syria - newspaper

http://tass.com/world/999224



■ 曲がり角

振り返って考えてみるに、これは結局、いろんな利害関係者が入っているとはいえ、アメリカにシリアから撤退してもらいたくない、というただ一点にかかってるんでしょうかね。

もちろんアメリカの中央軍も撤退したくないみたいだし、イスラエルも絶対阻止の構えではあるでしょう。サウジもそう。

で、一般に、イスラエルがアメリカを引っ張ってるのだ、という話になるんだけど、私はイスラエルだけとは思わないですね。イギリス、フランスも同様でしょう。というか、イスラエルというのは、これら古い世界制覇チームの現地代理人と考えるのが適切でしょう。そもそも、現在のイスラエルに入っていったユダヤ人は、ロシア帝国周辺の人が多数いるわけでしょ。この動きそのものが当時のイギリスの政策のたまものだと思う。

いってみればこれらロシア帝国周辺の、あるいはロシア、オットマン、ペルシャのあたりにいたユダヤ人というのは、100年前のISみたいなものだと考えることもできる。使われて、そこから時流にのって大きくなったので今ではその姿が見えなくなってるけど。

イギリス、フランスはクリミア戦争あたりからこの地域に武力を持って入り込んできてあちこちを壊して自分のコントロール下における奴を現地代理人にするという方針でここまで来た。

が、しかし、その作戦が限界に来たっつーことじゃないでしょうか。

こういう人たちの国々の国情が安定すると、それらの代理人政治も効き目がおかしくなってきた。

イランはペルシャ帝国、ロシアはロシア帝国とだいたい同じところにいて、トルコはオットマンのうちの一部だが、コンスタンチノープルをぶち壊しもしないという点で今でもコスモポリタン的だと言えるでしょうからオットマン的だと加点(笑)。



しかも、イスラエル、エジプトを手中に収めて、紅海を取ったも同然にすることで地中海からインド洋に出る道を確保して、欧州からアジアへの道をコントロールするのがアングロ・シオニストの19世紀後半のプランニングでそれはそれで有効だったんだが、海上輸送しかないっつー時代じゃないし、南北回廊も稼働まであと一歩。





ということで、思うに、英米の英の方(の支配者層)は、やっぱりイヤなんだろうと思うな。東方に対する西方の優位が本格的に崩れるわけですから。(この東方、西方に私たちは関係ない。これは主に、ヨーロッパ周辺の概念)

そう考えてみると、911の国盗り物語的な中東崩しというのも、単に妄想がすぎたネオコンの問題だけではないという考えも成り立つと思う。



■ オマケ

ビザンチン(正教)とオトマンの版図は非常によく重なってるというのが、西方ローマ教会中心主義の世界観によって失われた世界観を復活させるカギかもしれない、などとも思う。

そう考えると、ますます、正教を背負ったロシアは滅ぼさねばならないとなるのも無理はない(賛成しないが)と言えるでしょう。



■ 参考

「カスピ海は俺らの海」宣言の効果確認(2)

ユーラシア鉄道開発情報 2017/12

SCOと南北回廊とイラク+アフガン戦争はつくづくバカだった

・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり

>今日、外交と外交官の役割は特に重要になってきました。実際、世界の状況は心配させられるものがあります。世界情勢はますます混乱してきています。しかしそれにもかかわらず私たちは最終的には常識が優勢になり、国際関係が建設的な方向に向かい、世界全体のシステムがより安定し、より予見可能なものになっていくことを願っています。

酒見賢一の「周公旦」って小説がある。

参考

周公は、
「まずは話し合って、それがダメなら戦争でも良いけど、ともわれ、話し合いをしてから。戦後も、出来たら話し合って落としどころ決めて・・」
というのを実現するために「礼」という思想体系を作った。という説を書いている。

参考 より
>『こちらが礼を履めば、むこうも履まざるを得ません。友好の使者であれ、戦さの使者であれ、礼としてそうなる。これが私のいう礼の力というものです』

参考 2 より
>野蛮で言葉もろくに通じないような楚の国と周の国、そしてひいては広大な
中国大陸一帯をいつしか統一国家として治め得たのは、周公旦が模索した
「礼」の力もあるのだろう。
祀るやり方は違っても、天や地や自然を畏れ敬って祀る、その本質は変わりないからだ。
そのどこででも通じるはずの「礼」を後に体系化した孔子の影響も大だろうと思うけど、
「礼」を整えた功績は中国の歴史の上では大きかったんだろうな、と勝手に推測している。

参考 3 より 
>「礼」の確率って、単純に宮中儀礼をこまかく決めただけだと思っていました。しかしそれはさにあらず。
人の営みを支える人の心の動きに、川の流れを導くように道筋をつける、精神の世界において治水事業をするような、目に見えがたいところに決定的な事業をしたんだと思いました。
>「天地明察」の暦編纂事業の同種、しかしてもっと原始的で、もっと人間の魂の根源を開墾したんだな、と。

参考 4 より
>呪術を昇華し、「礼」として蒙を啓く力とする。



なんか西欧のやり方は、理性が無い。リベラルの連中も「理性を信じる」というかそもそも理性は信じるとかいうものではないし・・。

>ビザンチン(正教)とオトマンの版図は非常によく重なってるというのが、西方ローマ教会中心主義の世界観によって失われた世界観を復活させるカギかもしれない、などとも思う。

>そう考えると、ますます、正教を背負ったロシアは滅ぼさねばならないとなるのも無理はない(賛成しないが)と言えるでしょう。


正教的なやり方では、礼というか、互いに話し合うことはできる。

リベラルのやり口も、出来ないことは無いが、それを信仰するとなると・・・

正教はねこたさんも評価してたし、モンゴルの怒涛にもさらされ、ハンガリーも一部がモンゴル帝国の版図だったし。

そういう意味で、西欧的な「熱狂」に世界が狂わされていたが、ええ加減に、その熱狂の熱病を早く治さんと、天皇病同様に、死んでしまうよ・・・


お読みくださりありがとうございます。

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墓の前で泣いている婦人がかわいそうな理由
  • from ナオト :
  • 2018/04/12 (19:57) :
  • Edit :
  • Res
「苛政猛於虎也

ここでは、中国の故事の『苛政猛於虎也』の口語訳(現代語訳)と書き下し、解説を行っています。

あらすじ

孔子がとある土地を通りかかったときに、墓の前で泣いている婦人に出会いました。孔子は従者に、婦人に泣いている理由を尋ねさせると、舅、夫、子供が虎に襲われて死んでしまったということでした。孔子が「なぜ虎に襲われる危険な土地を去らないのか」と尋ねたところ、婦人は「よその土地に移って、ひどい政治に苦しむよりはましだから」と答えました。 」
http://manapedia.jp/m/text/3762
から引用

 兵法では死地から離れるのが普通である。しかし、この婦人からしてみると人食い虎がいる土地から離れてもひどい政治という別の危険が襲ってくるのである。ここを離れても死地から離れることできない。かわいそうな身の上とはこのことである。

 
Re:墓の前で泣いている婦人がかわいそうな理由
2018/04/12 20:36
>「苛政猛於虎也
>
>ここでは、中国の故事の『苛政猛於虎也』の口語訳(現代語訳)と書き下し、解説を行っています。
>
>あらすじ
>
>孔子がとある土地を通りかかったときに、墓の前で泣いている婦人に出会いました。孔子は従者に、婦人に泣いている理由を尋ねさせると、舅、夫、子供が虎に襲われて死んでしまったということでした。孔子が「なぜ虎に襲われる危険な土地を去らないのか」と尋ねたところ、婦人は「よその土地に移って、ひどい政治に苦しむよりはましだから」と答えました。 」
>http://manapedia.jp/m/text/3762
>から引用
>
> 兵法では死地から離れるのが普通である。しかし、この婦人からしてみると人食い虎がいる土地から離れてもひどい政治という別の危険が襲ってくるのである。ここを離れても死地から離れることできない。かわいそうな身の上とはこのことである。
>
> 

同感。

ていうか、日本は放射能から逃げても、国内では天皇カルト安倍政権に殺される・・・

これにそっくり・・・いやそれ以上かも・・

書き込みありがとうございます。
無題
  • from 笑む :
  • 2018/04/12 (19:57) :
  • Edit :
  • Res
http://blog.ap.teacup.com/jiritu/7973.html?ap_protect=r6we2hymvis

メイはくだらないやつだ。危機を乗り越えようとデタラメを繰り返している  

http://blog.ap.teacup.com/jiritu/7971.html?ap_protect=r6we2hymvis

簿外資産を盗んだ連中は皆同じ

☆簿外資産を盗んだ方が正統になるかも  
世界の力学はそうしたい人々のおもちゃかもしれませんが

地球という生命体がどのような答えをされるか・・

自然界に身をおいて暮らしているうちに何かがかわる予感がします。 
Re:無題
2018/04/12 20:37
>http://blog.ap.teacup.com/jiritu/7973.html?ap_protect=r6we2hymvis
>
>メイはくだらないやつだ。危機を乗り越えようとデタラメを繰り返している  
>
>http://blog.ap.teacup.com/jiritu/7971.html?ap_protect=r6we2hymvis
>
>簿外資産を盗んだ連中は皆同じ
>
>☆簿外資産を盗んだ方が正統になるかも  
>世界の力学はそうしたい人々のおもちゃかもしれませんが
>
>地球という生命体がどのような答えをされるか・・
>
>自然界に身をおいて暮らしているうちに何かがかわる予感がします。 

同感。

書き込みありがとうございます。
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