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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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酔生夢人のブログ より

上記文抜粋
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軍備論と銃社会肯定論の相似性
私は経済学で言う「合成の誤謬」という言葉が好きで、私の愛用の「思考素」の一つである。
これは、「部分だけでは正しいが、それを総合した全体について見ると誤り」という種類の「正しさ」を意味する。(と私は解している。まあ、調べればいいだけだが、調べるのも面倒くさいww)経済学に限らず、社会的な事象にはこの「合成の誤謬」がよく見られる、と私は思っている。ここに論理の誤魔化しが発生するわけだ。部分的な正しさを提示して、それが全体でも正しいかのように見せる、という誤魔化しだ。

NRAの『銃で安全を守る』はごく短期間だけ局所的には正しくとも、長期間で社会全体を考えれば丸っきりの悪効果である。銃器の蔓延によって全ての人々の安全が脅かされる

も、「時間」の要素をも含めた「合成の誤謬」の例だろう。そして、これが安倍総理やネオコン一派の「武装論」でも同じである、というのは(「合成の誤謬」という言葉は使っていないが)「逝きし世の面影」管理人宗純氏の指摘の通りだ。世界が武器や核兵器で満ち溢れた状態こそが世界を平和にする、というのが軍需産業とネオコンの言い分であるわけである。それは、アメリカに銃が溢れた状態が、アメリカ国民の平和を守っている、という主張と相似である。
憲法9条によって「非武装」を余儀なくされた日本と、世界最強最大の軍隊を持つアメリカと、どちらが平和を享受してきたか、どんな議論(あるいは詭弁)よりも事実と結果だけを見ればいい。



(以下「逝きし世の面影」から抜粋転載)


『日本政府(安倍晋三)が理想とする国の厳しい現実』


ブッシュ大統領が2001年の9・11事件を口実にして始めたイスラム過激派との永久に終わらない『対テロ戦争』では、アフガニスタンやイラクなど中東だけでは無くアメリカ国内でも治安確保を目的に『愛国法』などの激しい人権抑圧法案が次々可決され一般社会全体が一変する。
9・11に衝撃を受けたアメリカ人は安全の為に大きな犠牲を払い政府の言うとおりにする。ところが、何故かセキュリティーを強化すればするほど治安が良くなるどことか逆に悪くなる。
過激派テロの2倍の『ヘイトクライム』(hate crime、憎悪犯罪)がアメリカでは発生していたのである。
今回アメリカ深南部のバイブルベルトであるサウスカロライナ州チャールストンにある最も由緒有る黒人教会であるエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会で白人至上主義者が銃が乱射し、説教していた牧師や州の上院議員を含む男女9人が死亡した事件では、全米ライフル教会(NRA)はツイッターで銃規制に賛成だった犠牲者の一人であるクレメンタ・C・ピンクニー上院議員を口汚く罵倒する。
インターネット上で、全米ライフル協会(NRA)のチャールズ・L・コットンは最悪のヘイトクライムの犠牲者で、聖職者のサウスカロライナ州上院議員に対して、
『もし彼が銃所持を認めていたら、教会にいた(ピンクニー氏を除くそれ以外の)8人は生きていただろうに。彼の政治的なスタンスのせいで、無実の人が亡くなった』と主張した。
全米ライフル協会(NRA)会長チャールトンヘストンは『銃が人を殺すのでは無い!人が人を殺すのだ!』と主張したが、NRAの公式な考え方では『銃を持った悪いやつらを止めるには、いい人間が銃を持つしかないのです』。(全米ライフル協会 ラピエール副会長)
学校での無差別銃撃事件に対しては『全米のすべての学校に銃と警官を配備することだ』と全米ライフル協会(NRA)ウェイン・ラピエール会長が記者会見で発表している。
普通の常識的な日本人から見れば、一連の全米ライフル協会(NRA)の主張は間違いなく『狂気』以外の何ものでもない。
ところが、実はNRAの学校や教会、個人の安全を『国家の安全』に、少しだけ言葉を替えるだけで、今の安倍政権の平和法案の発想と瓜二つであることに誰でも気がつく。
アメリカという日本の唯一の同盟国の現状(行動原理)とは、実は丸々考え方がNRAの数々の狂気の暴言と同じだった。
それなら今までの日本国首相として発言とは180度正反対の、『全米ライフル協会日本支部長である今の安倍晋三』としての平和法案の説明には、日本人の誰もが納得しないのは当然だったのである。
(NRAの『銃で安全を守る』はごく短期間だけ局所的には正しくとも、長期間で社会全体を考えれば丸っきりの悪効果である。銃器の蔓延によって全ての人々の安全が脅かされる)
全米人口とほぼ同じ数の銃器が国内に溢れるアメリカと、対照的に国民の非武装が基本の日本が、日米同盟を唯一の根拠にして、世界中の血で血を洗う過酷な戦場で日米がヒフティヒフティで行動するなど考えるだけでも無茶苦茶である。


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抜粋終わり

>NRAの『銃で安全を守る』はごく短期間だけ局所的には正しくとも、長期間で社会全体を考えれば丸っきりの悪効果である。銃器の蔓延によって全ての人々の安全が脅かされる

>も、「時間」の要素をも含めた「合成の誤謬」の例だろう。


然り。


強烈な薬は、短期・局所では効果があるが、長期・全体だと、患者を殺す。


まあニホンジンという馬鹿には理解不能だが、普通な話。


お読みくださりありがとうございます。
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