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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
DEEPLY JAPAN  より

上記文抜粋
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「長州レジーム」から日本を取り戻す! 維新前後の妄想

お正月そうそう、岩上さんのところの、

「長州レジーム」から日本を取り戻す!というキャッチフレーズのついたシリーズを視聴した。

シリーズの詳細はここ。一般会員の方はここらへんから今でも見られます。そうでない方は単品500円で視聴できます。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/382111


お話になっているのは、拓殖大学・関良基准教授で、お話の下敷きになっているのはご著書の

赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢

大変興味深いです。ただ、オフィシャルバージョンであってもいわゆる明治維新というイベントの成り行きを知らない人にはちょっときついかもしれないです。

内容的には、ここ数年有名になった、「明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」とかぶります。

明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫)

さらにいえば、この有名になった本は、(難癖をつける意図はまったくありませんが)、昭和27年という早い時期に出されたこの本に相当似ている、またはその解読である可能性もあるのではないかという指摘もある。

維新正観―秘められた日本史・明治篇 (PP選書)
蜷川 新,礫川 全次
批評社

蜷川氏はあの室町幕府の政所執事の伊勢氏の家臣で、それ自体で政所代を出す家柄で、その後徳川幕府の旗本となって維新を迎えた家柄で、明治維新というイベントの悲劇的な関係者でもあった、旗本小栗忠順の義理の甥にあたる、インテリの方であった由。



■ 維新周辺の獰猛さ

で、いろいろと論点のある話だし、今年は明治維新から150年というので安倍内閣はお祭りにしようとしている風があるので、折々に批判していこうと思う。

それはそれとして、このブログ的には、上の動画の中のこの話をまずご紹介したい。

明治維新前後の関係者の、わけのわからない夜郎自大な世界観でございますよ。

一般に、吉田松陰が、朝鮮と満洲を取れと言っていたという話は有名だけど、それどころじゃないんですよというお話。この話は前にも書いた気がするけど、多分、当時の主だった人たちがこれほどまでであったとは、一般にあまり知られていないような気もする。揃いもそろって、あっちもこっちも取れ、切り取れ、という頭になっていたわけですよ。

この中で松陰に次いで有名なのは、おそらく佐藤信淵。実際大陸に切り込んでいる時代にはむしろ称賛されていた。



動画からクリップさせてもらって、加工しました。












こういう発想を持っていた人たちが明治政府を経営していたのことを考えれば、1945年まで続いた膨張運動には何の不思議もないというべきでしょう。

まだ日本国内をどうするのかもわからないうちから、北海道に歩を進め、台湾、朝鮮に対するアプローチがあって、ついに日清戦争が来て、勝った。講和条約でかなり法外な要求をしていたのもここから見ればまったく無理がなく、次に日露戦争が来て、実際には日露直接対決という戦争ではないのだが、ともあれ勝って妙な自信をつけた。そして、そこで終わらないのも無理はなかった、って話に見えるわけですよ。

アメリカ、ロシアとの間でビギナーとしては上出来の外交をしていた江戸幕府の人たちとの差は歴然というべき。そしてそれらの慎重で腹の座った幕閣が騒動のたびに潰えていったことが日本の不幸でしたね、ほんと。結局日本というのは、妄想に基づく膨張主義 vs 外交、要するに幣原 vs 田中義一、みたいに考えるとたいていわかりやすいと思う。

2018年にとって安心なのは、中国もロシアも強いので、いかに安倍ちゃんが俺の晋の字は高杉晋作の晋の字だと言おうとも、だからなんだで終わる可能性の方が高いことだが、それでも、長州を声高に言う人たちが政権を取っていることの不安感はぬぐえるものではない。

世界情勢が大変だから私たちも大変だというのは一つあるとして、しかし、同時に、私たちは独自に大変な人たちを抱えているという考えを断固持つべき。2018年は、明治維新との戦いだなと思う次第。

■ オマケ:心の支え

心の支えとして、私が好きな日本史の中の天皇はこういう感じ。

「満城の紅綠誰が為にか肥ゆ」

そして、川路聖謨や岩瀬忠震が活躍する日本であったらと思わずにいられない、というのを過去のことにせず、またそうなるのだと思い続けたい。

川路聖謨や岩瀬忠震の時代を想像してしまう。あの人たちが快活に振る舞えた日本のままであったなら、と思わずにはいられないのが歴史好きの私の本音ですね。

幕末、日本との交渉にあたったプチャーチンに随伴していた作家のゴンチャロフは、川路の聡明さを愛でる快活な文章を残している。そこからわずか50年の後、日露戦争の仲介人として英米がついたとわかった途端、なんの脈絡もなく樺太を攻めて占領する我らの日本軍がそこにいた。同じ民族とはとうてい思えないぐらいの変化をしたのは、ロシアではなく日本の方だと私は思う。

ロシア破壊願望をやめられない日本



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抜粋終わり

>まだ日本国内をどうするのかもわからないうちから、北海道に歩を進め、台湾、朝鮮に対するアプローチがあって、ついに日清戦争が来て、勝った。講和条約でかなり法外な要求をしていたのもここから見ればまったく無理がなく、次に日露戦争が来て、実際には日露直接対決という戦争ではないのだが、ともあれ勝って妙な自信をつけた。そして、そこで終わらないのも無理はなかった、って話に見えるわけですよ。

>アメリカ、ロシアとの間でビギナーとしては上出来の外交をしていた江戸幕府の人たちとの差は歴然というべき。


そもそも革命・政権奪取の後に、内治を固めるのが、長期政権の秘訣なのですが、明治阿呆帝国は、日本国を江戸政府から簒奪してから、即外征。また外征・行きつく暇もなく外征。

こりゃ~普通に滅びる。

江戸幕府の長さ・安定は、家康・秀忠・家光と戦争をなるべく避け、外征を一切しなかったことにある。

漢・唐・宋・明・清。統一後、一時期内治に専念する時期をもって、その余力をもって、外征をした。
下手に外征に手を出すと、漢は、匈奴の大物に劉邦が完敗。唐も世界最強の突厥を電撃戦で滅亡させたが、高句麗にまで手を出して「魏徴のいうこと聴いりゃよかった」とぼやくハメに。

まあ宋は、「もう戦争いや~」となったが、二代目太宗が妙に気張って大敗戦をする。

戦後復興を望まれた新政権が「外征だ!!」てなるとおかしくなる。

現に、敗戦後、日本は経済復興を志し、邁進するとあっというまに「世界有数の経済大国」になれた。それを明治からやっていたら、世界の超大国だったかもしれない。


なんか、真っ当な「安民と統治」の思想がどこか日本って社会は欠けているのではないのか?

天皇制で文官は全く軍事に疎くなり、武人は武士となり、武張った指向で、戦士としての評価を気にするあまりに将帥の資質や徳をおろそかにする。

その辺はまだ朝鮮半島の方が優れていると思うよね・・・


経済と政治と軍事とのつながりが、バラバラ・・・。社会としての繋がりがオカシイ・・
これでは戦略も糞もないと思う。
これは、どうも日本の思想・宗教というOSの弱点に思える。

総合的な思想の密教が「祈祷専門」になり、禅は根性論・浄土念仏は、諦観指向・・・。

儒学は「天皇真理教」

なんかその異常さ。一途さの過剰評価を辞めないと・・・

多分、これは日本の「職人=高級奴隷」の思想というのが一番の癌かも・・。

職人はそれはそれで立派だが、それでは社会は回らん。耶律楚材が「儒学官僚は、統治の職人」と言ったが、その「統治・政治の職人」の思想だけは、日本はそれを中抜きにして高級奴隷の尊重ってなりがちになったように思える・・。
これもどうも「天皇制」と関係があるのかもしれないが。まあ天皇は「革命忌避」だが、儒学には「革命も容認」って思想だからね。


お読みくださりありがとうございます。






追記

今朝NHKで「仁和寺の秘宝。もう一つの御所」とかいうのをやっていた。

秘仏の「薬師如来」を映像とはいえ見れて良かったが。

そう、維新に一つの門跡が関わっているようで。

あと、敗戦後、昭和さんが仁和寺で出家遁世で、謝罪と法を糺す計画もあったが、それはつぶれた。

で、今上さんの譲位で、仁和寺・・・

怪しい政治的な意図・・・


仁和寺がらみで始まった明治維新が、仁和寺がらみで、終わるのを願おうか・・。



さらに追記

金玉満堂ブログ より
上記文抜粋
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蒼井そらさんが結婚宣言
苍老师结婚!一个宅男时代的终结?
苍老师结婚了。一个宅男的时代的真的就这么结束了。

1月1日,她在社交网络上突然发文宣布结婚,说对方不是帅哥,也没有钱,但接受了她以前的工作。

蒼井そらさんが結婚宣言

俺の青春は終わった。

______________________

ここまで愛されるとは・・

・・・・・・
・・・・・・
抜粋終わり


たしか蒼井そらさんはAV女優だったと思う。

その人ですらこれほど中国人に愛される・・て本当に日本国大丈夫か「中国脅威論」など言って?

戦争する理由ないよな。それでも侵略?攻撃される?基地外そのもの・・・




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『負け戦を求めた明治政権』
  • from ローレライ :
  • 2018/01/03 (19:38) :
  • Edit :
  • Res
『負け戦』のナポレオンと秀吉に憧れる『バルバロッサ作戦に憑り憑かれた狂信者たち』の『天皇人質クーデター』で成立した明治政権だが『バルバロッサ作戦に憑り憑かれた狂信者たち』とは日本国民は知らない事が『無責任政権』を許す原因となる。
Re:『負け戦を求めた明治政権』
2018/01/04 10:01
>『負け戦』のナポレオンと秀吉に憧れる『バルバロッサ作戦に憑り憑かれた狂信者たち』の『天皇人質クーデター』で成立した明治政権だが『バルバロッサ作戦に憑り憑かれた狂信者たち』とは日本国民は知らない事が『無責任政権』を許す原因となる。

その通りです。

ロシアと組んで、美味しい思いをするよりも、狂信で死にたい狂信者に、日本は支配されてます。
NWOに天皇真理教徒・・・。

こいつら抹消できる元年にしたいですね。


書き込みありがとうございます。
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