故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
2024/05 04 < | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | > 06 |
---|
DEEPLY JAPAN より
上記文抜粋
・・・・・・・・・
介入だらけの人生だったUS (2)・1994年の日本関連記事
どこからそんな考えが浮かんだのかよくわからないけど今朝は、スノーデン、マルウェア問題こそ現在の問題の核心なのかもなぁなどひとしきり考えた。これをカバーアップするためにこそ、巨大な戦争事態が必要だ、という倒錯した話。
もしそうだとすればここ数年のアメリカ+属国群のあまりにも幼稚で、あまりも愚かしい様の理由もつくのではないのか、など思ったりもする。他に手はないからパンツも脱いでる、といったところ。
それはそれとして、折からロシアが米大統領選挙に介入した~とかいう騒ぎがあまりにも長引いてるせいで、アメリカでは結構な人が、米政府は世界中の選挙に介入しまくった、ルーチンでやってたと語る人が出てきて笑える。
一例をあげればフィリップ・ジラルディか。この人は元CIAでも結構上の方だった人。
http://www.unz.com/pgiraldi/russiagate-suddenly-becomes-bigger/
元CIAという人たちは、まったく当然に、誰でも知ってることだと言っていくつかの例をあげるのだが、その筆頭は、1996年のロシアのエリチンの選挙。これは国務省の陣頭指揮でやっただろ、と。
あとよく出てくるのは、1976年のイタリアの選挙。イタリアは戦後一貫してイタリア共産党が強かったがこの年はさらに強かったらしい。で、CIAは総出で、イタリア共産党が勝ったらソ連に支配されるのだと大騒ぎをしかけたんだそうだ。
誰しも思いつくが、この流れの上にイタリアでのグラディオ作戦が来るんでしょうね。暴走が止まらなかったみたいなもんか。
この記事もたくさんの介入の記録。
America’s long history of meddling in other countries’ elections
https://www.channel4.com/news/factcheck/americas-long-history-of-meddling-in-other-countries-elections
前に、介入だらけだった戦後のUSという記事を書いたが、ここで書いたのはどちらかというと軍事を伴う介入。
介入だらけの人生だったUS
今話題になっているのは選挙介入。こっちの方が敷居は低い(どんな敷居?)ので、そこら中で介入しまくっていたし今もいる。そんなのみんな知ってるだろ、という調子なのも結構笑える。
そして、実のところCIAが外国に手を入れ過ぎてるという話は今回が初めてではなく、1970年代中ごろには、チャーチ委員会、パイク委員会といった委員会が作られ、そこから情報機関の行動を監視するという発想が出て来た。大批判の時代があったわけですね。
で、1980年代に入ってレーガン政権時代にできた全米民主主義基金(NED)などは、この動きに対してCIA等が考え付いた策だろうと考えられている。つまり、自分で動くからばれるんだ、だったら民間だ、というやつ。で、それらのファンドの中のNEDが、現在のカラー革命の主たるプレーヤーになってしまった、と。
■ 日本の自民党とCIAはまったくの協力関係
そんな中、1994年に書かれた、日本とCIAに関する非常に長い記事を発見。ニューヨークタイムスの記事。
いやぁこれは保存しておきましょう。
C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's
By TIM WEINER,
Published: October 9, 1994
http://www.nytimes.com/1994/10/09/world/cia-spent-millions-to-support-japanese-right-in-50-s-and-60-s.html?pagewanted=all
中身は、ほぼ、これまでに知られたことと言っていいと思うけど、1994年の日本においてはビックリだったんじゃないのかなと想像。アメリカの、それもリベラル派としては、このあたりで自民党が一瞬下野したため、ああこれで別の時代になる、長いこと自民党一党政治をさせといたけど、これで終わったな、やれやれ、的な観測があって、あっけらかんとした記事が出たものではないかと思われる。
CIAの日本の保守派への支援は、冷戦時代の他国への操作と似ている。例えばイタリアのキリスト教民主党へのそれだ。しかし、日本のケースは秘密にされていた。それは、支援が続いていたことも理由の一部だ。自民党は、社会主義的な対抗勢力を妨害し、一党による支配を維持し、ワシントンとの緊密な関係を構築し、日本全土(throughout Japan)の軍事基地を維持する米国に対する一般民衆の反対の声を撃退した。
The C.I.A.'s help for Japanese conservatives resembled other cold war operations, like secret support for Italy's Christian Democrats. But it remained secret -- in part, because it succeeded. The Liberal Democrats thwarted their Socialist opponents, maintained their one-party rule, forged close ties with Washington and fought off public opposition to the United States' maintaining military bases throughout Japan.
だそうですよ。自民党は基地の番人だったみたいな。今となっては、まさにその通りなんだが、多分1994年の日本人は、この意味がわからなかったのではなかろうか? 多分、ソ連から守ってくれてるのよ、みたいな「気分」が優先していた。
日本の占領中に、「逆コース」事態となって反共になったからで、しまいには戦犯まで使った、それが岸です、という書き方もちょっと、苦笑。で、岸の兄弟の佐藤栄作は、共産主義と戦うには金がいるので金をくれとねだってきたとかとか、かなり身もふたもない書き方をされている。
また、朝鮮戦争中には、アメリカの初期ジャパン・ハンドのユジーン・ドゥーマンが、日本軍の隠匿物資のタングステンを児玉誉士夫を通して横流して、ペンタゴンに売って、そこで膨大な利益を生み出して、それをCIAの日本対策工作資金、すなわち自民党に流す金にした、みたいなことが書かれていた。
(軍の物資は国家のものなのだが、こうやって軍関係者というのは戦後結構な闇の行動をとって私腹を肥やしたり、軍まわりの支援に使ったりしたんだろうと思う。これに限らず)
CIAの存在の大義としては、日本の社会党にはソ連が支援しているとCIAが考えいた(後にそれは事実だったと判明)ことがあげられる。ここで、多くの人はそれなら仕方ないわね、と思うことになっているんだろうが、しかし、まぁ多分桁違いでしょう。そもそも軍と共に居座ってるんだから日本の体制がひっくり返りそうなら得意の軍事介入も可能なんだから、その可能性は限りなくゼロでしょう。
とにかく、戦後一貫して自民党はCIAの情報協力者だった、と。
また、CIAは多数の日本人協力者をリクルートしていて、すべての官庁にエージェントがいたため、交渉の中身を先に知ることもできた。しかし、日本政府もなかなかで、日米の貿易交渉はいつも米にとって都合がいいようにはならなかった、だそうだ。
ここらへんはそうなんだろうなと思いますね。日本の側も相当構えていた時代があった。
が、しかし、まぁその政権党がそれでは大枠ではそれなわけですよ。
■ 政権交代が出来なさすぎた日本
で、今更言うまでもないけど、冷戦時代に一度も政権交代ができなかったことが本当にわけても問題だったんだわなぁとか思う。
あと、結局岸をつけたのは、石橋湛山だと氏の年来の主張である小日本主義が勢力をもってしまうからだったでしょう。石橋湛山は左ではないし、旧軍関係者の中でも悪い評判がなかったらしい珍しい人だった(植民地抱えて大陸で拡張主義やってる最中に小日本主義を唱えても潰されなかった)。このへんからスタートできたらどんなにか違う日本になっていたことでしょう。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり
>で、今更言うまでもないけど、冷戦時代に一度も政権交代ができなかったことが本当にわけても問題だったんだわなぁとか思う。
天皇制で「政権交代」ってやると革命になるので、ダメだったわけだ。
あるいはアメリカの介入もあってできなかった。
でも、無理でアメリカも「爆弾の捨て場所」くらいしか日本の価値がなくなってきた。
滅天皇制・卒天皇・入日本列島共和国。
お読みくださりありがとうございます。
上記文抜粋
・・・・・・・・・
介入だらけの人生だったUS (2)・1994年の日本関連記事
どこからそんな考えが浮かんだのかよくわからないけど今朝は、スノーデン、マルウェア問題こそ現在の問題の核心なのかもなぁなどひとしきり考えた。これをカバーアップするためにこそ、巨大な戦争事態が必要だ、という倒錯した話。
もしそうだとすればここ数年のアメリカ+属国群のあまりにも幼稚で、あまりも愚かしい様の理由もつくのではないのか、など思ったりもする。他に手はないからパンツも脱いでる、といったところ。
それはそれとして、折からロシアが米大統領選挙に介入した~とかいう騒ぎがあまりにも長引いてるせいで、アメリカでは結構な人が、米政府は世界中の選挙に介入しまくった、ルーチンでやってたと語る人が出てきて笑える。
一例をあげればフィリップ・ジラルディか。この人は元CIAでも結構上の方だった人。
http://www.unz.com/pgiraldi/russiagate-suddenly-becomes-bigger/
元CIAという人たちは、まったく当然に、誰でも知ってることだと言っていくつかの例をあげるのだが、その筆頭は、1996年のロシアのエリチンの選挙。これは国務省の陣頭指揮でやっただろ、と。
あとよく出てくるのは、1976年のイタリアの選挙。イタリアは戦後一貫してイタリア共産党が強かったがこの年はさらに強かったらしい。で、CIAは総出で、イタリア共産党が勝ったらソ連に支配されるのだと大騒ぎをしかけたんだそうだ。
誰しも思いつくが、この流れの上にイタリアでのグラディオ作戦が来るんでしょうね。暴走が止まらなかったみたいなもんか。
この記事もたくさんの介入の記録。
America’s long history of meddling in other countries’ elections
https://www.channel4.com/news/factcheck/americas-long-history-of-meddling-in-other-countries-elections
前に、介入だらけだった戦後のUSという記事を書いたが、ここで書いたのはどちらかというと軍事を伴う介入。
介入だらけの人生だったUS
今話題になっているのは選挙介入。こっちの方が敷居は低い(どんな敷居?)ので、そこら中で介入しまくっていたし今もいる。そんなのみんな知ってるだろ、という調子なのも結構笑える。
そして、実のところCIAが外国に手を入れ過ぎてるという話は今回が初めてではなく、1970年代中ごろには、チャーチ委員会、パイク委員会といった委員会が作られ、そこから情報機関の行動を監視するという発想が出て来た。大批判の時代があったわけですね。
で、1980年代に入ってレーガン政権時代にできた全米民主主義基金(NED)などは、この動きに対してCIA等が考え付いた策だろうと考えられている。つまり、自分で動くからばれるんだ、だったら民間だ、というやつ。で、それらのファンドの中のNEDが、現在のカラー革命の主たるプレーヤーになってしまった、と。
■ 日本の自民党とCIAはまったくの協力関係
そんな中、1994年に書かれた、日本とCIAに関する非常に長い記事を発見。ニューヨークタイムスの記事。
いやぁこれは保存しておきましょう。
C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's
By TIM WEINER,
Published: October 9, 1994
http://www.nytimes.com/1994/10/09/world/cia-spent-millions-to-support-japanese-right-in-50-s-and-60-s.html?pagewanted=all
中身は、ほぼ、これまでに知られたことと言っていいと思うけど、1994年の日本においてはビックリだったんじゃないのかなと想像。アメリカの、それもリベラル派としては、このあたりで自民党が一瞬下野したため、ああこれで別の時代になる、長いこと自民党一党政治をさせといたけど、これで終わったな、やれやれ、的な観測があって、あっけらかんとした記事が出たものではないかと思われる。
CIAの日本の保守派への支援は、冷戦時代の他国への操作と似ている。例えばイタリアのキリスト教民主党へのそれだ。しかし、日本のケースは秘密にされていた。それは、支援が続いていたことも理由の一部だ。自民党は、社会主義的な対抗勢力を妨害し、一党による支配を維持し、ワシントンとの緊密な関係を構築し、日本全土(throughout Japan)の軍事基地を維持する米国に対する一般民衆の反対の声を撃退した。
The C.I.A.'s help for Japanese conservatives resembled other cold war operations, like secret support for Italy's Christian Democrats. But it remained secret -- in part, because it succeeded. The Liberal Democrats thwarted their Socialist opponents, maintained their one-party rule, forged close ties with Washington and fought off public opposition to the United States' maintaining military bases throughout Japan.
だそうですよ。自民党は基地の番人だったみたいな。今となっては、まさにその通りなんだが、多分1994年の日本人は、この意味がわからなかったのではなかろうか? 多分、ソ連から守ってくれてるのよ、みたいな「気分」が優先していた。
日本の占領中に、「逆コース」事態となって反共になったからで、しまいには戦犯まで使った、それが岸です、という書き方もちょっと、苦笑。で、岸の兄弟の佐藤栄作は、共産主義と戦うには金がいるので金をくれとねだってきたとかとか、かなり身もふたもない書き方をされている。
また、朝鮮戦争中には、アメリカの初期ジャパン・ハンドのユジーン・ドゥーマンが、日本軍の隠匿物資のタングステンを児玉誉士夫を通して横流して、ペンタゴンに売って、そこで膨大な利益を生み出して、それをCIAの日本対策工作資金、すなわち自民党に流す金にした、みたいなことが書かれていた。
(軍の物資は国家のものなのだが、こうやって軍関係者というのは戦後結構な闇の行動をとって私腹を肥やしたり、軍まわりの支援に使ったりしたんだろうと思う。これに限らず)
CIAの存在の大義としては、日本の社会党にはソ連が支援しているとCIAが考えいた(後にそれは事実だったと判明)ことがあげられる。ここで、多くの人はそれなら仕方ないわね、と思うことになっているんだろうが、しかし、まぁ多分桁違いでしょう。そもそも軍と共に居座ってるんだから日本の体制がひっくり返りそうなら得意の軍事介入も可能なんだから、その可能性は限りなくゼロでしょう。
とにかく、戦後一貫して自民党はCIAの情報協力者だった、と。
また、CIAは多数の日本人協力者をリクルートしていて、すべての官庁にエージェントがいたため、交渉の中身を先に知ることもできた。しかし、日本政府もなかなかで、日米の貿易交渉はいつも米にとって都合がいいようにはならなかった、だそうだ。
ここらへんはそうなんだろうなと思いますね。日本の側も相当構えていた時代があった。
が、しかし、まぁその政権党がそれでは大枠ではそれなわけですよ。
■ 政権交代が出来なさすぎた日本
で、今更言うまでもないけど、冷戦時代に一度も政権交代ができなかったことが本当にわけても問題だったんだわなぁとか思う。
あと、結局岸をつけたのは、石橋湛山だと氏の年来の主張である小日本主義が勢力をもってしまうからだったでしょう。石橋湛山は左ではないし、旧軍関係者の中でも悪い評判がなかったらしい珍しい人だった(植民地抱えて大陸で拡張主義やってる最中に小日本主義を唱えても潰されなかった)。このへんからスタートできたらどんなにか違う日本になっていたことでしょう。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり
>で、今更言うまでもないけど、冷戦時代に一度も政権交代ができなかったことが本当にわけても問題だったんだわなぁとか思う。
天皇制で「政権交代」ってやると革命になるので、ダメだったわけだ。
あるいはアメリカの介入もあってできなかった。
でも、無理でアメリカも「爆弾の捨て場所」くらいしか日本の価値がなくなってきた。
滅天皇制・卒天皇・入日本列島共和国。
お読みくださりありがとうございます。
PR
Comment