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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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上記文抜粋
・・・・・・・・・
景公長く国を有つ楽を貪る、晏子諌む【第十六】

景公は淄水で遊覧して、晏子としずかに立っていた。
公は嘆き嘆じて
「ああ、国を長く保って子孫に伝えることなければ、 なんと楽しいだろうか」
と言った。

晏子は答えて
「嬰はこう聞いています。明君は無意味にその地位に居らず、人民は理由なく君主のもとに集まりません。
いま君は政を行っては国を乱し、 人民を棄てることが久しいです。
にもかかわらずこれを永久に保とうとしています。なんと難しいことでしょう。
嬰はこう聞いています。
よく長く国を保つ者は、よく善事をなしとげる者です。
諸侯が並び立ち、よく善事をなしとげる者は長くこれを保ち、 また多くのすぐれた人物が学んで、よく成し遂げる者は、先生といわれます。
先君桓公は、賢者を任用し、有徳者を引き立て、滅亡した国を興し、危うき国を援助して安定させました。そのため人民はその政を楽しみ、世間はその徳を高いとします。
遠くまで出かけて暴逆なる国を征討しましたが、その労務をいとむ者はいませんでした。
国内の諸侯を天子のもとに参朝させましたが、諸侯は怨みませんでした。
盛徳の君の行いといっても、これ以上のことはありません。

桓公の晩年は、徳を怠って楽に従い、婦人に溺れて、政は賢刁に計りました。
ここにおいて人民はその政に苦しんで、 世間はその行いをそしりました。
そのため身は胡宮で死んでも葬儀は行われず、屍は虫が湧くままに放置されました。

桀紂の最期もこれより悪いことはありませんでした。

詩経に『初めと同じであることはなく、よく終わることも少ない』とあります。
善事を成し遂げることのできない者は、君たる位を全うすることはできません。
いま君は人民に臨むこと仇をはたすようで、善を見ては熱いものを遠ざけるようで、政を乱して賢人を用いません。
必ずまわりに反対して欲望のまま人民をほしいままにして、 下を虐誅しています。
恐らくは禍がおん身に及ぶでしょう。
嬰は年老いて、君に久しく仕えることができません。
行いを改めることができなければ、致仕して身を終ろうと思います」

と言った。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋おわり
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