故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
DEEPLY JAPAN より
上記文抜粋
・・・・・・・
イスラエル・パレスチナ:偽善とリアリティー
トランプがエルサレムをイスラエルの首都と認めたというので、各方面から避難を浴びている。
パンドラの箱、開けたトランプ氏 エルサレム「首都」
http://www.asahi.com/articles/ASKD75FH2KD7UHBI026.html
だそうだ。
しかし、誰かが何か大きなことをしなければこの地の和平に進展はないというのも事実でしょう。
で、トランプの今回の行動に対して、ヨーロッパ勢が批判をしていたけど、あんたら自分で種を蒔いておいて、そして、実のところずっとイスラエルを支援する動きをし、したがってそれはパレスチナにとっては不利益になることをしてきて、今更何か中立っぽいことを言うってどうなのそれ、と思った。
緑がパレスチナを承認している国家。これを見ながら考えれば、欧州+日本は、イスラエルの支援者であるというしかないでしょう。
で、支援者が、イスラエルによるアラブ諸国の土地の占領をやめさせたかったら、過去何十年かの間にみんなでイスラエルを制裁するなり、しかりつけるなりして、首に縄をつけるしかなかったでしょう。しかし誰もやってない。
それどころか、世界の先進国とかいう国々は、911からイラン攻撃、シリア、リビア、再びシリアを攻撃し続けた。最終的にはシリアを思い通りにできなかったから失敗作戦と言っていいわけだが、これが成功していたら、それはイスラエル右派にとって利益になった。混乱した中東をイスラエルにとって安泰の仕組みにしていこうという「レジームチェンジ」プランだから。
それを支援しておいて、今更、イスラエル・パレスチナの和平が壊れるもないだろうと思う。
■ 動きの直接の帰結
さて、そんな中、トランプの今回の行動が示したのは、
アメリカは誠実で中立的な仲介者ではない
が確定したということ。といっても、もうずっとそうなんだが、公式にはあたかも和平推進を単独でなにかできるかのように振る舞ってきた。しかしそれはもうない。そして、
イラン、シリア株は上昇し、サウジ、ヨルダンなどは信用において暴落した
ですかね。さらに、前者は、国民と支配者層の方向性が基本的にあってる。後者は、国民の大多数は、エルサレムを占拠するイスラエルは、イスラムを冒涜していると思っているが、支配者層はアメリカとイスラエルと組んでいる、という捻じれがある。
■ ロシアが先に示唆した
今回の報道を見ていて非常に面白く思ったのは、主流メディアはトランプ叩きに忙しく、中東の、わけてもイスラエル問題にとって良くも悪くも非常に重要で、事件当事者たるイスラエルがほとんど真っ先にといっていいほど気にしまくっているロシアの動向にまったく気を払わないこと。
ロシアは今年2017年4月、
東エルサレムがパレスチナの首都となるのなら、ロシアは西エルサレムをイスラエルの首都と認めるだろう
と発言していた。
Russia will recognize W Jerusalem as Israel’s capital only if E Jerusalem becomes Palestine’s – FM
Published time: 6 Apr, 2017 22:53
Edited time: 7 Apr, 2017 09:55
https://www.rt.com/news/383777-israel-russia-capital-jerusalem/
そして、ついこの間書いた通り、パレスチナ連帯の日のプーチンの発言もここから外れてない。「イスラエルによるアラブ諸国の土地の占領の終結」という語が何を意味するのかが難しいにしても。
私たちは、関連する国連安全保障理事会の決議とアラブ平和イニシアチブを含む、確固たる国際法を基にした中東における包括的かつ公正な決着を支持しています。 決着は、1967年に始まったイスラエルによるアラブ諸国の土地の占領の終結と、東エルサレムに首都を持つ独立したパレスチナ国の創設がもたらされるようなものでなければなりません。
ケリー「イスラエルがイラン空爆しろと言った」&パレスチナ連帯の日
■ 北中東チームの存在感
で、トランプが今回、イスラエルにアメリカ大使館を置くといったからといって、それで全エルサレムがイスラエルのものになる、と読まなければならない理由はどこにもない。
そして、そうできる可能性は、イラク・シリア・リビア・シリアの一連の戦争の結果として、むしろ、低くなった、というのが現状なんじゃないでしょうか。
ただ、インティファーダが宣言されたりするのも当然予想されたことなわけで、小競り合いから、ひっかけて大戦争に発展するというリスクは想定とそてい当然ある。が、しかし、
こういう人たちが安定塊として北中東に存在するのが現状。で、イランをここに含めたことが、どれだけ安定に寄与していることか、といったところでしょう。だから、ここらへんがイスラム側をどうやってまとめていくのか、というのも重要なポイントだと思う。アメリカ、欧州に一本釣りされながら利益を希求してていい局面と、それじゃダメな局面があるでしょう。
左から、イラン、トルコ、ロシアの各外相
■ 今後
で、これらの動きは、基本的に、イスラエルとアラブの土地の民を支援してきた諸勢力との両存プランを追及して、どうにかして有効な話し合いを持たせようということなんだろうと思う。
つまり、シリアの話し合いに、武装反政府勢力もみんな入れてやるように持っていったでしょ。そういう感じ。
それによる決着がどうなるのかは一義的には参加者の意向次第だし、どれだけ時間がかかるのかも不明ではある。
この意味するところは何か。それは、キッシンジャーなどがそうであったように、アメリカが「シャトル外交」とかいって当事者を影で調整して、ほ~ら解決しました~、みたいなことはもうない、という意味ではなかろうか。
つか、もうできないと言ったも同然といった意味さえあるんじゃないっすかね。そこから考えれば、トランプは、キッシンジャー外交という実際有効だったかどうかわからんが、ともあれ強いから出来た外交を覆したということになるのかもよ、などとも思う。
別の言い方をすれば、アメリカの気配を読んですむ時代は終わったということかもしれない。
桜井さんが、トランプの行動を自爆攻撃と呼んでいたけど、自爆というより、なんか、降参って気がしないでもない私。
中東でロシアに負けつつある米国、その大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めた自爆攻撃
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201712070000/
どうしてそう考えるかというと、はしなくも桜井さんが書かれていたこれ。
本ブログでもすでに指摘したが、イスラエルとサウジアラビアだけでイランを倒すことは難しい。ヒズボラが相手でも勝てないだろうと推測する人がいる。つまりアメリカ軍を引き込む必要がある。アメリカ支配層としても、ロシアに押されている状況を変えるため、ギャンプルに出ても不思議ではない。自爆攻撃のようにも見える。
アメリカを引き込んだところで、相手は、潜在的に
ですので、勝てないんですよ。もちろん、世界を引き込んでハルマゲドン幻想の現実化というのならできなくはないと言ってもいいですが、でも、それは「勝ち」なのか?でもあり、それでも勝てないと言うことさえできるような気がするな。だって、核の冬を生き延びてもイラン人はイラン人だから。
ということから、アメリカはイスラエルさんのお付き添いとなり、パレスチナさんにはアラブ地区がどうにかまとまってお付き添いとなり、両方をよく知るロシアさんにご晩酌をという成り行きで、最終的には国連を場にする、というのが、見えるような、そして望ましいような将来ではなかろうか。
■ リスク
リスクの第一番は、こんなことしたらもう中東で戦争できへんやんか、と考える諸勢力でしょうか。ただ、その諸勢力の一番手のアメリカは、世界中の紛争を一手に引き受けられるほどの体力はもうないんだからしようがない、とも言えるのでそこから妥協の余地はあるでしょう。
また、ここまで引っ張るために、911以降(ほんとはユーゴ以降だが)、嘘をつきまくってきたことから、情報機関、メディア、シンクタンク等々が嘘と思い込みの連鎖で、到底有機的な集合体として維持できない事態に陥っている。ここをなんとかせな、というのも重要な課題だが、それが故にリスクは増大する。
さらに、結構問題なのは、イスラエル紛争は70年もやってるし、誰がどう見ても最初の入りはイスラエル(を作った人々)が悪いわけだから、これを「正邪」の争いと認識して、イスラエルに有利なことを認めるのは梃でもイヤだという人々が世界中に多数いる。しかし、現実に、イスラエルに住む人々にも70年の歴史はあるわけで、そこを完全に覆すことは難しいしやるべきでもないでしょう。
パレスチナの人たちの権利が確保され、アパルトヘイト状態が解消されることが直ちに、イスラエルのユダヤ人の撲滅だ、になったらそれは新たな火種になる。そこらへんの議論を整えていくのも、大変だろうなと思う。
冒頭に出した朝日新聞の論調などが良い例で、自分たちの70年間のいい加減さを棚にあげて、ここでいきなり平和勢力めいてもアパルトヘイト解消のための力にはならないと私は思うわけです。
あと、イスラエルに住む人たちとイスラエルをネタに戦争を組む人は別だ、という視点も重要だと思うな。
・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり
だから、共存・・・
参考 京の風 人類世界は今、COEXIST(共存)の時代。これ、地球の最新のおしゃれ。
他人とともに楽しむのはその楽しみも長いが、自分一人で楽しむのは長く続かずなくなるものだ
http://piicats.net/risukyou.htm
上記文抜粋
・・・・・・
① まず、自ら智慧の水をすべてのものに灌ぐものとなり、これによって真理を悟って成仏する。最上の宝を他人にも自分にも施し、三界のすべての心に願うところとなり、三界の法王の境地に到る。(灌頂施)
② また、あらゆる人々に義利(よきもの)を施し、世の生活に不如意なものを取り除く。そうすれば、この世の一切の願いは満ち足らされるであろう。(義利施)
③ 次に、如来の法(おしえ)を人々に施すことにより、一切のものが法性(普遍の真理)を獲得することであろう。(法施)
④ 最後に、生(いのち)の資(もと)となる種々様々なものを施す。この行ないによって、世のすべての飢えたるものは、ことごとく苦しみから救われ、身口意(しんくい)も安らかで楽しいものとなるであろう。(資生施)
・・・・・
・・・・・・・
抜粋終わり
http://www.geocities.jp/kaysak864/liuxiu/54.htm
上記文抜粋
・・・・・・・
劉秀は一貫して他人を喜ばせることで自分も喜ぶという人間である。劉秀の言葉には次のようなものがある。
「人とともに楽しめばその楽しみは長く続くが、自分一人で楽しむのは長く続かず無くなるものだ(楽人者其楽長,楽身者不久而亡。)」
劉秀は天性の世話好きであり、お節介な人間である。酒も飲めないのに宴会好きなのも、他人が喜ぶ姿を見るのが楽しいのである。自分自身で楽しむよりも、他人と楽しむのがよいというのは心からの実感であった。
家庭でも、家計を破綻させそうな兄の劉縯のため農業に努めて稼いだし、税金の減免交渉に出たり、姉の結婚相手を探すのに協力したりと、ここでも他人の世話ばかりである。長安での学生時代も同級生のために解説してあげたり、郷里から上京してきた人に情報を与えたりしていた。いい人づくしである。
侠客とつき合いがあり裏社会に通じているという裏の面があると思ったら、そこで行ったことも逃亡者を匿って逃がしてあげることだった。どこまでも困っている人を助けるのが何よりも好きな性格なのだ。
河北へ脱出したとき、自らのことを考えれば河北の有力者と連携し独立の準備をすべきなのに、そうせずに、王莽の新法で法律にかかって困っている人々を救済する作業を始めた。
王郎との戦いが終わったとき、敵に内通した者の内心を思いやって許してやり、銅馬軍との戦いの後は自分の命をかけて不安におびえる銅馬軍を安心させた。皇帝に即位すると兵士たちの家族との再会の願いを叶えるため奴婢の解放令を出した。隠者を招聘しても相手が拒絶すれば強要せずに、相手の志に従った。
皇帝になっても相手の気持ちを考えて喜ばせるという劉秀の行動原理は変わらなかった。
死に際しての遺言が「朕は百姓に益するところなし」という衝撃的な言葉で始まるのも、自分が他人に何ができるかということを常に念頭に置いていたことを示している。最後の瞬間まで他人に対して何をできるかを考えていたのだ。劉秀の言葉や行動には、常に相手の視点から見て考え、相手の望みをかなえるという思想がこもっている。そしてそれを自分の喜びとして取り込んでいくのが劉秀なのである。
この劉秀の性格をかつて馬援は、人にしてあげられることがあればすべてしてあげようとする人だ(極盡下恩)と評したほどである。
ただ人の望みをかなえることばかり考えて、人に与え続ける生涯を生きた劉秀は、逆説的にも世界のすべてが自分のものになってしまう。それも文字通りの世界帝国の支配者としての物質的なものだけでなく精神的なもの――国民からの厚い信頼、美しい妻と愛する家族、生涯変わらぬ戦場の戦士たちとの友情……。
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抜粋終わり
およみくださりありがとうございます。
上記文抜粋
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イスラエル・パレスチナ:偽善とリアリティー
トランプがエルサレムをイスラエルの首都と認めたというので、各方面から避難を浴びている。
パンドラの箱、開けたトランプ氏 エルサレム「首都」
http://www.asahi.com/articles/ASKD75FH2KD7UHBI026.html
だそうだ。
しかし、誰かが何か大きなことをしなければこの地の和平に進展はないというのも事実でしょう。
で、トランプの今回の行動に対して、ヨーロッパ勢が批判をしていたけど、あんたら自分で種を蒔いておいて、そして、実のところずっとイスラエルを支援する動きをし、したがってそれはパレスチナにとっては不利益になることをしてきて、今更何か中立っぽいことを言うってどうなのそれ、と思った。
緑がパレスチナを承認している国家。これを見ながら考えれば、欧州+日本は、イスラエルの支援者であるというしかないでしょう。
で、支援者が、イスラエルによるアラブ諸国の土地の占領をやめさせたかったら、過去何十年かの間にみんなでイスラエルを制裁するなり、しかりつけるなりして、首に縄をつけるしかなかったでしょう。しかし誰もやってない。
それどころか、世界の先進国とかいう国々は、911からイラン攻撃、シリア、リビア、再びシリアを攻撃し続けた。最終的にはシリアを思い通りにできなかったから失敗作戦と言っていいわけだが、これが成功していたら、それはイスラエル右派にとって利益になった。混乱した中東をイスラエルにとって安泰の仕組みにしていこうという「レジームチェンジ」プランだから。
それを支援しておいて、今更、イスラエル・パレスチナの和平が壊れるもないだろうと思う。
■ 動きの直接の帰結
さて、そんな中、トランプの今回の行動が示したのは、
アメリカは誠実で中立的な仲介者ではない
が確定したということ。といっても、もうずっとそうなんだが、公式にはあたかも和平推進を単独でなにかできるかのように振る舞ってきた。しかしそれはもうない。そして、
イラン、シリア株は上昇し、サウジ、ヨルダンなどは信用において暴落した
ですかね。さらに、前者は、国民と支配者層の方向性が基本的にあってる。後者は、国民の大多数は、エルサレムを占拠するイスラエルは、イスラムを冒涜していると思っているが、支配者層はアメリカとイスラエルと組んでいる、という捻じれがある。
■ ロシアが先に示唆した
今回の報道を見ていて非常に面白く思ったのは、主流メディアはトランプ叩きに忙しく、中東の、わけてもイスラエル問題にとって良くも悪くも非常に重要で、事件当事者たるイスラエルがほとんど真っ先にといっていいほど気にしまくっているロシアの動向にまったく気を払わないこと。
ロシアは今年2017年4月、
東エルサレムがパレスチナの首都となるのなら、ロシアは西エルサレムをイスラエルの首都と認めるだろう
と発言していた。
Russia will recognize W Jerusalem as Israel’s capital only if E Jerusalem becomes Palestine’s – FM
Published time: 6 Apr, 2017 22:53
Edited time: 7 Apr, 2017 09:55
https://www.rt.com/news/383777-israel-russia-capital-jerusalem/
そして、ついこの間書いた通り、パレスチナ連帯の日のプーチンの発言もここから外れてない。「イスラエルによるアラブ諸国の土地の占領の終結」という語が何を意味するのかが難しいにしても。
私たちは、関連する国連安全保障理事会の決議とアラブ平和イニシアチブを含む、確固たる国際法を基にした中東における包括的かつ公正な決着を支持しています。 決着は、1967年に始まったイスラエルによるアラブ諸国の土地の占領の終結と、東エルサレムに首都を持つ独立したパレスチナ国の創設がもたらされるようなものでなければなりません。
ケリー「イスラエルがイラン空爆しろと言った」&パレスチナ連帯の日
■ 北中東チームの存在感
で、トランプが今回、イスラエルにアメリカ大使館を置くといったからといって、それで全エルサレムがイスラエルのものになる、と読まなければならない理由はどこにもない。
そして、そうできる可能性は、イラク・シリア・リビア・シリアの一連の戦争の結果として、むしろ、低くなった、というのが現状なんじゃないでしょうか。
ただ、インティファーダが宣言されたりするのも当然予想されたことなわけで、小競り合いから、ひっかけて大戦争に発展するというリスクは想定とそてい当然ある。が、しかし、
こういう人たちが安定塊として北中東に存在するのが現状。で、イランをここに含めたことが、どれだけ安定に寄与していることか、といったところでしょう。だから、ここらへんがイスラム側をどうやってまとめていくのか、というのも重要なポイントだと思う。アメリカ、欧州に一本釣りされながら利益を希求してていい局面と、それじゃダメな局面があるでしょう。
左から、イラン、トルコ、ロシアの各外相
■ 今後
で、これらの動きは、基本的に、イスラエルとアラブの土地の民を支援してきた諸勢力との両存プランを追及して、どうにかして有効な話し合いを持たせようということなんだろうと思う。
つまり、シリアの話し合いに、武装反政府勢力もみんな入れてやるように持っていったでしょ。そういう感じ。
それによる決着がどうなるのかは一義的には参加者の意向次第だし、どれだけ時間がかかるのかも不明ではある。
この意味するところは何か。それは、キッシンジャーなどがそうであったように、アメリカが「シャトル外交」とかいって当事者を影で調整して、ほ~ら解決しました~、みたいなことはもうない、という意味ではなかろうか。
つか、もうできないと言ったも同然といった意味さえあるんじゃないっすかね。そこから考えれば、トランプは、キッシンジャー外交という実際有効だったかどうかわからんが、ともあれ強いから出来た外交を覆したということになるのかもよ、などとも思う。
別の言い方をすれば、アメリカの気配を読んですむ時代は終わったということかもしれない。
桜井さんが、トランプの行動を自爆攻撃と呼んでいたけど、自爆というより、なんか、降参って気がしないでもない私。
中東でロシアに負けつつある米国、その大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めた自爆攻撃
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201712070000/
どうしてそう考えるかというと、はしなくも桜井さんが書かれていたこれ。
本ブログでもすでに指摘したが、イスラエルとサウジアラビアだけでイランを倒すことは難しい。ヒズボラが相手でも勝てないだろうと推測する人がいる。つまりアメリカ軍を引き込む必要がある。アメリカ支配層としても、ロシアに押されている状況を変えるため、ギャンプルに出ても不思議ではない。自爆攻撃のようにも見える。
アメリカを引き込んだところで、相手は、潜在的に
ですので、勝てないんですよ。もちろん、世界を引き込んでハルマゲドン幻想の現実化というのならできなくはないと言ってもいいですが、でも、それは「勝ち」なのか?でもあり、それでも勝てないと言うことさえできるような気がするな。だって、核の冬を生き延びてもイラン人はイラン人だから。
ということから、アメリカはイスラエルさんのお付き添いとなり、パレスチナさんにはアラブ地区がどうにかまとまってお付き添いとなり、両方をよく知るロシアさんにご晩酌をという成り行きで、最終的には国連を場にする、というのが、見えるような、そして望ましいような将来ではなかろうか。
■ リスク
リスクの第一番は、こんなことしたらもう中東で戦争できへんやんか、と考える諸勢力でしょうか。ただ、その諸勢力の一番手のアメリカは、世界中の紛争を一手に引き受けられるほどの体力はもうないんだからしようがない、とも言えるのでそこから妥協の余地はあるでしょう。
また、ここまで引っ張るために、911以降(ほんとはユーゴ以降だが)、嘘をつきまくってきたことから、情報機関、メディア、シンクタンク等々が嘘と思い込みの連鎖で、到底有機的な集合体として維持できない事態に陥っている。ここをなんとかせな、というのも重要な課題だが、それが故にリスクは増大する。
さらに、結構問題なのは、イスラエル紛争は70年もやってるし、誰がどう見ても最初の入りはイスラエル(を作った人々)が悪いわけだから、これを「正邪」の争いと認識して、イスラエルに有利なことを認めるのは梃でもイヤだという人々が世界中に多数いる。しかし、現実に、イスラエルに住む人々にも70年の歴史はあるわけで、そこを完全に覆すことは難しいしやるべきでもないでしょう。
パレスチナの人たちの権利が確保され、アパルトヘイト状態が解消されることが直ちに、イスラエルのユダヤ人の撲滅だ、になったらそれは新たな火種になる。そこらへんの議論を整えていくのも、大変だろうなと思う。
冒頭に出した朝日新聞の論調などが良い例で、自分たちの70年間のいい加減さを棚にあげて、ここでいきなり平和勢力めいてもアパルトヘイト解消のための力にはならないと私は思うわけです。
あと、イスラエルに住む人たちとイスラエルをネタに戦争を組む人は別だ、という視点も重要だと思うな。
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抜粋終わり
だから、共存・・・
参考 京の風 人類世界は今、COEXIST(共存)の時代。これ、地球の最新のおしゃれ。
他人とともに楽しむのはその楽しみも長いが、自分一人で楽しむのは長く続かずなくなるものだ
http://piicats.net/risukyou.htm
上記文抜粋
・・・・・・
① まず、自ら智慧の水をすべてのものに灌ぐものとなり、これによって真理を悟って成仏する。最上の宝を他人にも自分にも施し、三界のすべての心に願うところとなり、三界の法王の境地に到る。(灌頂施)
② また、あらゆる人々に義利(よきもの)を施し、世の生活に不如意なものを取り除く。そうすれば、この世の一切の願いは満ち足らされるであろう。(義利施)
③ 次に、如来の法(おしえ)を人々に施すことにより、一切のものが法性(普遍の真理)を獲得することであろう。(法施)
④ 最後に、生(いのち)の資(もと)となる種々様々なものを施す。この行ないによって、世のすべての飢えたるものは、ことごとく苦しみから救われ、身口意(しんくい)も安らかで楽しいものとなるであろう。(資生施)
・・・・・
・・・・・・・
抜粋終わり
http://www.geocities.jp/kaysak864/liuxiu/54.htm
上記文抜粋
・・・・・・・
劉秀は一貫して他人を喜ばせることで自分も喜ぶという人間である。劉秀の言葉には次のようなものがある。
「人とともに楽しめばその楽しみは長く続くが、自分一人で楽しむのは長く続かず無くなるものだ(楽人者其楽長,楽身者不久而亡。)」
劉秀は天性の世話好きであり、お節介な人間である。酒も飲めないのに宴会好きなのも、他人が喜ぶ姿を見るのが楽しいのである。自分自身で楽しむよりも、他人と楽しむのがよいというのは心からの実感であった。
家庭でも、家計を破綻させそうな兄の劉縯のため農業に努めて稼いだし、税金の減免交渉に出たり、姉の結婚相手を探すのに協力したりと、ここでも他人の世話ばかりである。長安での学生時代も同級生のために解説してあげたり、郷里から上京してきた人に情報を与えたりしていた。いい人づくしである。
侠客とつき合いがあり裏社会に通じているという裏の面があると思ったら、そこで行ったことも逃亡者を匿って逃がしてあげることだった。どこまでも困っている人を助けるのが何よりも好きな性格なのだ。
河北へ脱出したとき、自らのことを考えれば河北の有力者と連携し独立の準備をすべきなのに、そうせずに、王莽の新法で法律にかかって困っている人々を救済する作業を始めた。
王郎との戦いが終わったとき、敵に内通した者の内心を思いやって許してやり、銅馬軍との戦いの後は自分の命をかけて不安におびえる銅馬軍を安心させた。皇帝に即位すると兵士たちの家族との再会の願いを叶えるため奴婢の解放令を出した。隠者を招聘しても相手が拒絶すれば強要せずに、相手の志に従った。
皇帝になっても相手の気持ちを考えて喜ばせるという劉秀の行動原理は変わらなかった。
死に際しての遺言が「朕は百姓に益するところなし」という衝撃的な言葉で始まるのも、自分が他人に何ができるかということを常に念頭に置いていたことを示している。最後の瞬間まで他人に対して何をできるかを考えていたのだ。劉秀の言葉や行動には、常に相手の視点から見て考え、相手の望みをかなえるという思想がこもっている。そしてそれを自分の喜びとして取り込んでいくのが劉秀なのである。
この劉秀の性格をかつて馬援は、人にしてあげられることがあればすべてしてあげようとする人だ(極盡下恩)と評したほどである。
ただ人の望みをかなえることばかり考えて、人に与え続ける生涯を生きた劉秀は、逆説的にも世界のすべてが自分のものになってしまう。それも文字通りの世界帝国の支配者としての物質的なものだけでなく精神的なもの――国民からの厚い信頼、美しい妻と愛する家族、生涯変わらぬ戦場の戦士たちとの友情……。
・・・・・・
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抜粋終わり
およみくださりありがとうございます。
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ありがとう。
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