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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
おととひの世界  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・
狂躁亭日乘・ 読売巨人軍の悪夢: 昭和48年『湯口事件』1810101200

湯口 敏彦
元読売ジャイアンツ投手
(1952.6.4~ 1973.3.22)

巨人阪神も今苦しんでるわけです
まずとってくる人材が ダメね

ダメというわけじゃないんだ
大体箔がついた人だからね

甲子園なり
大学野球あるいは
社会人なりで 赫々たる 大成功を収めた

時代の寵児が 巨人阪神に入るわけ
ところがその後ってこと

あまり伸びないと言うかね
潰されちゃったりなんかして
ああいう人たち

言っちゃ悪いけど
その時がピークってことが多いわけ
才能 も運もある

ある若い一定の時期に
使い果たしちゃった人が多い

高いカネはらって
そういう人たちを採っているのが
巨人と阪神

親会社がお金持ってるしね
一方弱小球団はそうはいきません

広島東洋カープ
今でこそ広島東洋工業がバックですけど
昔は市民球団でした

だからカネがないです
どうしたって 人と人のつながりでしか
てことになっちゃうでしょ?

そこに天の配剤と言うか
後に西武 そしてダイエーソフトバンク
最後はロッテに 三顧の礼で迎えられた

根本陸夫さん がおられ
本人の親分気質 圧倒的な人格力
そして 人を育てる熱意が

プロ野球で成功できなかった人
スポーツ用品店店主に 斡旋

全国津々浦々に配置
そこから 日々上がってくる情報
大学ノート平積み人間の背丈ぐらい

子供の頃から高校生大学生まで
全国の野球少年のデータが詰まっていて

これを活かして人材発掘と育成をやった

現在のジャイアンツと タイガースには
このデータベースがありません

だからこうなってるわけね
しかし そうなる前に

ジャイアンツも痛恨事があった
思い出したくもないだろうけど
今日はその話

ある意味日本一の超人気球団
読売巨人軍

その命運を分けた
大事件だったかもしれないよね
後の江川事件以上に

阪神は別の形で
80年代に 似たようなことをやった
それで今があるわけだヨ
金の卵をみずから潰したんだ

川上哲治監督
空前にして絶後の 大監督だったよ
個人的にちょっと知り合いだったから
悪口は言いたくない

それでも人間だからね
失敗はあるんだ
この事件は川上さん本人にとっても
痛恨事になったんだな

ともかく川上さんの天下
読売ジャイアンツ

今も破られない9連覇だからね
しかもあの当時 日本シリーズの敵役
ライバル 西本幸雄阪急ブレーブス
大変強かった

ガキだったけど
テレビラジオつけっぱなしにして
めちゃくちゃ興奮して見てたからね
それでも 勝てなかった
私は阪急応援してた

ともかく川上さん実績を作る
最初はそれに熱中した

しかし4連覇5連覇になり
即戦力 よりもこれからは
将来性重視の採用に

ということになった
当然だよ
川上さんだって V 9戦士だけで
自分が勝ち逃げして
隠居しようなんて考えてなかった

ともかくあの頃のジャイアンツ
メンバーが徹底的に 固定
新人が割り込む余地が本当に 少なかった
野球好きの子供

巨人の1番から9番までのオーダー
みんな諳んじてたからさ
そのくらい固定されてた

逆に言えば
若手が育つ チャンスが
ホトンドないチームね

川上さんこれじゃいかんと考えた
そこでドラフトも方針転換に

その目玉になるはずだったのが
湯口敏彦投手だったんだ
無名選手ではなかったんだよ

当時の高校野球の三羽烏と言われた投手
岐阜 短期大学付属高校卒業

1970年昭和45年
ドラフト1位で巨人入団
入団時に肘を故障して悩んでいた

川上巨人軍の 育成方針から
二軍でじっくりとに

1年目5勝6敗 しかし76四死球
これを問題視されフォーム改造される

しかし2年目
結果が出せない
二軍でも2勝に終わる
この頃から本人 不安を感じていたらしく
うつ病の発作に苦しむように

そして3年目のシーズン
1973年 11月 22日
巨人軍ファン感謝デー

湯口敏彦は 召集がかかった
まだ燻っていたけどドラフト1位だからね

ところがその
余興みたいな アトラクション紅白戦

湯口敏彦
一軍レベルの強打者の
強烈な洗礼をあび滅多打ちに

そこで 川上 監督および
中尾 コーチの叱責を受ける
続く27日の 納会 で
明らかにおかしくなっていて

視点が全く定まらず
誰が話しかけても喋らない

そして チームドクターから
うつ病と診断され緊急入院

当時のプロ野球コミッショナーが
院長を務めていた病院に移され
一時は回復する

しかし うつ病という病名
そうなるに至った経緯を
追及されることを恐れたジャイアンツ

湯口を連れ出し
2月の多摩川自主トレ試合 に参加させる
しかし病状は悪化

全くしゃべらなくなり
奇声を発したりするようになり
空港で取り押さえられる事件を起こす

同僚の藤本が通報
再入院となった

ここでなぜジャイアンツが
そんなことをしたのか?
ジャイアンツは 湯口 への支援を
事実上 打ち切った

そして3月22日
湯口は病院のベッドで変死体で発見
死因は明らかにされていない

マスコミは
自殺ではないかと騒ぎ立てた
なりゆきから当然だ

マスコミの矛先は
事実上の現場総責任者
川上哲治監督に向かった

しかし川上哲治監督
そこでとんでもないことを言ってしまう

『 いや我々こそ被害者なんだ
長年手塩にかけて育てた選手が
こんなことになって

ただせめてもの救いは
亡くなった選手が交通事故のような
ことを起こして
同乗者を死なせるようなことに
ならなかった ことかもしれない』

この発言が大々的に報道され

当時のマスコミ
今よりは遥かに左翼がかっていて
キツかったですから

しかも 当時の読売ジャイアンツ
日本の体育会 カルチャーの
頂点 にいたと言っていいぐらい

実際川上監督は 陸軍に従軍
そこで感銘した陸軍作戦要務令を
わざわざ『 巨人軍作戦要務令』に
作り変えたような人

『 巨人軍 = 軍隊式スパルタ 』
その結果 みたいな構図で
さらにものすごい攻撃が続いた

皆忘れているが
江川事件の時以上に凄かったです
このツケは後に大きな しっぺ返しになった

全国津々浦々の 少年野球高校野球
あるいは大学野球 指導者

教え子巨人に は
ちょっと考えようと
そういう空気

口には出さないけど出来てしまった
巨人の長期弱体化と言うか
弱くはないけど

生え抜きが育たない体質 ?
ここから始まってるんですよ

阪神の場合はそれが
1981年 昭和56年 甲子園組
金村義明・工藤公康・ 槙原寛己
空前の 金の卵 ブームの頂点にいた
本格派の ピッチャー・ 源五郎丸洋 を
つぶしたことで

繰り返してしまったんですがね
それ以後 つまりジャイアンツ
1973年

阪神タイガースは
金の卵が潰れた 85年以降

いい選手が出てこなくなったでしょ?
少なくとも無名から身を起こして
大選手になるタイプ

出てこなくなった
阪神で言えば掛布雅之みたいな人

きっかけになる事件があったんだよね
もし湯口事件がなければ
後の江川事件もことによると

起こらなかったかもしれないんだ
確かにスター選手は
ジャイアンツに入る

時の氏神みたいな人

しかし雑草から
たくましく育つタイプの人
出てこなくなった

ひ弱な体質ができていくわけね
ここ一番で弱いというチームになる

先に巨人に続いて阪神がそうなった
どちらもこういう事件が
きっかけになってるんです

そういえば源五郎丸
ファン感謝デーみたいなことで
無駄に潰されたんで
よく似ている

阪神タイガース球団
やろうと思えばいくらでもできたのに
その後 源五郎丸を 球団側で
面倒を見ることしなかった

これを見た全国津々浦々 の
野球 指導者

アソコだけはやめとこう!
ということになった

そのツケを現在の金本監督始め
歴代の人が払わされてるんですよ


・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり


なんか湯口さん・源五郎丸さん・のミニチュアや同じような例が、少なくとも30年以上続いている。

のだ。

チームでなく、国家で総包みになって・・・。


この現在の墜落は必然に思える。


お読みくださりありがとうございます。
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金の卵をイジメ潰し乗り天皇カースト教
  • from ローレライ :
  • 2018/10/10 (18:34) :
  • Edit :
  • Res
金の卵をイジメ潰しの天皇カースト教には明日が無い。
Re:金の卵をイジメ潰し乗り天皇カースト教
2018/10/10 18:59
>金の卵をイジメ潰しの天皇カースト教には明日が無い。


その通りです。

天皇こそ、日本人の最大の敵なのですよね。


書き込みありがとうございます。
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