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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
ムーのブログ より


上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・
自問自答する韓国社会

 


ソウル 地下鉄で追突事故200人けが

韓国の首都ソウルの地下鉄で2日午後、電車どうしの追突事故が起き、
消防によりますと200人がけがをしているということです。(中略)

韓国では、先月16日に起きた旅客船沈没事故で乗客の避難誘導を適切
に行わなかった船長や大幅な過積載をしていた船会社など、多くの関係
者の安全に対する意識の低さが指摘されています。そうしたさなかに今
回の事故が起きたことで、交通機関の安全性に対する懸念がさらに高ま
るものとみられます。(引用終了)

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韓国で相次いで重大事故が発生し、朴大統領の支持率が急低下しています。こんな不安定な状況下において、北朝鮮軍による進駐でもあれば右往左往することは必至です。また、旅客船沈没事故は韓国内において様々な議論と猛省を呼び起こしたようです。

以下のコラムを読みますと、現在の日本も他人事ではなく、量と質の両面からの人材不足はいつ何時、韓国のような大事故が起きないとは誰も断言できません。そして、官僚マフィア、原発マフィア、金融マフィアによってほぼ完全に管理された社会、拝金主義と成果主義を有難く信奉する社会は奇妙なほどよく似ています。

韓国社会に根付く「狂ったように」からの脱出(1)

歴史が私たちに与える教訓の中の1つが、人間は過ぎ去った歴史から何の
教訓も得られないということだ。セウォル号惨事も、1995年の三豊デパー
ト崩壊事件
とそっくりだった。三豊事件の主犯は、お金に狂った悪徳企業家
だった。

  koria-03.jpg 
   1995年三豊百貨店崩落事故(死者502名、負傷者937名)

手抜き工事や管理の怠慢は、むしろたやすいことだった。建物が崩れるという報告を聞いても「一日の売り上げ」をうんぬん言って顧客をずっと押し込めていた。

これもたやすいことだった。

崩壊の危険が近づくと、顧客はもちろん会社職員にさえ知らせないまま社長と幹部だけが脱出した。
人の仮面をかぶっていたが、人であることを放棄した畜生のやからであった。
その上、手抜き工事に目をつぶって管理・監督を疎かにする代償としてわいろを受け取った官僚もいた。

セウォル号の本当の犯人も、お金だけを好む悪徳企業家だ。

船が転覆するほど貨物を載せて、古い船を買って運行しながらも「新しい船は高くて」と弁解し、事故の前兆があったのに無視をしていた企業家だ。

乗客や同僚船員に知らせないまま船長と幹部だけが脱出したのも三豊と全く同じだ。

安全検査を疎かにして管理・監督の責任を放棄した機関と癒着関係で汚れた官僚がいたことも。
西
海(ソヘ)フェリー号、聖水(ソンス)大橋、大邱(テグ)の地下鉄、マウナオーシャンリゾートの原因も同じだ。


このように同じ大型惨事が繰り返される理由は何か。意識や文化などソフトウェアが変わっていなかったからだ。惨事の原因である拝金主義と成果至上主義は、むしろもっと深刻になった。数十年間叫んできた「速く、速く」の文化も相変わらずだ。目標を達成するために疾走するシステムも同じだ。そうやってデパートを建て、橋を建設し、地下鉄を通した。もちろん「漢江(ハンガン)の奇跡」はその産物だ。肯定的な面だ。だが肯定と否定はコインの両面だ。

「世の中に無料(タダ)はない」という当然の真理をこれまで見逃していた。

狂ったように成長するその裏面に、狂ったように沈没する船と、狂ったように崩壊するデパートと橋があるということを度外視していた。正直や誠実、勤勉という倫理は消え、顔色をうかがい知恵を絞って生きるべきだという要領がその場を埋めた。

不正と不条理が積み重ねられた理由だ。
歴史学者アーノルド・トインビーが話したそのままだ。「後進国は、西洋の技術や方式だけをまねるのではなく、それらを使う精神も共に学びなさい」との忠告の言葉だ。精神を学べなかったから大型惨事が相次ぐのだ。トインビーの警告を無視した代償だ。

韓国社会に根付く「狂ったように」からの脱出(2)

「官僚マフィア」はこのようなシステムの一部だ。全てではない。精神や文化などのソフトウェアを変えない限り、官僚マフィアは消えないという意味だ。官僚マフィアの不正や不条理も、やはり「速く、速く」と拝金主義の結果だからだ。官僚マフィアをえぐり取れば、その場は法曹マフィア、警察マフィア、国会マフィア、原発マフィアが埋めるだろう。

不正と不条理は民間も同じだ。大企業と中小企業、病院と製薬会社、流通業社と納品会社の不正の話が絶えない理由だ。より早く成果を出して、より多くの利益を得るためのソフトウェアがそうやって作用している。それが不正と不条理の母胎だ。事情がこうであれば、改造しなければならないのは精神だ。「狂ったように」に代弁される疾走の文化と精神だ。

もちろん朴槿恵(パク・クネ)大統領も分かっている。

数日前、セウォル号惨事に「韓国社会に慢性的に根をおろしてきた異常な慣行が大きな影響を及ぼした」と言及しているからだ。問題は、どのようにするかだ。公職社会を変える事だけでも手にあまる。歴代政権の誰もできなかったことだ。

ましてや精神と文化を変える事だ。
その上、間違って手を付ければ国の活力が落ちてしまう。
性急に変えれば国家システムが壊れてしまうかもしれない。

たやすいことから少しずつ変えるのが望ましい理由だ。
惨事が起きれば、当事者は身を滅ぼすという認識から植え付けよう。

企業は倒産し、官僚は服を脱ぐことにしよう。そうすれば制度も手を加えなければならない。


経済に負担になるという理由で引き延ばした制度から導入すればどうだろうか。

安全を無視すれば損害賠償の責任が加重される懲罰的損害賠償制、一部の被害者が賠償されればほかの被害者も自動的に賠償を受ける集団訴訟制、製造物責任制度のような安全責任の法制度から検討しよう。なじみが薄い用語だが、

安全を無視すれば利益よりも損害をはるかに大きくしようという意味だ。

   (キム・ヨンウク韓国金融研究院常勤諮問委員)




・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり


日本は、はたして韓国ほどに深刻に自問自答しているのだろうか?

それがないと、放射能との合わせ技の一本で、韓国よりも早くに滅亡するだろう。

モラルは日本は、まだ韓国よりも上に思うけど、「知性・自分で考える」ということは遥かに低レベルな日本は、危ないでしょうな。


お読みくださりありがとうございます。
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