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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
DEEPLY JAPAN  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・
乾坤一擲にもならなかったイギリスの策謀

イギリスのバカ騒ぎはまだイギリス国内だけで夢が見られているようだが、その他世界ではイギリスは馬鹿なことをしたで終わっていると言っていいかと思う。

もちろん、シリアとひっかけて何かしようとしていたという説もあるが、それよりもやっぱり、メイの演説で使われた語を考えれば、あれはNATOの自動参戦条項を使ってNATO諸国を一致させて、ロシアを敵認定するつもりだったのだろうと思う。

そうでなかったら、イギリスの領土に対する侵害行為と騒ぎ立てるその言葉の選択の説明がつかない。

英米仏独:ロシアは英の領土的一体性を侵害した

馬鹿を晒すNATOと英国防相

また、ロシアは最初から「ハーグに行け」だったことは再々書いた通りだけど、イギリスは直ちに国連安保理に持って行った。ハーグというのは化学兵器禁止機関のあるところ。ここの手続きに従って証拠を固めてから何か言えというのがロシアの主張。まさしくルールに基づく国際社会の見本みたいな対応じゃないの(笑)。

しかしイギリスはそれをせず、いきなり自国議会で騒ぎを作り、国連安保理を自分で招集。が、ここにも小さな「誤算」があって、イギリスは非公開でやりたかったようなのだがロシアが公開を主張。おかげで世界中で同時配信された。

イギリスのつもりとしては、ロシア、中国、カザフは反対するにせよ、オランダ、ポーランド、スウェーデンというイギリスがある意味子分にしてる国が今回は非常任理事国として揃っていることから、気を強くして、ここで英米仏+3国+αで一致したロシア非難の大演説をして、同時並行でNATOの非難を呼び起こす、という作戦だったのではなかろうか。

ところが、私もこの国連の各国の大使の演説を一部聞いたけど、確かにロシアを非難してはいるものの、完全にイギリスを支持しているというよりは、そこはそことして、誰であっても化学兵器はいけません、けしからんです、調べないとです、みたいな逃げが見え、最終的には立証責任はイギリスにある、俺はただイギリスに連帯を示しただけ、みたいな知恵を絞って言葉を選んでる感じの発言が続いた。

ここでイギリスの大芝居の案は崩れたと言っていいのではあるまいかと思う。公開になったというのもさり気ない効果はあったかも。

国連のこの件に関しての議事録はここ



イギリスを中心にした反ロシアの連帯ができなかったことは、数日後、プーチンの当選を各国がこぞって祝ったことで決定的になったと言っていいでしょう。

ドイツの大統領、外相、首相メルケルがおめでとうの祝電を打ったのが西側では最も早かったようだった。メルケルのお手紙なんかシンプルでとっても親切な感じのお手紙で驚く。ちなみに神経ガスに一切触れてない。

Merkel congratulates Putin on winning Russian presidential election

http://tass.com/world/995095

(今になって考えれば、3人来てるってのは、フェイクニュースメディアが、ドイツもイギリスの後ろにいる~とか書こうが覆せないほどのインパクトという意味だったのかも。)



EUのユンケル議長は、俺は前から言ってる、ロシアとの前向きな関係こそヨーロッパ大陸の重要事だ、みたいな感じで、この態度は現在イギリスメディアから叩かれまくってる(ドイツを直接叩くと他に影響が出るからユンケルが狙い撃ちされているんだと思う)。

これらドイツ勢に続いて、翌日、俺は大物だから祝電じゃない、電話だ、と思ったのかどうか知らないけど、トランプが直接プーチンに電話し、さらにtwitterでご報告。

この間、特にイギリスの事件についての言及なし。

トランプは、こう言っている。

プーチン大統領に大統領選挙勝利おめでとうの電話をした(過去にはオバマもした)。フェークニュースメディアは、俺にプーチンをこっぴどく非難してほしくて狂ってる。彼らは間違ってる! ロシアと(そして他の国と)うまくやっていくのは良いことだ、悪いことじゃない…



さらに次はいろいろ意味深かも。

「彼ら(訳注:ロシア)は、北朝鮮、シリア、ウクライナ、ISIS、イランとの問題解決に役に立ってくれるんだよ。来るべき軍備競争だってそう。ブッシュはうまく付き合おうとしたが「スマートさ」がなかった。オバマとクリントンもやろうとしたけどエネルギーもなかったし相性も良くなかった(RESETボタン覚えてる?)。PEACE THROUGH STRENGTH(強さから生まれる平和)だぜ!」

Donald J. Trump‏認証済みアカウント @realDonaldTrump

.....They can help solve problems with North Korea, Syria, Ukraine, ISIS, Iran and even the coming Arms Race. Bush tried to get along, but didn’t have the “smarts.” Obama and Clinton tried, but didn’t have the energy or chemistry (remember RESET). PEACE THROUGH STRENGTH!

12:05 - 2018年3月21日


まぁこのまま額面通りには取れないし、ロシア人もこの手のトークを真に受けるほどウブでもなくなってしまったわけだけど、でも、アメリカの中で、いわゆる「デタント派」が存在し続けているのは事実。ライバルでいることと、破滅的な状況を続けることは似て非なるもの。MADは破壊を回避するためにある。

あと、トランプはここで自分でも書いてるわけだけど、北朝鮮、シリア、ウクライナ、ISIS、イランは「解決すべき問題」という認識というのも重要かも。殲滅させるべき「悪の枢軸」とか「ならず者」ではない。

もちろん、この解決の方法を巡ってこの先50年、100年の方向性が決まることだってあるだろうから、ロシアにしても中国にしてもイラン等々みんな油断はしていないだろうが、



こういう景色の連続が止まらない状態というのを避けたいと考える人たちがいるとしたら、そのために出来ることは、結局、ロシア、中国等々の存在を認めた上で枠組みを作りながら話し合おう、その中で意地悪しあおう、ということになるでしょう。

人権だの体制だのを理由とした「レジーム・チェンジ」という名の軍事侵略はたくさんだという話。



と、いろいろと考えてくると、今回、ティラーソンが突如解任になったのは、イギリス側の取り組みに入っていたから、だろうか? 最低でも、止められなかったことを重視したという線はありそう。タイミング的には非常に関係がありそうにみえる。


それとは別に、振り返ってみれば、これってつまり、1939年9月をもう一度やろうとしたとも言えるように思う。またまたヨーロッパを巻き込んで。

第二次世界大戦は、イギリスがドイツに宣戦布告したことから始まった。この戦争は避けられなかったのだと多くの人はこれまで言ってきたが、それは誰かのプランにとって避けられないだけであって、もし本当に避けたかったのなら、他の誰よりも、イギリスにはそのチャンスがあった。ドイツとポーランドが揉めているその揉め事を焚き付けるのではなくて、仲介すればよかっただけ。

万々一それでもドイツの戦意が高ければ、当時スターリンが示唆した通り、イギリスがドイツの西、あるいは大西洋側からプレッシャーを掛けてドイツのポーランド侵攻を思いとどまらせる方法もあったでしょう。しかし実際には、ドイツの東方への進行の過程を見過ごした。

そして、問題の1939年、彼らは何もしなかったどころか、フランスと一緒にむしろポーランドを唆した。(英米という国籍に関係のない、「代理人」的な人たちが跋扈していたことも重要ではあるのだが)

あれは実に不必要な戦争だったとさんざんチャーチルをこき下ろしたのは、2008年のパット・ブキャナンのこの本。

このサブタイトルにあるように、このようにしてブリテンは帝国を失ったわけですね。
不必要だった二つの大戦―チャーチルとヒトラー
Patrick J. Buchanan,河内 隆弥
国書刊行会

この本がベストセラーになる頃、2008年8月、グルジアで戦争が起こった。戦争は短期間でロシアがグルジアを下して終わった。

しかし、もしあの時、グルジアがNATOに加盟していたら、アメリカは自動参戦義務によってロシアと直接対決の戦争状態に入っていた可能性があった。ブキャナンは、グルジアをNATOに入れようとしていたネオコン勢をこっぴどく批判し、当時まだここまで有名でもなかったロシアRTに出まくっていたものだった。

ウクライナをNATOに入れたくない人たちも同様のことを懸念している。そして、だからこそ、それをやりたくて仕方のない人たちがいる。

アメリカが同盟国との関係を見直したいと思っているのは、こういう背景からで、トランプがへんな人だからではない。


■ オマケ

そうそう、ラブロフ外相の訪日の際、上の流れからすると、日本の外交団はなかなか興味深いことをしていた。

ラブロフさんのお誕生日だったので、ケーキを差し上げた。そのケーキがサッカーボールをど真ん中に置いたようなもの。これはつまりワールドカップをロシアがホストすることに、おめでとうを表現しているわけですよね。私はこれは大変気持ちの良いことだと思って日本国民として喜びますが、ワールドカップとロシアを切り離したいイギリスからすると、ほぉと思った次第。


https://twitter.com/MID_RF/status/976357552031137792

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり

>ワールドカップとロシアを切り離したいイギリスからすると、ほぉと思った次第。

日本が英国から嫌がらせをうけるかもね・・・テロ・地震・パンデミック・・

4月11日あたりに危ないとか噂も。


お読みくださりありがとうございます。
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縄文人はもういない理由
  • from ナオト :
  • 2018/03/23 (20:44) :
  • Edit :
  • Res
「縄文の魂は
製鉄とともにやって来たネコの系譜(鬼)に封印されていて
さらにそれを封印しているのがヤマトの系譜

でも鬼が甦れば鬼が封印していた縄文の魂に
一歩近づくことができる

縄文の魂はもうほとんど自然と同化してしまって
魂としては存在していない

封印に封印が重なり
もう土の奥深くへ
海の奥深くへ潜ってしまった


自然災害による結界の崩壊
そんな形(エネルギー)でしか
もう私たちの前に姿を現せない」
http://suishounohibiki.blog.fc2.com/?m&no=605
から引用

 縄文系はいても魂としての縄文人はもういないようです。
Re:縄文人はもういない理由
2018/03/23 20:54
>「縄文の魂は
>製鉄とともにやって来たネコの系譜(鬼)に封印されていて
>さらにそれを封印しているのがヤマトの系譜
>
>でも鬼が甦れば鬼が封印していた縄文の魂に
>一歩近づくことができる
>
>縄文の魂はもうほとんど自然と同化してしまって
>魂としては存在していない
>
>封印に封印が重なり
>もう土の奥深くへ
>海の奥深くへ潜ってしまった
>
>
>自然災害による結界の崩壊
>そんな形(エネルギー)でしか
>もう私たちの前に姿を現せない」
>http://suishounohibiki.blog.fc2.com/?m&no=605
>から引用
>
> 縄文系はいても魂としての縄文人はもういないようです。

同感。

縄文人は居ない。文化は多少残っても、もう無理。そのような空気や風があっても、それを確定するのは不可能。

それを「縄文精神」とか騒ぐ人は、少々用心した方が良い。


書き込みありがとうございます。
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