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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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・景公寒途に遊び死胔を恤えず、晏子諌む【第十九】

景公は外出して冬の途に遊び、死体を見ても黙然として憂色もないようであった。
晏子は諌めて
「昔わが先君桓公は遊覧した時、飢えた者を見ればこれに食を与え、病める者を見ればこれにお金を与えました。
命じて労役をさせても過労させることはなく、税金を取り立てても、多く取らないようにされました。
そのため先君が遊覧しようとすれば、人民は皆喜んで『わが村に遊覧してほしい』と言うほどでした。
いま君は冬の途を遊び、40里にわたって人民は財力を尽くしても、君の徴収に応じきれておらず、労力をつくしても、なお君の使役をまなかいきれておりません。
人民は飢え凍えて、死体が道にならんでいます。
にもかかわらず君はこれを憂えません。
これは君主としての道に反しております。
人民の財力が尽きて下は上に親しむことがなく、 君はおごり贅沢になって、上は下に親しむことがなく、上下はたがいに離れていきます。
君臣が親しむことがないのは、これ夏・商・周三代の衰えたゆえんです。
いま君をこれを行っておられます。嬰は公族が危うく、異姓の福となることを恐れています」

と言った。

公は
「そのとおりだ。上が下を忘れて、民財を多く取って、民を忘れておった。わしの罪は大きい」
と言った。
ここにおいて死体を葬り、蔵米を民に施し、40里にいる民に夫役を1年間免じた。
そして公は3ヶ月遊覧しなかった。

・・・・・・・・・・・・・


いい話です。


お読みくださりありがとうございます。
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