伝染した狂気の行方・・

DEEPLY JAPAN　　より

上記文抜粋
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一極支配妄想と偽の希望


ポール・クレーグ・ロバーツさんがずっと主張していることをまた再度、再再度書かれている。この人はエライ人とだと思う、しみじみ。多くの人が偽の希望に振られている中そうはならないのは、アメリカの支配システムに巣くっているネオコン／介入主義者の異常性を目で見て知っている数少ない人だからでしょう。

ロシア降伏ということになるのか、それとも第三次世界大戦か？

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-c254.html



ずっと言ってるのは、ロシア政府は西側に希望を持つのは止めろということですね。つまり、ロシアは良識がありすぎて、自分を殺しに来ている奴がいつか考えを変えるだろうと思ってる、それは間違いだと。

狂人側は、そういうロシアを「弱い」と踏んで、もっと出て行く、つまり西側の良識に期待するロシアの行動によってもっと大規模な攻撃を生むだろう、すなわち核戦争に行くというロジック。

私は基本的にはロシア政府もそれを前提にしてると思ってる。だから、プーチンや統合参謀本部がどうしようもなくなったらすべての手段を使うと何度も繰り返しているしロシア人は納得していると見える。



では問題の核心はどこにあるのかといえばずっと同じ、アメリカ＋αの一極支配妄想が壊れないということでしょう。どうしてもやめられない。90年代以来実際には何も解決してない。

ブッシュでピークに立った動きの後、アメリカ人に偽の希望を振りまいて当選したオバマはさらに事態を悪化させ、さらに偽の希望を振りまいたトランプもまた同じ路線に入っているというのが冷静な見方というものでしょう。

ただ単純に、この間、ロシア、中国が強くなったので、ブッシュ時代、オバマ前半時代のようにアメリカが好き勝手に動けていない。だから、何かアメリカも冷静になったかのように見えるだけ。



今回のシリア攻撃は、それをはしなくも表したということだと思う。私たちはより一歩危険な時間に突入したということですね。

今日のラブロフ。ロシアとアメリカの間の信頼関係はゼロではないにせよ、ほぼ失われた、と。

Trust between Russia and US nearly lost, but not zero – Lavrov to BBC
Published time: 16 Apr, 2018 19:46
Edited time: 16 Apr, 2018 21:47

https://www.rt.com/news/424319-lavrov-us-syria-skripal/



アメリカは今回の違法、非道を絵に描いたようなシリア攻撃の結果として、ロシアに再度の制裁を掛けると言っている。3月にもなんだったかの理由でかけたが、だからといって追加がないわけではないと国務省が言い張ってる。偽の希望を持つ人は、このへんのビデオを見て、アメリカの現状がどうなっているのかを確認した方がいいと思う。国連大使といい国務省報道官といいイカレテル以外に表現できない。

U.S. Sanctions on Russia Already Hurting Putin’s Oligarchs
By Marc Bennetts On 4/16/18 at 10:44 AM

http://www.newsweek.com/us-sanctions-russia-putin-treasury-oleg-deripaska-moscow-syria-887614



もはや理由や理性、合理性、合理的な考え、法の遵守、国家主権の相互尊重といった考えは、西側では広く失わつつある。また、嘘をついてはいけない、という人類一般に広くみられる基準も破壊しつつある。

根拠なくどころか、勝手に事態を作り上げてそれを根拠に主権国家を攻撃し、破壊し、それを止めろというと、それが許せないといって他の手段で制裁にかかってくる。これを繰り返すことによって正常な経済活動に支障をきたす。イラクを追い込んだ手口と全く同じ。何も変わっていない。

これを理解することが今日とっても大事だと思う。

何も変わってないが、効果が小さくなったのは、上で書いた通り、英米仏etc.が考え直したからではなく、ロシアが単なる指標の一つであるGDPで見るよりよほど強い経済を持っている国で、さらに中国がそこを支えにかかっているという事態が現実になったから。

つまり、押し込まれた側の反発が強くなったから、押し込み強盗の野望が達成できなくなっているということ。これをもって、押し込み強盗が野望を捨てたと考えることはできない。



■ アメリカ以外の国の動向にかかってる

でね、ロバーツはアメリカ人なので、アメリカのワシントンが異常な政策を押し付け、しかもこの人は経済畑の人だから財務省が異常な処置を各国に押し付けることも知ってる。

だから、各国が反発すればいいと思ってた。ところがEUを見ればわかる通り、ドイツが基地外じみた緊縮政策でギリシャ経済を破壊してもギリシャは着いて行っちゃう始末。誰が考えてもEUから出て一時のショックを経て適正な安い通貨で暮らした方が安定する。それができない、する意思が国民にかけているだけでなく、各国の支配者層がおしなべてコンプラドール、つまり買弁政治家だということが明らかになった。

この10年ぐらいで明らかになったのは現在の先進国たらいうところの体制は、ステルスの寡頭支配にすぎないということ。

だからこのシステムから見れば人類は絶望するしかない。しかし、例えば今回のシリアへの違法な攻撃の動向を見ればわかる通り、ドイツ、イタリアは足踏み（反対とまでは言えない）、イギリスは支持したのは国民の2割ぐらいで、その倍は敢然と反対という感じ。UK国民はアメリカ国民より愚かではなかったと言えますね。アメリカ国民は、空爆という人殺し手段を用いると喜ぶという根深い病理があるがUKにおけるその病原体の侵攻はまだ死ぬほどではなかった、みたいな感じ。

そしてここでようやく表に出て来たのは、

国連安保理決議を経ない軍事攻撃は違法である、というのが国際法的な理解であって、まだ諸国民はこれを完全に廃棄したわけではないという論点。

国連安保理決議のないシリア攻撃は国際法違反 or NOT (1)

また、併せて、この現在のスキームに変えてネオコン／介入主義者が用意して30年ぐらいで「デフォルト」にしようとしている、人道主義介入は限られた国の特権だ、みたいな発想のロジックが、少なくともUKで問題視されてる。

元UK外交官のクレイグ・マーレーの最近の記事が

UK政府が発表した軍事介入を正当化する議論は、圧倒的に虚偽だというもの。この人自体は法律の専門家ではないがその後同趣旨の専門家による論があがってきたという動向までとらえている良い記事。

The British Government’s Legal Justification for Bombing is Entirely False and Without Merit
https://www.craigmurray.org.uk/archives/2018/04/the-british-governments-legal-justification-for-bombing-is-entirely-false-and-without-merit/


クレイグ・マーレーはスクリパル事件のUK政府の嘘を側面から暴いていった、この件に関しての優れた情報を出し続けている人。そもそも元外交官だから潜在的に仲間がいることは当然理解できる。

だからなのだろうが、この人のサイトはしばしば攻撃にさらされている。スクリパル事件の時も大規模攻撃にさらされてたし、今も接続できないことがある。



ということで、「国連安保理決議を経ない軍事攻撃は違法である」を確認させる方向に向かうことは、諸国民のネオコン／人道介入主義者に対する防波堤として役に経つだろうと私は思う。

少なくとも、強制MAD状態（≒管理された冷戦）にまで戻すことはできるのではなかろうか。

その表れとしては、諸国民が

アメリカ人の違法な戦争には付き合わない

という考えをしっかり持てばいい。100％反対はできなくても（日本なんか艦隊基地だし）、少なくとも兵を供給しない、賛成もしない、違法は違法だと言い続ける、といった態度でも今日の弱ったコンプラドール支配においては効果はあると思う。

本当は英米仏重なっているのにアメリカの戦争というのはおかしいんだが、アメリカが最大の戦力を持っているので、ここを除ける方向にアラインする方が、アメリカに変わってもらうより効果は早い。ある意味、アメリカをナチだと思って、みなさんレジスタンスになりましょう、みたいな感じかしら。

（こうやって考えてくるとアメリカは覇権を捨てたがってるという田中説がどれだけ悪質なお花畑説かがわかる。捨てたいんじゃない、捨てざるを得なくなるところを自分からやってるように見せたかった、というのが正解でしょう。ところがそれすらできてない。世界をリードするにはあまりにも能力の低い人が大統領だったから）



あと、経済面では、出来る限りアメリカの銀行支配の外に出ようとする、というのもキーになるでしょう。1ドルでも使うとお前は俺の支配下、という基地外スキームを、経済合理性を根拠として拒否する企業、個人が増えれば増えるだけ基地外スキームは効果がなくなる。

客はアジアにいると考えれば、20年前との比較でこれはやりやすくなったし、今後ますますそうなるでしょう。

もう一つ重要なのは、アメリカを側面支援する英仏のニュースを信じない、精神的に懐疑するというのも重要。この人たちの最大の武器はニュースという名のプロパガンダ。これを、ああ「一極支配主義者はこのように言っておるのだな」と思って流して、精神の均衡を回復する。

というわけで、私もまた、希望を捨てない派だなと自分で思う。



■ オマケ

いろいろ言ってるけど、実は、日本と中国がサウジアラビアから石油買わないと言ったら、それでもう、この一極支配妄想は文字通り燃料不足になるんだと思いますけどね。笑っちゃうぐらい。

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抜粋終り


米英につくのは良識が無いってことか。。

そういえば、韓国で面白い事件が。

聯合ニュース　より

上記文抜粋
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「ナッツ事件」妹の大韓航空専務がパワハラか　警察が調査
2018/04/13 13:41

【ソウル聯合ニュース】韓国・大韓航空の趙顕ミン（チョ・ヒョンミン）広告担当専務（３４）が広告代理店の社員にパワハラをしたとする疑惑に対し、警察が正式捜査に先立ち法規に違反したかどうかを確認する調査に着手した。ソウル江西警察署が１３日、伝えた。調査で嫌疑があると判断すれば正式に事件番号を付与（立件）することになる。

　趙顕ミン氏は大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬（チョ・ヤンホ）会長の次女。広告業界によると、顕ミン氏は大韓航空の本社で先月１６日に行われた同社の広告を担当する代理店社員らとの会議で、質問にうまく答えられなかったという理由で代理店の社員に対し声を張り上げ、顔をめがけて水をかけたとされる。

　今月２日、同代理店で利用する匿名交流サイト（ＳＮＳ）アプリにこうした投稿があり、顕ミン氏は同社に「自分が間違っていた」とするメッセージを送って謝罪したという。警察は顕ミン氏の行動が暴行、業務妨害に当たるかどうかを検討中とされる。

　ただ、大韓航空側は一部の事実を認める一方、顔に水をかけたのではなく床に向けて水の入ったコップを投げたと説明している。

　顕ミン氏の姉の趙顕娥（チョ・ヒョンア）氏は大韓航空の副社長だった２０１４年１２月、自社旅客機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って滑走路に向かっていた機体を引き返させた、いわゆる「ナッツ・リターン事件」を起こした。同社を巡るパワハラ疑惑が再び物議を醸している。

[e-mail]

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抜粋終わり

日本なら立件されるか？

そういえば、現役自衛官・それも佐官クラスの人が、民進党の国会議員を、「日本の敵」と罵倒していた。
て、まあ自衛官の全部が日本の衆生の味方ではないのは、前の戦争の時とおなじだ。

そういう不悉末を、韓国は許さない。力あるものの横暴を弾劾する。


日本は現在は「権力者・強者に媚びるのが唯一の正義」だから、まあ放射能だらけになるのだよな。

こんな国さっさと滅びろ。

つながっているこころ２　より

上記文抜粋
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2018.04.16 Mon

セクハラの温床を提供したのはメディア自身

なるほど…

菅野さんが 「新潮のあのセクハラ記事、考えたら少し奇妙だな。」
「なんで自分とこで記事にしないんだろ。それが一番なのに」
と違和感を感じられたのはこういうことだったんですね。

セクハラの温床を提供したのはメディア自身だから
後ろめたさがあるのでだから自社で記事に
出来なかったんですね。

プランニング企画

だからね…
「セクハラの事務次官は社会部マターだから追いかけられて、迫田や佐川は政治部マターだから追いかけない」ってことそのものが、あの事務次官のセクハラの温床なのよ。事務次官はセクハラの主犯。メディアが従犯。

なんとならば、「政治家や官僚とベタベタした人間関係作ってその人間関係からネタを拾ってくる」ってのが政治部の仕事のやり方で、だからあの事務次官に「女性」記者を仕向けるわけだ。総理番の記者とか官房長官番の記者が「若い綺麗な女性」だらけなのもこの文脈。

そりゃもちろんセクハラの直接の下手人はあの事務次官だ。しかしあの事務次官に「それ前提で女性記者を差し向ける」って意図が報道機関側になかったとは絶対断言できない。嘘をつけと。お前ら知ってたやろと。それを含んでいけというてたろうと。斡旋売春のノリだろうと。メディア側の責任は極めて重い

安倍晋三のFB投稿。総理番の記者から誕生日プレゼントもらって喜んどる。これ。この図。ネタ元である政治家に「若い綺麗な女性」を充てがうという構図。これがセクハラの温床ちゃうんかいと。



今俺と一緒に動いてる横川とかあるいはうちのスタッフに聞いてもろてもええけど、この構図があるから俺は女性記者とは話しない。俺みたいなもんでもネタ欲しいときはメディアは「若い綺麗な女性」を充がってくる。だから絶対俺は避ける。構図を是認したくないから。避けて男性記者とだけしか話しない。

書き方難しいけど、事実というか慣例の紹介なのでそのまま書くしかないので書くが… 総理番の番記者はこんな感じ。一般的に官房長官番はさらに「若い綺麗な女性」度合いが高くなる。（誰であれ）官房長官の方がネタ取れる時間と確率が高いから。 メディアというか各社政治部って「そのつもり」やん

メディアは猛省せんといかんとおもうよ。 女性総理、女性幹事長、女性官房長官、女性事務次官ができた時、「容姿端麗な若い男性記者」差し向けるのか？と。 お前らどんな基準で仕事しとるんだと。アホかと。 猛省せい。

事務次官（男）→記者（女）であのセクハラがあったんやから、おそらく、事務次官（男）→記者（男）の場合、ものっそいパワハラもあったんやろうなと思う。

これいうとくけど、「構造としてのメディアのセクハラ加担」に言及せずに、「あのセクハラ」だけでセクハラセクハラと指摘する路線の人は、ちょっと撤退戦考えておいたほうがいいと思うよ。怪我すると思う。

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抜粋終わり


若い未来ある若い人を食い物にするメディアと国家。

あと、なんというか、人をすさまじく軽んずる・尊厳を踏みつぶすこの国のありようそのものを見る・・
こんな国要らん。




お読みくださりありがとうございます。