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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
風観羽 より

上記文抜粋
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だが、これで懸念されるのは、一般人がほとんど気がついていないが、本質的に重要な問題だ。哲学者のマイケル・サンデル教授が著書『完全な人間を目指さなくてもよい理由 遺伝子操作とエンハンスメントの倫理』*6 で述べているのだが、『生』『生命』には本来『被贈与性』があり、それこそが、人間を鍛え、社会を進化させるよすがとなって来たとサンデル教授は述べる。『生命の被贈与性』というのは、『生命』は原則操作が出来ず与えられるものを受け取るしかない、という意味だ。両親は自分の子供が健康で賢く生まれることを念願するが、実際そうなるとは限らない。どのような障害や劣性形質を持って生まれてくるかわからないのが『生命』だ。だが、だからといって親はそのような子供を見捨てない。条件によって差別するのではなく、自分の子供なら無条件で愛する(もちろん例外はあるが・・)。これは見方を変えれば、人間は子供によって無償の愛を学んでいるとも言える。そして、それは人間社会、というより人類全体に無償の愛を涵養し、広げるために、非常に重要な要素となっていた。だが、仮に子供の『生命』が親のエゴで操作可能となり、実際に安易な操作が一般化すると、社会に必要な人間らしさの概念が決定的に毀損されてしまう恐れがあるとするサンデル教授の主張には、一人でも多くの人が耳を傾けてみて欲しいと願わずにはいられない。





■ 希望は若年僧のマインドの変化にある?



そのような、人間社会にとって決定的に重要な判断を下すべき時が来つつある一方で、社会が分断して理性的な合意形成ができず、しかも、『優生思想』が優位になっているとすると、いったいどうなってしまうのだろうか。特に、サンデル教授が提示するようなレベルの概念がどこまで理解されるのか、大変心もとないのだが、それでも、大半の日本人の心底には、人間社会にとって、決定的に重要な要素が毀損されることの居心地の悪さ、気持ち悪さが残っていると思うし、そう信じたい。これについては、昨今の若年僧のマインドの変化を見ていると、多少勇気づけられる部分がある。



杉田議員および現在の自民党主流派の思想が、『近代家父長制家族』を支持していることはすでに述べたが、これはかつて日本の高度成長期を推進した『モーレツ』な『企業戦士』を支えた、『夫は仕事に専念し妻は家庭を守ることに専念する』という性別役割分担の家族だ。だが、社会学者の見田宗介氏が『現代社会はどこに向かうか』で述べているように、1973年から2013年までの青年の意識調査の結果によれば、最も目覚ましい変化は『近代家父長制家族』のシステムとこれを支えるジェンダー関係の意識の解体だ(これは日本に限らず、先進国共通の傾向であるようだ)。かつては『性別役割分担』的な家族が理想とする意見が40%の支持を集めていたのが、2013年になるとわずか7%の支持に下がり、逆に夫も妻も家庭中心に気を注ぐ『家庭内協力家族』が60%近い支持を集める、理想の家庭像となっているという。自民党主流派を含む中高齢層がいかにこの状況を嘆こうと、若年層の意識の現実はすでにまったく違ってしまっている。



しかも、その背景にある思想の違いはさらに重要だ。個人の一回限りの人生を目的や理想のために耐え忍ぶ手段としてきた『近代』の思想には、根本的な欠陥があると言わざるをえない。見田氏が述べるように、この手段主義と名付けることができるイデオロギーは、あらゆる抑圧、政治的利用主義を正当化し人間の一回限りの人生を犠牲にしてきた。だが、それは新しい未来を創造するにあたっての公準とすべきではないという見田氏のご意見に私も賛成だ。そのためには、一回限りの生を最大限生き切ることを(今この時を生きる、現在を楽しむ)こと、自分であれ他者であれ、人間や人間の生を手段化するようなことは一切排除すること、多様性を認めること、これを肝に命じていく必要がある。



本書でも指摘されているように、『今この時を生きる』ことは現代の若年僧の支配的な思想となりつつある。『手段化』の思想に染め上げられた中高齢層の多くは、これを『享楽主義』と見て批判の眼差しを向ける傾向があるが、そうではなくて、『近代』が悲惨な歴史を通じて学んだ教訓として、新しい公準を構築するべき時が来ていることを認めていく必要があると考える(特に日本では、企業戦士の過労死、自殺等の真因がこの『手段化』にあったことを真摯に認める必要がある)。そして、もっと思想として練り上げていく必要がある。そこを起点として、分断構造を解消して、共通の合意としていけるようにすれば、日本の危機的な状況を乗り切るきっかけが掴めると信じる。



・・・・・・・
・・・・・・・
抜粋終わり

>かつては『性別役割分担』的な家族が理想とする意見が40%の支持を集めていたのが、2013年になるとわずか7%の支持に下がり、逆に夫も妻も家庭中心に気を注ぐ『家庭内協力家族』が60%近い支持を集める、理想の家庭像となっているという。

そもそも「性的役割分担」も、より良く生きる、方便・手段にすぎなかった。

>個人の一回限りの人生を目的や理想のために耐え忍ぶ手段としてきた『近代』の思想には、根本的な欠陥があると言わざるをえない。

それの最大の悪の塊が「天皇制」。その次が似非「リベラル」と、少し前に「共産主義」であった。

「一過性の享楽」を良しとするのでなく「今この掛替えのない人生を尊ぶ」が大事なのは当然なのである。
例え、命を超える尊いものがあっても、それを「イノチ」なければ、つかめず実行為し得ない・認識できないのである。


>見田氏が述べるように、この手段主義と名付けることができるイデオロギーは、あらゆる抑圧、政治的利用主義を正当化し人間の一回限りの人生を犠牲にしてきた。

孫子も言うが、そういう国家・社会の一大事で、国民を死地に陥れて戦わせるのは、「非常の法」であり、「戦争・争いについては「巧みに長い」ことで、上手くいったことなど聞いたことは無い」のに、それを実地にやっているのが近代社会の最大の失敗で悪。
で、それのご本尊が日本では「天皇・神の国日本」なのであるから、それを決して許してはならない。

>だが、それは新しい未来を創造するにあたっての公準とすべきではないという見田氏のご意見に私も賛成だ。そのためには、一回限りの生を最大限生き切ることを(今この時を生きる、現在を楽しむ)こと、自分であれ他者であれ、人間や人間の生を手段化するようなことは一切排除すること、多様性を認めること、これを肝に命じていく必要がある。

「日常が大事。」それすら孫子は言ってる。


>(特に日本では、企業戦士の過労死、自殺等の真因がこの『手段化』にあったことを真摯に認める必要がある)。そして、もっと思想として練り上げていく必要がある。

企業戦士を過労死・自殺させる思想・方法・・いや、普通の労働者を「経済戦士」に仕立て上げるを良しとする思想は「巧久は聴いたことがない」で、社会を国家を人間を食い殺す「食人鬼」思想・システムなのである。この点で、明治以降日本は延々と間違えてきた。



参考 

上記文抜粋
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426本当にあった怖い名無し (ワッチョイ de6b-J6FL)2018/07/31(火) 11:12:05.55ID:wnCliywm0>>427>>452
>>425
貢献度の考え方にもさることながら、社会のために人間が存在するんじゃなくて
人間のために社会が存在するという根本原理を理解してないでしょうね。
ふつうは学校で教わらなくても自然と身に付くんですが現代っ子は学校で教えないと
分からない(あるいは、あえて理解させない政策をとる)可能性も・・・

社会に住み社会を形成している当事者の多くにとって不利益が大きくなってしまった
社会は(維持しようとする力は働くものの)いずれ変化するか崩壊するのが自然の摂理。
ただ、社会の抱える愚かさは社会を形成する人々の愚かさを忠実に正確に再現することも
忘れてはいけません。アレらは我々が無意識にやっちゃってる愚かさなんです。
我々は発達障害並に視野が狭くなってしまう傾向があるようです。

427本当にあった怖い名無し (ワッチョイW b36b-RYJd)2018/07/31(火) 12:01:41.23ID:yevoLwAn0>>429
>>426
自民党の議員様方が平気で神の国って言っているし、神社の神職や霊能者の人たちが
自分たちの利権とか抜きにして真顔で天皇あっての日本て言ってる(実話)
そこらへんが人間のための社会(生存のための手段)という考えを持つのを阻害しているように思います。
民主国家というより宗教国家ですね。だからお布施の金額で教会への貢献度がはかられる。

羽生の参加は?野村萬斎「当日のお楽しみ」と含み 五輪・パラ式典総合演出
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000034-dal-spo
伝統芸能、和服というような表層的な日本のイメージにとどまらず、
「精神として内在する我々の心のありよう」を表現する考えを示した。

オリンピックがちょっと楽しみになった自分が悔しいw


・・・・中略・・・・

442本当にあった怖い名無し (ワッチョイ de6b-J6FL)2018/08/01(水) 19:22:27.83ID:cFkyFwuJ0>>446
>>440
自尊心が持てないまま劣等感を原動力にしたやり方するとどうなるかという典型例ですね。
自己否定感とさえいえるほどの劣等感からなりふり構わず逃れるための自己陶酔みたい
になっちゃってます。揶揄でも誇張でもなく、痛々しい。
(ナチスドイツもそんな感じ。コツはあらかじめ痛めつけて凹ませておくこと)
近代自体が日本の個性を自己否定して生まれたので無理もない。

そんな心理は珍しいことじゃなくて、中二病患者にはよくいますよ。まだ13歳だし。
フールジャパンやニホンスゴイフカシデスネ番組を黒歴史だと思えるようになれば
少しは大人に進んだと思っていいのかも(イギリスも意外と中二病w)。
劣等感を解決し自尊心を育てるには、周囲に自分の良さを認めてもらう事ではなく
自分自身に自分の持つ好きなところや自分の喜びや幸せを自覚させることです。

戦前戦後のフールジャパンは、その代償行為なのかもしれません。
劣等感を原動力に依存した物事はいくらやっても劣等感から抜け出せない・・・
(英独共も同様に、黒歴史の出発点は劣等感だったのかも・・・)
戦後復興や高度経済成長が何を原動力にしていたかは言うまでもないですね。

・・・・中略・・・・

452本当にあった怖い名無し (ワッチョイW 736b-5YV/)2018/08/02(木) 21:18:10.32ID:wsKrbl2o0>>453
>>426
発達障害の友人は私よりもずっと視野が広く頭も良い人ですが、
理由は検査受けたら自我が発達しているからだそう。

・・・・中略・・・・・

453本当にあった怖い名無し (ワッチョイ 6f6b-fogD)2018/08/03(金) 00:47:00.85ID:eKP4vs9U0>>454
>>452
発達障害に対する認識が間違っていたようです。
視野の狭さは自我発達不全の方でしたか・・・


・・・・・中略・・・・

>>854
しっかりと精神が発育できる環境がいかに大切かですよね。
発達障害は環境に恵まれていないと二次障害を引き起こすリスクが高い
障害の一つです。

視野を広げるには、まず自分の視野が狭いことに気付けるかどうか、な気がします・・・


・・・・・・
・・・・・・
抜粋終わり


仏神は、天地は、世界は、天皇制・天皇屋が、日本人と奴隷化・ロボット化していることを、許さない。

発達障害者の増加は、奴隷化・ロボット化への自然・日本の祖霊の抵抗に思える。
増えると、空気を読まずに、本当のこと・悪を追及できるようになる。


「この天の地の性質として、人であるから貴いのである」

その「尊いもの」を犠牲にしてまで求めるモノが、本当にあるのだろうか・・・。

イノチを起点に話が、すべてを始めなおそうや。


お読みくださりありがとうございます。

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