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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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ネットゲリラ より

上記文抜粋
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蛮社の獄事件と江川さん
野次馬 (2015年5月11日 09:37) | コメント(2)

金谷農兵隊と民々亭
ドンドル銃とか傍装雷火銃とか
伊豆の罠猟
江川太郎左衛門英龍
パン祖・江川英龍


徳川幕府が潰れた原因というのは、まぁ、色々とあるんだが、内部抗争というのも激しかったわけです。足の引っ張り合いが激しくて、敵と戦うどころじゃなかったw いつの時代にも、「時代」を見ている人と、仲間内で足の引っ張り合いにしか興味のない人がいる。幕藩体制が永遠に続くという前提で、その中で自分の地位保持にのみ汲々として、それ以外、目に入らない。迷惑千万という話です。


漆間(うるま)巌官房副長官/2009/3/7

サブプライムショックを、第二の敗戦だとか、第二の黒船だとか、敗戦直後や幕末の世相に関連付けて語る人も多いんだが、確かに未曾有の事態である事は間違いない。ところが、そんな時代にもかかわらず、脳味噌の中味が江戸時代みたいな人もいる事は間違いないわけで、「自分の出世しか考えない」とか、「仲間の足を引っぱる事しか考えない」わけです。

誰とは言いません、この人の事です。
 民主党は六日、西松建設の巨額献金事件で、政府高官が「自民党議員に波及する可能性はないと思う」との見方を示したことに強く反発し、国会で追及する方針を決めた。九日の参院予算委員会で政府高官を特定、事実関係をただす方向だ。

 鳩山由紀夫幹事長は記者会見で、政府高官発言について「検察から内閣に何らかのメッセージが(事前に)送られていたのではと疑わざるを得ない」と批判。「なぜ検察捜査の行方にこんなに確信的な言動ができるのか極めて不思議だ。うっかり口を滑らせ、馬脚を現した」と述べた。

コレね、大変な失言なわけです。民主党が猛反発するのは言うまでもないが、公明党や自民党内部からさえ、文句が出ている。
 民主党の簗瀬進参院国対委員長は記者会見で、政府高官発言に触れ「政府による『逆指揮権発動』だ」と指摘。「政府高官の立場でこのような発言をすることは『自民党の方はやるなよ』とのサインとも受け取れる」と述べ、捜査をけん制したとの見方を示した。

 公明党の漆原良夫国対委員長は政府高官の発言について「事実であれば、民主党が『国策捜査』と主張していることを裏付けかねない」と危機感を表明。自民党の鈴木政二参院国対委員長も「信じられない発言だ。三権分立の戦後民主主義が確立した中であり得ない」と非難した。
さて、こうなると「政府高官」て誰なんだ? というのが気になるところなんだが、二階堂.comの天敵、漆間というバカです。

二階に関しては、やらないとかやるとかいろいろ話が出てたが、結局やったのは、"政府高官"こと漆間のバカが「自民党に捜査はない」なんて言ったからだろう。発言自体は国会で問題視されているしな。漆間よ、おまえ来週の参議院予算委員会をどうやって乗り切るつもりだ。河村官房長官は今すぐに漆間を更迭しろ。

 検察としてみれば、上記の発言で「たかが警察上がりの分際で検察にケンカを売りやがって!」と思うだろう。元警察庁長官なんて、検察の前ではハナクソだ。そういうくだらない煽りのせいで二階側の捜査になったんだろう。自民党を壊すアホなやつだ。

まぁ、せいぜい足の引っぱり合いで自滅してください、といったところなんだが、さて、こういう人物は昔からいるわけだ。江戸時代には
鳥居耀蔵というバカがいて、

権謀術数に長けていたため、当時の人々からは"蝮(マムシ)の耀蔵"、或いはその名をもじって"妖怪(耀・甲斐)"とあだ名され、忌み嫌われた。また、この時期に北町奉行だった遠山景元(金四郎)が改革に批判的な態度をとり規制緩和を図ると、鳥居は水野と協力し、遠山を北町奉行から地位は高いが閑職の大目付に転任させた(遠山は鳥居失脚後に南町奉行として復帰した)。
遠山の金さんの敵役なので悪い人です。異論は認めないw で、ペリー提督来日の20年前、このオヤジが東京湾の測量をやるんだが、その手法を巡って江川英龍公と対立する。江川さんは幕府の代官だったんだが勉強熱心で、西洋式の測量術を学んでいたのだ。コレで破れた鳥居耀蔵は蛮社の獄事件というのを起こして江川さんの追い落としを謀る。

蛮社とは、田原藩士渡辺崋山、高野長英、小関三英ら洋学者を中心に町医者・藩士・幕臣等有志の者が海防目的で蘭学や内外の情勢を研究していた尚歯会(しょうしかい)を、「蘭学という野蛮な結社」と国学者の側が蔑んだことによる。ただし、尚歯会自体への弾圧ではなく、尚歯会の関係者の一部が処罰された事件である(尚歯会主宰の遠藤勝助は処罰されていない)。

モリソン号事件を知った高野長英が「戊戌夢物語」で幕府の異国船打払令に反対したことを、大塩の乱で神経を尖らせていた幕府目付鳥居耀蔵が敵視し尚歯会に目をつけていた。また、鳥居が、尚歯会員である幕臣江川英龍と江戸湾岸の測量手法を巡って争った際に、渡辺崋山の人脈と洋学による知識を借りた江川に敗れ、老中水野忠邦に叱責されたこともあって、鳥居は政敵としても警戒していた。
コレで江川さんは出世が遅れ、日本の近代化が遅れたわけです。コレがなければ、徳川幕府はもっと早く近代化を進めて、今ごろは徳川24代将軍が全アジアを支配していたかも知れない。で、鳥居の謀略で閑職に追いやられた江川さんは、地元の百姓を集めて兵隊ごっこに励みます。

その当時は、まだ世相が落ち着いていたので、どこにも「軍隊」というモノがなかった。代官というのは部下が十数名しかいないんだが、それもみんな「文官」です。帳面しか付けられない。ところが江川さんは、近所の百姓集めて、自宅の庭で作った最新の雷管式小銃持たせて民兵を組織する。日本初の「農兵」ですね。その後、この農兵システムは新撰組とか奇兵隊とか、敵味方双方に引き継がれるんだが、元祖は江川さんです。

さて、近所の百姓集めて兵隊ごっこやって遊んでいた江川さんに、突然、降って湧いた大役が任せられます。時は1849年、英国船マリナー号が下田に現れ、制止もきかず勝手に測量をはじめる。困り果てた幕府は、江川さんに追い払うように依頼する。

一世一代の出番というので張りきった江川さんは、蜀江の錦の袴に身を固め、配下の兵たち(といっても近所の百姓)に揃いの軍服を着せ、最新の雷管式小銃を持たせ(といっても自宅の庭で作ったモノ)、「右向け、右、前へならえ」の号令のもと、整然と行進して交渉に赴くわけだ。そんな号令も江川さんが発案したモノなんだけどね。馬鹿にしていた日本という国で、突然あらわれた「近代的軍隊」に、マリナー号のイギリス人は気押される。

1849年4月12日。江川太郎左衛門はマリナー号に乗船し、船長のマチスン中佐と船室で会見する。「マチスン殿に尋ねたいことがある。日本やオランダには法律と申すものがござるが、貴国にも法律はござるのか」「もちろん、ござるわ。江川氏はイギリスをあまりご存知ではないようですな」「私は大英帝国を紳士の国と聞き及んでいる。この旨間違っておりましたかな」「いえ。イギリスは確かに紳士の国でございます」「ならば話は早い」

許可なく測量したマリナー号を非難する太郎左衛門。「これは日本政府よりの正式な通達でござる。紳士の国ならなにとぞお引取りいただきたい」「その通達を断れば」「この船を沈めるほかござらぬ。スパイ行為を働いた船は国家間の問題にならず、当方にて処分できる」「確かに」「無論それは最終的手段であり、貴船が立ち去ることを約束してくだされば、当方はそれを信じて引き上げ申す。これまでの違法行為も一切罪に問わぬ」「貴国の寛大な申し出に感謝する」マリナー号事件は一応の収束を見る。

鳥居耀蔵は、これに先立つ1844年に失脚していたので、江川さんはコレで中央政界に復帰します。江川さんがいなかったら、今ごろ日本は英国領です。

というわけで、どんな時代にも、「時代」を見ている人と、「目の前の敵」しか見ていない人がいるわけだ。目の前の敵しか見ていない人間にとっては、敵というのは自分の仲間うちなわけです。同僚の足を引っぱる事しか頭にないので、こういうヤツを生かしておいてもロクなモノになりません。頭の中が江戸時代の人はとっとと追放しちゃった方が日本のためです。

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抜粋終わり


昔江川、今植草教授・小保方さん。{古賀さんも最近はエントリーかな}


お読みくださりありがとうございます。

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