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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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https://shutou.jp/post-3791/  より

・景公燕して無功を賞し、有司を罪す、晏子諌む【第七】

景公は宴を開いて国内に賞し、一万鐘の者が3人、千鐘の者が5人であった。命令が3たび出たが、 会計官は功績のない者に与えられた恩賞であるので従わなかった。
命令が3たび出たが、裁判官で従う者はなかった。そのため公は喜ばなかった。

晏子が見えた。
公は晏子に
「寡人はこう聞いている。国の君たる者は、愛好する人には便宜をはかってやり、疾悪する人を疎遠にする」
と言った。

晏子は
「嬰はこう聞いています。
君が正しくて臣が従う、これを順といい、君がかたよって臣が従う、これを逆といいます。
いま君は讒諛(讒言をし、へつらう)の臣を賞して、 官吏を必ず従わさせば、君がその道を失わせ、臣はその職守を失います。

古代の聖王が愛するものに恩賞を与えたのは、善を勧めようとしたためです。
その憎むところに罰刑を設けたのは、暴を禁ずるためです。

むかし、夏・商・周がそれぞれ興起したのは、国に利ある者を愛し、国に害ある者を憎んだからです。
ゆえに愛する所以を明らかにすれば、賢良の者がふえ、 憎む所以を明らかにすれば悪人はいなくなります。
ここをもって天下は治まり、人民は集まります。

国が衰えるのは、行ないが手軽で、身は逸楽に安んじ、自分に従う者を愛し、逆らう者を憎むからです。
ゆえに愛する所以を明らかにすれば悪人が増え、 憎む所以を明らかにすれば賢良はいなくなり、人民は離散し、社稷は危うくなります。

君よ、いま上は聖王の興ったゆえんを考えず、下は悪君の衰えるゆえんを見られない。
臣は恐れます、君が悪政を行って有司があえてそれを正そうとせず、 よって社稷が覆り宗廟を危うくしようとすることを」
と言った。

公は
「寡人は知らなかった。裁判官の考えに従おう」

と言った。


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お読みくださりありがとうございます。
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