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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
DEEPLY JAPAN  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・
プーチン大統領4期目就任
2018-05-07 21:13:30 | アジア情勢複雑怪奇
プーチンのロシア大統領4期目の就任式を見た。

2012年の時と比べると大分控えめで落ち着いた式だったと思う。

Putin inaugurated as Russian president




しかし就任の挨拶からは非常な決意が見えるなとも思った。とっぱじめに、私は皆さん一人ひとりに対して、そしてマルチエスニックのこの国全体に対して巨大な責任があると強く意識している、と言っていた。

これこれ。

  • As I am about to take office as the President of Russia, I am keenly aware of the immense responsibility towards each and every one of you, and towards our entire multi-ethnic nation. I am aware of my responsibility towards Russia, a country of magnificent victories and accomplishments, towards the history of the Russian state that goes back centuries and towards our ancestors. Their courage, relentless work, undefeatable unity, and the way they sanctified their homeland are eternal examples of their dedication to their Fatherland.
  • http://en.kremlin.ru/events/president/news/57416

なんとしてロシアを守る責任があると強く意識せざるを得ないのは、もちろんのこと、倒しても倒しても出て来るロシア破壊願望があるから。この勢力が無くなる、死に絶えることはないという認識のものにどうやって私たちは強くなれるのかを考えているという設計が、ああロシアだなと思う。

私が思うロシアの美質の一つは、敵をせん滅する、みたいな妄想を抱かないこと。何度か書いたけど、ハルマゲドン的な大変革があるとすべてが変わると思いなすというへんな信仰めいた思い込みを持つ人は世の中多いやに見えるけど、ロシアはロシア帝国、ソ連を通じてこの信仰からかなりフリーな集団だと思う。



ちょっとクリップしてみた。プーチンが宮殿に入ってくるところ。クレムリン儀仗兵は今日は就任式、あさってはビクトリーデーで大忙し。



その後宮殿グランド・パレスに入って演台に進むところ。多数の参列者の中には、いつもの通り各民俗代表の人たちとか宗教関係者の人たちがたくさんいて面白い。スケートのプルシェンコの顔があった。あと、ドイツのシュレーダー元首相もメドベージェフ首相の隣にいたと思う。



■ 政府はどうなる問題

で、問題は誰が首相になるのかという点。下馬評はいろいろあって、いわゆるユーラシア主権派的なグループから首相を出して固めるんじゃないかと期待される一方、クドリンみたいな大西洋主義者が副大統領のポジションを作ってプーチン体制をぶち壊しに来るんじゃないかという説もある。

人気があるから現在国防相のショイグを首相にという説もあったが、でもこの人とゲラシモフ参謀総長の体制で軍がびしっとしてるんだからここを崩すということはないのではなかろうか、いや崩さないでいただきたいと私は思った。

個人的には現在のロシアの屋台骨になってるのはゲラシモフ体制なんじゃないのか、など思うことがある。プーチンは調整者だからいろいろ妥協するし、本質的にリベラル(アメリカの「リベラル」ではない)で法と人を信じてる人なんだと思う。ロシアの皇帝としてはこれでいいが、戦時には屋台骨が必要。というところでしっかりものの軍が筋通す、といったところ。なにごともバランス。

さらに、このへんでロゴジンのような若い層を首相にするというのもいいんじゃないかと個人的には思う。試しておきたいじゃない、だって。



とかとか書きながら待っていたら、プーチンはメドヴィージェフの留任を議会に推薦する模様。




これはユーラシア主権派過激派からは大ブーイングだろうと思う。

が、しかし、メドは大西洋主義者が送り込んだシンボルと言われるけど、そうであっても相当に主権派に寄ってるんじゃなかろうかと思う。私自身はこの人が裏切り者扱いされるのはちょっと違うんでないの、とか思ってみてる。

あと中央銀行総裁も、確かにワシントンコンセンサスモデルから抜け出ないモデルでやっている人ではあるだろうけど、限られたリソースの中で相当に能力を発揮している人ではなかろうかと思ってみたりもする。

この人たちを批判する人たちというのは、影に隠れた金融ネットワークとマジで戦ってるというか、否応なしに共存している現場責任者の苦労がわからんで言ってないか、とかしばしば思う。

金融フィールドで経済を崩して、ロシアを混乱させて経済崩して、国民を無気力にして、そこで政府と主要ポジションを子飼いの奴らにやらせて実質的に乗っ取るというのがエリチンモデルなわけでしょ。それを阻止するためには、崩さないことが何より肝要だったでしょう。その点からはよく頑張ってると言うべきだと思う。

・・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり

>私が思うロシアの美質の一つは、敵をせん滅する、みたいな妄想を抱かないこと。何度か書いたけど、ハルマゲドン的な大変革があるとすべてが変わると思いなすというへんな信仰めいた思い込みを持つ人は世の中多いやに見えるけど、ロシアはロシア帝国、ソ連を通じてこの信仰からかなりフリーな集団だと思う。

ロシア正教の良い影響に思える。

参考 読めないニックネーム より

上記文抜粋
・・・・・・・・・

ヤソ=カトリックとプロテスタント

キリスト教=正教およびグノーシス

と使い分けてよく書くが
便宜的に耶蘇もキリスト教と書くこともある。
勉強すればするほど、
「キリスト教は原罪で全人類を罪人にするから邪教」
という叩きも厳密には不正確だとわかる。

なぜなら

正教の原罪(陥罪)は
先祖の罪は受け継がれないが
罪の影響は残ると考える。
つまり冤罪ではない。


西方耶蘇では
罪も引き継がれると考える。
罪の影響も残ると考える。
この原罪観だと冤罪だと思う人が多そうであり
私は冤罪だと考えている。


・・・・中略・・・・
「俺たちこそが形而上絶対存在の教えをわかっている!
異端は死ね!」

という姿勢自体が一神教的ではないからね。
実際はシーアとスンニ派は血みどろの殺し合いをしているけど
「内心に踏み込んで異端審問したら地獄行き」
の教えは素晴らしいと思う。

世界一、
内心に踏み込んで異端審問するのが
一般的な日本人(=労働教信者)なのが悲しいね。
労働教の中核はカルヴァン派だが
カルバン派ですら過労死するまで働けとは教えないぞ。


・・・・中略・・・・

長いので後述の
正教の教えの要約
(新旧教と被っている箇所あり)にまとめたが


正教会とは
http://www.orthodoxjapan.jp/seikyoukai.html
”教義的には、人間の理解をこえた事柄については謙虚に沈黙する
という古代教会の指導者(聖師父)たちの姿勢を受け継ぎ、
後にローマ・カトリック教会が付け加えた「煉獄」・
「マリヤの無原罪懐胎」・
「ローマ教皇の不可誤謬性」といった「新しい教え」は一切しりぞけます。
またプロテスタントのルターやカルヴァンらのように
「聖書のみが信仰の源泉」だとも
「救われる者も滅びる者もあらかじめ神は予定している」とも決して言いません。
かたくなと見えるほどに、古代教会で全教会が確認した教義を、「付け加えることも」「差し引くこともなく」守っています。


・・・・中略・・・・


「原罪=人類始祖の罪を全人類は継承している」
を否定する正教。
正教では人類の理想型(完全な神の像=ゴッドに似た形)は人類始祖の罪で
壊れたのであり、
カトリックやプロテスタントのように罪は継承されない、という教え。
つまり、
正教の陥罪(原罪)
=あるべき姿を失う。



西方教会(ヤソ)では「原罪」思想から、
全人類に対する神の罰をキリストが身代わりに受けてくれたことによって救われると強調。
つまり十字架刑を、全人類のために引き受けてくれた刑罰だったと解釈。
救済はイエスが神の罰を代わりに引き受けたおかげ。


原罪は、正教会的な理解によれば、
人類の元祖アダムとエヴァが犯した罪によって人間に生じた、人間性の病・ゆがみ。
正教では罪の概念が違うのでイエスによる救済の意味も違う。
「罪」=神の像の破損なので
救済=神の像の回復。

正教では「罪」は悪魔、苦難、死と一つのものと考えるので、
「救い」とは悪魔の敗北、苦難の終結、死の死滅。
完全な神の像であるハリストスの十字架上の死と復活により
私たちの神の像は回復され、
死という究極の不条理を敗北させたことが救済だと考える。


・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり


面白い。


まあ、「真っ当になれば、勝ちっていうか救済」とも言い得る正教を、「神の奴隷になれ」ていう西方耶蘇は好かんのですは。



お読みくださりありがとうございます。
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