故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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・景公牛山に登り、国を去って死せんことを悲しむ、晏子諌む【第十七】
景公は牛山に遊覧して、北方にその国城を臨み見て、涙を流して
「どうしようもない、この広大な国を棄てて死んでしまうのを」
と言った。
艾孔と梁丘拠はこれに従って泣いた。
晏子はひとりかたわらで笑っていた。
公は涙をぬぐって晏子を見て
「寡人の今日の遊は悲しい。孔と拠は寡人に従って涙を流したのに、子がひとり笑うのはどうしてか」
と言った。
晏子は答えて
「賢者を登用して久しくこれを守らせるとすれば、 すなわち太公や桓公が久しくこれを守りましょう。
勇者を登用して久しくこれを守らせるとすれば、すなわち霊公、荘公が久しくこれを守りましょう。 歴代の君がこれを守ろうとすれば、いったいわが君はどの地位でそれをなされますか。
代わる代わる君位は継承されて、君に至ったのです。
それなのに、自分ひとりが永久に国を保有しようとなさるのは、後世にとって無慈悲であります。
無慈悲の君をひとり、へつらいの臣をふたり見ましたので、わたくしは笑ったのです」
と言った。
・・・・・・・・・・
>歴代の君がこれを守ろうとすれば、いったいわが君はどの地位でそれをなされますか。
上手いですね。。。
お読みくださりありがとうございます。
・景公牛山に登り、国を去って死せんことを悲しむ、晏子諌む【第十七】
景公は牛山に遊覧して、北方にその国城を臨み見て、涙を流して
「どうしようもない、この広大な国を棄てて死んでしまうのを」
と言った。
艾孔と梁丘拠はこれに従って泣いた。
晏子はひとりかたわらで笑っていた。
公は涙をぬぐって晏子を見て
「寡人の今日の遊は悲しい。孔と拠は寡人に従って涙を流したのに、子がひとり笑うのはどうしてか」
と言った。
晏子は答えて
「賢者を登用して久しくこれを守らせるとすれば、 すなわち太公や桓公が久しくこれを守りましょう。
勇者を登用して久しくこれを守らせるとすれば、すなわち霊公、荘公が久しくこれを守りましょう。 歴代の君がこれを守ろうとすれば、いったいわが君はどの地位でそれをなされますか。
代わる代わる君位は継承されて、君に至ったのです。
それなのに、自分ひとりが永久に国を保有しようとなさるのは、後世にとって無慈悲であります。
無慈悲の君をひとり、へつらいの臣をふたり見ましたので、わたくしは笑ったのです」
と言った。
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>歴代の君がこれを守ろうとすれば、いったいわが君はどの地位でそれをなされますか。
上手いですね。。。
お読みくださりありがとうございます。
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