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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
ボンダイ より

上記文抜粋
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香港フェニックス記者を嘲笑する「おっさん鎖国主義」を日本から追放させよう


麻生太郎元首相がフェニックス放送の女性記者を嘲笑した問題が物議を呼んでいる。
 この問題、厄介なのは会見場に一緒に居た財務官僚や日本人記者もつられて笑い、誰も問題視しなかったということだ。要するに、良くも悪くも大雑把な俺様キャラでおなじみの麻生氏個人の悪ふざけとして起きたのではなく、政治家とは人格の分離した官僚や、権力者の不祥事を厳しく監視する立場にある記者さえも同じ感覚を共有しているということが露呈されたのだ。
 これは名づけて「おっさん鎖国主義」である。私もいずれおっさんになるのだが、日本のおっさんというものは醜い生き物だ。横柄でワガママで内向きで一方的なエゴイズムを弱い立場に押し付けたがるものだ。家内を家政婦と勘違いしており、レストランでは給仕にタメ口で話しかけ、ストレス発散のために首から社員証をぶら下げながらこっぴどく説教をすることもある。相手の都合を考えれば納得いかないこと、外から見ればイカれたことを平気でやってのけ、社会の質を下げるのは日本のおっさんの公害性である。サラリーマンもひどいが、政治家や公務員などの公職者やマスコミなどの既得権層ほど、その有害っぷりが顕著になる。
 2000年代あたりからはおっさんの右傾化が深刻だ。最初はアラサーからアラフォーにかけての団塊ジュニアが匿名ネットを通じてネトウヨ化した。次に、たかじん委員会やヘイト本や愛国ポルノ週刊誌や産経新聞などで、チャンネル桜でおなじみの面々が同じ主張を繰り広げることで、その親世代である60歳代の団塊世代までこうした流れが浸透した。本来なら学生運動で左翼の世代だが、定年退職後に「真実に目覚めた」人は多い。そこに女性の割合や若者の割合はあまり少なく「かわいい若い女の子」はこの手の流れに生理的拒絶意識すら持っている。若いのにオッサン同然のダサ男か、美魔女とかバブル世代の若作り全盛のいまどきにオシャレも化粧もしない枯れた中年オバサンがわずかに巻き込まれるだけである。

 そうした戦後昭和に生まれ育って「失われた20年」を建て直すことも出来なかった無能の「ジジウヨ」たちにとって、「中国人女性記者」は格好の餌食である。彼らの偏見では「反日国家の反日メディアの小娘」なんだろう。古今東西、低級右翼は単なる国家主義者ではなく、セクシスト(女性蔑視や同性愛反対などの性差別主義者)をこじらせている傾向がある。相手が弱い変更不能な属性であるほど、その属性が自分たちに抗うほど「調子に乗りやがって」とヘイトのネタにしたがるのだ。

 国際的に見ればこの感覚は異様だ。
 フェニックステレビは本拠地を北京ではなく香港に構えており、NHKなどでは「香港のテレビ局」と紹介することが多い。論調は中国寄りとされ、劉CEOは人民解放軍出身のようだが、台湾出身の記者も多い。大陸中国の標準言語である北京語や簡体字だけではなく、香港向けの広東語チャンネルもあるし、台湾・香港・マカオ・世界中の華僑コミュニティーで用いられてる反対字も採用し、放送の範囲は台湾のみならず世界規模に及んでいる。
 つまり、アルジャジーラの中華版である。アルジャジーラをNHKは「カタールの衛星放送」と紹介するが、カタールだけで消費されておらず、実際には「中東のCNN」として、中東広域圏の視点に立ったニュースを、英語放送を含めて世界中に発信し、西側各国などに暮らす中東出身者や中東問題に興味を持つ世界のすべての人々に情報発信をしているのと同じことだ。

 今の日本の「おっさん鎖国主義」に海外と言う存在はない。
 かつては、「世界単位」で物事を考える概念が一般的だった。戦前なら植民地支配や軍拡を招いた大アジア主義があった。「八紘一宇」という概念をでっち上げて世界の覇権の中心を日本にしようとしたのだ。
 それが失敗し、東京裁判やGHQ統治などを経て戦勝国によって「ファシズムの芽」をつむがれてからも、戦争体験世代の日本人は平和的な経済競争によって高度成長を成し遂げた。たとえばかつてのエリート軍人が、戦争時代に培った「国際感覚」を会社の海外戦略などで応用したのだ。それによって戦後の焼け跡に生まれた小さな町工場が、日本を代表する大企業に成り上がり、最終的に世界をめざし、バブル時期には地球規模で商品を売りさばくようになった事例はいくらでもあろう。そういう時代の流れがあったから、NHKのニュース番組もBBCやABCなどと同じ雰囲気で作っていて、国際ニュースを今よりも重視していたのが1980~90年代のことだ。
 団塊世代も都会のセンスのいい人は世界単位の視点がある。若い頃平凡パンチやポパイや女性ならアンノンを読んで、ロックバンドにハマって欧米の最先端の文化を積極的に摂取していた。たとえば車が大好きな人は日本車だけを消費せず、ワイルドなアメ車に憧れたりバブルで成り上がってポルシェに乗ったりしていた。
 しかし人口の多い団塊世代のうち、そういうあか抜けた文化に適応できなかった人や、バブル崩壊後に落ちぶれて島国根性に戻ってしまった人のような残念な後進人間たちが腐るほどいて、戦後昭和に生まれ育ったもののバブル期はまだ若すぎた60歳以下のおっさんたちも、若い頃はマクドナルドに行きたがり、マイケルジャクソンとかに憧れたはずなのに無意識的に内向的になっており、海外文化を受け入れる能力は加齢とともに低下し、国際感覚なんて持ち合わせていないのが呆れた現状だ。彼らはみな概して戦争を体験して戦後の繁栄を作り上げた親の世代を超えるほどの民度が存在していない。

 このおっさんたちの「常識」は基本的に「1980年代の日本」で止まっている。つまり、21世紀の概念に適応できないし、グローバルスタンダードも通用しない。
 だが、平成以降は戦争体験世代が次々と人生を卒業し、いまでは社会の中心層は40~60代である。つまり、団塊からジュニアにかけての一番ダメな世代であるのだ。
 「1980年代の日本人の感覚」では、NHKは世界的に有力なメディアだった。24時間ニュース専用ネットワークはアメリカのCNNしか存在しなかった。従来アメリカで最大のテレビニュース権威のあったABCはCNNに既得権を脅かされつつあり、そのABCと、当時ヨーロッパで最も有力だったテレビであるイギリス公共放送BBCを撒き込んでGNNを作ろうと呼び掛けたのは、まさにNHKの島会長だった。
 この事実があってか、おっさんたちにとっては「NHKは世界的に有力な放送局」だという偏見がある。だが、実際には日本国内で1億人のうちの一部の老人と小役人精神の持ち主の堅物ラガードたちにしか見られていないNHKと違って、フェニックステレビは3億人とも4億人とも言われる規模の視聴者が全世界にいる。

 1990年代以降、自国を世界中に発信する国際テレビ放送を充実する動きは世界中で広まっていて、イギリスのBBCワールドを皮切りに、ドイツのDW-TVやフランス24など、主要国はだいたい影響力のあるメディアを持っている。それに比べて、日本のNHKワールドは国内の日本人や在外日本人駐在員にさえも存在をあまり知られておらず、あまりにマイナーだ。
 ニューステレビ局の国際構造としては、北米圏のCNN、中華圏のフェニックステレビ、中東圏のアルジャジーラ、ヨーロッパ圏のユーロニュースと有力広域放送があり、かつフランス24やアルアラビア(ドバイ)などの国家単位のメディアも認知度がある中で、日本は広域圏ハブを持たず、自国単位の対外メディアも持っていないということになる。


 ちなみに、靖国神社の春季例大祭をめぐる閣僚陣の参拝や、安倍首相の供物奉納は、AFP通信がYoutubeに動画ニュースをあげているほか(日本語版含)フランス24が英語版の公式アカウントでツイートしているほか、ニューヨークタイムズや新華社などの各国主要メディアやら、明治時代に創刊した日本で最も有力な在日外国人向け英字紙であるジャパンタイムズも大きく伝えている。
 「おっさん鎖国主義」の論理に基づいて考えれば靖国参拝問題は「中国韓国と左翼に牛耳られた売国メディアだけが騒ぐ内政干渉」であり、「周辺二国をあえて挑発するピンポンダッシュ的快楽」もあるのだろうが、国際的な広い視座で考えれば、こんなものである。日本の保守政権がひたすら従属し続け、政治・軍事・経済面などで中国と争う側にあるアメリカであっても「日本の極右政治家たちの靖国政治パフォーマンス」は目の上のたん瘤だというのが本音である。

 ネトウヨは「NHKや朝日新聞は反日売国メディアの筆頭だ」としているが、今の日本ではそれらのメディアも安倍政権にかなり迎合している。国際社会がいかに厳しく見ているような問題(例えばヘイトスピーチや女性・LGBTなどの性をめぐる人権問題など)でも、いつかの曽野綾子問題にみたいに、最初に報じるのは国内のネットメディアと海外メディアであり、各国メディアが深掘りの論説記事をあらかた出し終えたあとにやっとようやく朝日が共同通信電を受けて電子版に簡素な速報を打つというくらいの情報遅延構造がある。日本の出来事なのに。
 これは何も安倍政権が圧力をかけて日本が情報統制されているというわけではない。大御所敏腕記者が定年になったり寿命で死んだりして、池上彰氏みたいにさっさと組織を見限って早期退職している中で、日本では高級メディアとされていたNHKや朝日新聞でさえも「おっさん鎖国主義」が染みついてしまっていると考えた方がいいだろう。リベラルネットユーザの間では「毎日新聞が嫌韓を煽る記事」を批判したり、朝日やNHKが「権力との距離感」やアジェンダセッティングの上で国際感覚とあまりにずれていることをバッシングする声は日に日に高まっている。
 本当に朝日などがリベラルメディアなら社員のほとんどがスーツ姿のオッサンではなく、私服の女性がたくさん活躍していて車椅子の記者もいるはずで、何より電子版の充実度がニューヨークタイムズくらい満たされていないと話にならないだろう。軍国主義の残滓の文化で、丸刈り体罰やイジメなどが人権問題となっている高校野球の主催者にもならないだろうし、ホステスみたいな女の子を大量に集めた国民的アイドルの記事を社会面に載せるようなはしたないことは絶対にしないはずだ。

 「おっさん鎖国主義」は、戦争体験世代が作った戦後日本の繁栄の仕組みの上にあぐらをかきながらも失われた20年を解決できず、それどころか既存の地盤をどんどんダメにさせて、経済的にも「信用」の上でも日本の国際的なプレゼンスを失墜させ、老朽化した30年前までだから許される常識(たとえばいまどきFAXや郵送や申請用紙や冊子などで紙を無駄遣いにしまくるお役所仕事や就活生の手書きの履歴書などもその1つ)を若い世代に強要するというとんでもない酷いものである。歴史修正主義のみならず「21世紀型逆コース」で名実ともに前時代の化石化が進むこの国の情勢を、若い世代や海外の人は厳しく見ることは明らかである。
 これを日本から追放させる必要がある。





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抜粋終わり


面白い話。



日本は、滅びるしかない。

年功序列絶対の、我慢を強いて当然の、権威崇拝の、思考しないのを忠誠という、従順至上主義社会など、犬の社会以下。

滅びないと、日本の人間は「ニホンジン」という猿以下の生物に殺される。


お読みくださりありがとうございます。
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