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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
東洋経済オンライン より

上記文抜粋
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マザー・テレサの「黒い噂」を追う男の言い分
なぜ平和と慈愛の象徴を批判するのか


平和と信義、慈愛の世界的な象徴である人物を批判することは、誰もがすることではない。実際には、そんなことをする人はほぼいない。しかし、アループ・チャタージー(58)は人生の大半をそれに費やしてきた。チャタージーは、故マザー・テレサを最も声高に批判する人物の1人だ。

内科医のチャタージー自身、それが孤独な活動であると認識している。「私は独りぼっちのインド人だ」と、チャタージーはインタビューで語った。「莫大な時間を彼女に費やさなければならなかった。その代償もあったかもしれない。いや、実際にあった」

チャタージーのライフワークは、マザー・テレサが9月4日、「聖人」に認められたことで、当然ながらより困難になる。

「この神話の正当性が問われるべきだと思った」

実際のところ、チャタージーが批判しているのはマザー・テレサの真の姿に対する欧米社会の捉え方だ。チャタージーはマザー・テレサの列聖に伴い、彼女が1950年に「貧者の中の貧者」の救済活動を始めたインドのコルカタ(カルカッタ)に残した遺産について、人々の認識を変えたいと思っている。

コルカタで生まれたチャタージーは、成人するとマザー・テレサにまつわる話に違和感を覚えるようになった。コルカタが世界で最も悲惨な場所、「ブラックホール」と表現されたことが最初のきっかけだ。

「私が仕事をしていたスラム街で修道女の姿を見かけたことは一度もなかった」と、チャタージーは言う。「それは東洋の人々と都市に対するカトリック教会の帝国主義的な思惑であり、私たちの威信と名誉を無視している





そして彼はこう付け加えた。「この神話の正当性が問われるべきだと思った」

「苦しみを礼賛」していた


何百時間にも及ぶ調査を実施したチャタージーは、マザー・テレサが創立した「神の愛の宣教者会」の運営施設が「苦しみを礼賛」していたことを知った(彼は2003年の著書に詳しく記している)。子供たちはベッドにくくりつけられ、瀕死の患者にもアスピリン以外何も与えられなかった。

マザー・テレサは質素と倹約を極端なまでに信奉し、皮下注射器を使いまわし、患者たちが互いの面前で排便しなくてはならないような粗野な設備を許容していたと指摘しているのは、チャタージーだけではない。

しかし、マザー・テレサのコルカタでの活動が欧米社会で高く評価されていることをチャタージーが知ったのは、1985年に英国に渡り、地方の病院で仕事をするようになってからだ。


1994年、チャタージーは作家で映画製作者のタリク・アリが経営するバンドン・プロダクションズに接触した。最初は電話で十数分話しただけだったが、英国の公共テレビ「チャンネル4」の編集者からマザー・テレサの活動を暴露する番組を撮りたいというオファーを受けた。そして、ジャーナリストのクリストファー・ヒッチェンズをMCに迎え、マザー・テレサの疑惑を厳しく追及したドキュメンタリー番組「Hell’s Angel(地獄の天使)」が制作された。

翌年、チャタージーは世界中を飛び回り、神の愛の宣教者会の内情を知るボランティアや修道女、作家らに面会した。100以上のインタビューを行った結果、そこで働いていた人々は医療研修をほとんど受けず、10~20年も前の医薬品を患者に投与し、排泄物で汚れたタオルを食器を洗うのと同じシンクで洗濯していたと、複数のボランティアが証言した。

それ以前に同じような批判が上がった際は、神の愛の宣教者会は否定はせず、修道女たちは問題に取り組んでいると述べていた。今日では、肉体的、精神的な障害を抱える患者のケアについて言語療法士や理学療法士から定期的に指導を受けていると彼らは主張している。また、手術やより高度な治療を必要とする患者を近隣の病院に連れていくことも頻繁にあるという。

「マザー・テレサがいたころは、理学療法士の訪問もあったが、十分な人数がいなかった」と、神の愛の宣教者会の広報担当者、スニタ・クマールは言う。

1997年にマザー・テレサが死亡してからは、神の愛の宣教者会が運営する施設は衛生面により注意を払うようになったと、チャタージーも言う。彼によれば、注射針を使いまわすこともしなくなったという。

チャタージーが自らの主張の正当性を示し、施設の改善を求めて長年努力する中で、地元コルカタの人々が自分に背を向けていると感じるようになったと彼は言う。

人々がマザー・テレサを擁護するのは、彼女が1979年にノーベル平和賞を受賞したことが要因だとチャタージーは考えている。「コルカタの人々はノーベル賞に対するあこがれがある」と彼は言う。それ以外の人たちは、ただ声高に彼女を批判することを恐れているのだとチャタージーは述べた。

しかし、欧米のローマ・カトリック教会におけるマザー・テレサの立場だけでも、一部のインド国民が彼女をもてはやす理由としては十分だとチャタージーは言う。「欧米社会が彼女をすばらしい人物だと言えば、そうに違いないとされる」


欧米社会が求めるセンセーショナリズム


自らの調査について、欧米社会ではよりセンセーショナルな内容が求められると、チャタージーは言う。

彼らは第三世界のとある都市の威厳や名声が1人のアルバニア人修道女によって損なわれたかどうかは気にもとめない」と、チャタージーは言う。「彼らが興味を持っているのはうそやインチキ、詐欺の話で、全体像には関心がない

マザー・テレサが聖人になったら彼女に対する追及をやめるのかと尋ねると、チャタージーは、記録を正す旅は続けると語った。

「私の中でこの件に終わりはない。なぜなら神話は続き、問題は続くからだ」とチャタージーは言う。「だから私も逃げ出さない」


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・・・・
抜粋終わり



過剰なまでの「禁欲」は、その裏側のすさまじい強欲がある。


マザーテレサは、凡人ではないが、善人でも偉人でもない。


この非凡ならざる女性を用いた欧米の悪事を、見なければならない。




お読みくださりありがとうございます。

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