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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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https://shutou.jp/post-3791/  より

景公讒佞を信用し、賞罰中を失う、晏子諌む【第八】

景公は讒佞の臣を信用して、功績のない者を賞し、罪のない者を罰した。

晏子は諌めて
「臣はこう聞いています。名君は聖人を望んで、その教えを信じる、と。
讒言やへつらいを聞いて賞罰するとは聞いたことがございません。

いま左右の者はこびへつらって

『死ぬまで楽しみをつくしましょう。よく徳をなしても楽しいことをしなければただ刑人にまさるに過ぎないだけではありませんか』

と言っています。
そのためお気に入りの夫人は国を疲弊させ、臣下は利益を奪い、執行官は人民を過酷に扱っています。
人民は憂い苦しみ貧窮して悪はことごとく隠され、 実情は明らかにされず、悪は覆われ、その上司をいつわりだましています。
ですから古の聖人賢人であろうとも、どうしてこのような讒言に勝てましょうか。そのため忠臣が常に被害をこうむっているのです。

臣はこう聞いています。
古の士は、 ともにこれを得るべきで、失うべきではないこと。
ともにその勧めるところに従い、退いてはならないこと。臣はこの国を出ようと思います」

と言った。

よって馬に鞭打って退出した。
公は、韓子休を遣わして追わせて

「不明な私は、教えに従うことが出来ずに、 このような状況になってしまった。夫子が国を棄てていってしまうなら、寡人も一緒に国を棄てよう」

と言わさせた。

晏子は馬に鞭打って返った。
御者が
「退出するとき、あのように早かったのに、なぜいま返ることも早いのですか」
と咎めたが、
晏子は「おまえの知るところではない。 公のお言葉があったのだ」と言った。


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