忍者ブログ
故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
2024/05     04 < 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  > 06
Admin | Write | Comment
P R
リテラ より

上記文抜粋
・・・・・・・
寝屋川中1殺害事件では差別も…見捨てられた福島原発「除染作業員」の悲惨な実態


 寝屋川市中1殺害事件で、平田奈津美さん(13)の遺体を遺棄した疑いで逮捕された男(45)が、事件前後、福島第一原発事故の除染作業に従事していたことが波紋を広げている。
 報道によれば、男は、昨年11月から福島県で住み込みの除染作業員として働いていた。契約社員だった。7月初頭に一度退職したが、同月24日には福島県内の別の現場で除染にあたったという。8月11日、お盆休みで地元大阪へ帰省。高槻市の駐車場で平田さんの遺体が発見されたのは13日の深夜だ。男は、少なくとも17日までには福島県内に戻り、除染の仕事をしたと見られている。
 男が逮捕された21日夜、テレビメディアはすぐに容疑者が「福島第一原発の除染作業員だった」と報道したが、これに素早く反応したのが、男の除染作業の現場であった福島県川俣町だ。
 24日、川俣町議会は、男が携わっていた同町山木屋地区の除染作業を当面中止するよう、環境省管轄の福島環境再生事務所に文書で申し入れた。「除染は個人の敷地に立ち入ることから、作業員と住民の信頼関係が不可欠だ。事件は、住民に大きな不安と恐怖を与えている」と記載されていたという。これをうけ同日、福島環境再生事務所は、除染作業の請負元であるゼネコンJV(共同企業)に対し、除染作業員の規律と風紀の維持を徹底するよう文書で通知した。
 まるで、除染作業員は“犯罪者予備軍”だと言わんばかりの対応である。たしかに、テレビや週刊誌の報道は、容疑者の前科や特殊な行動、性癖など、その“異常性”を強調するもので、これが川俣町の住民に不安を与えていることは間違いないだろう。だが、言うまでもなく、除染作業に従事する人々は、個々人で事情も思いも違い、十把一絡げに“犯罪者”のイメージで語るのは間違っている。
 むしろ、いまいちど目を向けるべきは、除染作業員たちが置かれている“底辺”とも呼ばれる劣悪な状況だ。除染労働の内容は、建物等の拭き取り、落ち葉等堆積物の除去、草の刈り取りなどを手作業で行う重労働で、真夏には熱射病で搬送される作業員も少なくない。また、集められた枝葉などを機械裁断するため、汚染された粉塵による悪環境もつきまとう。いわゆる3K(きつい、きたない、危険)の労働なのだ。しかも、その過酷労働に支払われる対価は、一般の想像よりも格段に低いのである。


これは単に現場の監督が行き届いていないというだけの問題ではない。背景には、国の姿勢を含めた構造的な問題があるのだ。
『除染労働』(被ばく労働を考えるネットワーク編/三一書房、2014年)という本に、その実態が描かれている。現在、除染作業に従事する人々の半数以上は地元の労働者だというが、当初は全国各地から仕事を求めて福島にやってきた人々が主だった。そのなかには「どうせ働くなら少しでも福島の復興に貢献したい」という思いを胸に除染に来た人もいた。しかし、本書によれば、実際には、「除染作業はその『思い』に見合った誇りのある労働ではない」と言わざるを得ない状況にあるという。
 まず、現場で頻発しているのが、日当のピンハネだ。除染作業は国の直轄事業であり、労働者には雇用主である会社からの労賃のほかに、「特殊勤務手当」(いわゆる、危険手当)が支給されることになっている。だが、現場ではこの危険手当のピンハネが横行しているのだ。
 本書でピンハネを告発している外川真二さん(30代、関西出身)のケースを紹介しよう。外川さんは、2012年7月から9月にかけて、福島県楢葉町の除染に従事した。雇用元は2次下請けであるA社で、日当は10000円という条件だった。だが、A社は国から危険手当がでることになったからと説明しつつ、日当を5500円に減額。これは当時の福島県の最低賃金に相当する額だ。これに危険手当10000円を加えた15500円を支払うと説明したという。ようは会社が危険手当に手をつけていたのである。しかも、そこから以前は控除されていた宿舎などの滞在費等を過去にさかのぼって引かれ、実際の手取りは12000円になってしまった。
 本来であれば20000円の日当が支払われるはずだから、じつに8000円もの金額が下請け会社にピンハネされたことになる。こうした実態は、外山さんだけの話ではない。外山さんと同じ現場で働いていた別の作業員は、9800円をピンハネされていたケースもあったという。人によって額が異なるのは、雇用主の下請けのレベルが違うからだ。
 そもそも、除染作業は重層的な下請け構造になっている。まず、国や自治体が元請けのゼネコンJVに発注し、各建設会社などへ1次下請けに出され、そこから2次、3次と次々に下請けにだされるのだが、施工工程表に書かれるのは3次下請けまで、表向きには4次下請け以下はないことになっている。
 ところが、実際には下請けは何重にも下っていき、最終的には現場に人を送り込むだけの業者に行き着く。そのような人夫の出し入れをする業者は、かなりの部分が業務実態も法人登記もない業者で、事務所とされている場所にも看板も人もいないことが少なくないという。こうして何重にも入り込んだ下請けの分だけ作業員の日当が中抜きされているのだ。しかも現場では、3次までの下請け会社が指揮しており、これ自体も偽装派遣や偽装請負にあたり違法である。


 この重層的下請け構造が生じる最たる理由は、除染作業が3.11以降に降ってわいた公共事業だからだろう。カネの匂いを感じ新規参入した業者も多く、原発利権のひとつと言ってもいい。そうした新規業者は重層的下請け構造の下部に食い込むため、建設業法も除染事業の制度的原則やガイドラインすら理解していないものも少なくないという。そのなかには、暴力団の息がかかった舎弟企業もあり、違法な中抜きの歯止めがかからない状況にあるのだ。
 もちろん、こうした違法な業態の問題は、最終的に元請けであるゼネコンJVと事業主体である国に責任がある。だが、上位業者はむしろその違法状態を温存することで利益を上げているため改善する気はないのだと本書は指摘する。国や行政も、末端業者に責任を押し付けるだけで、抜本的な改善はいまだにできていない。
 この構造化された下請け問題のなかで、作業員は、悪徳末端業者に雇われてなかなか現場に行かせてもらえず、待機を命令され、その間給与がまったく支払われないという事態も多発している。もちろん違法だ。さらには、除染現場での労災による死亡事故が起きた際にも、重層的構造により、業務内容の見直しを元請けのゼネコンや環境省などに訴えると、直接の雇用業者に目をつけられ、仕事を干されたり、現場を強制的に移動させられるようなこともあるという。
 健康被害の問題も見逃してはならない。「フライデー」(講談社)13年1月25日号では、除染作業員が作業中の「大量内部被曝」を実名で告白している。福島県田村市で2ヶ月間の除染作業に従事した五嶋亮さん(23)が、作業の最終日に、作業員の前線基地である「Jヴィレッジ」で内部被曝の測定を受けたところ、元請け会社は「なぜか結果を教えてくれなかった」という。五嶋さんはねばり、「今回だけ特別」として見せてもらうことに成功。証拠として携帯電話のカメラで撮影しつつ、見てみると、測定結果用紙には一般的な原発作業員の倍以上という異常な内部被曝の数値が示されていたのだ。五嶋さんは「フライデー」でこう証言している。
「電波塔のある高台で作業していた時には、線量計が毎時12マイクロシーベルトを計測しました。そんな危険な場所なのに、マスク1枚しか支給されず自前の服を着て、毎日作業をやらされたんです。(中略)しかも私が内部被曝の数値を見せてほしいと言ったことが東電の怒りに触れたようで、上司からは後日『お前のせいで東電からクレームが来た。そんなことをするな!』と叱られました。信じられません」
 五嶋さんのように、除染労働者は、内部被曝の数値も、現場の線量すら知らされないことが珍しくない。元請けの担当者は「ここは線量が低いから大丈夫」などと言うが、1日で30マイクロシーベルトも被曝した除染作業員もいたという。この杜撰な被曝線量の管理の実態は、前述の『除染労働』でも描かれていうる。2012年度の除染作業では、共通仕様書で指示されている放射線管理手帳の発行もほとんど行われておらず、なかには「元請けが放射線管理手帳は発行しないと決めている」と労働争議のなかで言い放つ業者もあったという。除染労働者に対する線量管理がいかにいい加減かよくわかる。


繰り返すが、こうした事態を招いた要因は、もともと公共事業という利権化しやすいところに除染事業を丸投げし、重層的下請け構造を放置し続ける実施主体、すなわち国の姿勢だ。『除染労働』によれば、環境省はあくまでも元請けへの改善要請のみで、下請けへの直接的な介入は拒否しているという。制度の不備を抜本的・法的に正すことができるのは国だけにもかかわらず、連中はカネを投じていることをエクスキューズに面倒を避けて続けているのだ。
 危険で過酷な労働状況にもかかわらず、日当が中抜きされ、被曝の値すら隠されるような現実では、除染作業員という業種は“底辺”から抜け出せないだろう。
 そして、この状況を放置すれば、手抜き除染や悪徳違法業者の跋扈もそのままになり、最終的に不利益は国民にふりかかってくる。末端の除染労働者を見捨てるということは、被災地を見捨てるということと同義だということを忘れてはならない。
(梶田陽介)



・・・・・・・・
・・・・・・
抜粋終わり

建築とかあれこれ 呪いもあれこれ  より

上記文抜粋
・・・・・・・・
寝屋川中一殺害事件 推理

「普通の」除染作業員に何が…決意、落胆FBに

読売新聞 8月26日(水)15時16分配信

除染作業員として働いていた山田容疑者が泊まっていた宿舎。大阪府警が23日、捜索に入った(福島県二本松市で)

 大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん(13)と星野凌斗(りょうと)君(12)が遺体で見つかった事件で、平田さんの死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)は事件の前後、東京電力福島第一原発事故の除染作業員として福島県で働いていた。

 「2年は復興の仕事をする」。そう決意していた山田容疑者に何があったのか。

 ◆黙々と

 大阪から直線で約550キロ離れた、山間部の福島県川俣町山木屋地区。原発事故の影響で原則、域内での宿泊が禁じられ、夜間は誰もいなくなる。

  山田容疑者は事件の前後、約100人の作業員が泊まる同県二本松市の宿舎から午前5時半頃にマイクロバスに乗り、約1時間かけて除染現場に向かう日々を 送っていた。重機で削られた汚染土を、人の手で袋に詰め、運搬する。夕方まで続く作業は体力的に厳しく、夏場は熱中症で運ばれる作業員もいるという。

 「黙々と土を袋に入れていた。横着な態度をとることなく、真面目にというか、普通に働いていた」。同僚の男性(34)は山田容疑者の仕事ぶりをこう述べた。

 ◆トラブル

 <早く浦島太郎から卒業出来るよう頑張るで!>

  山田容疑者は今年1月、自身のフェイスブック(FB)に投稿した。刑務所から出てきたことを意味するとみられ、メッセージを寄せた友人には「帰って来てす ぐ、福島という知らない土地に来たので、友達がいなかったんです」などと返信。この頃から、除染作業に従事していたとみられる。

 だが、7月2日、何らかの問題が起きたことを投稿で示唆していた。

 <宿舎でチョットやらかしてしまい、退職届を提出して来ました>

 山田容疑者を知る50歳代の知人女性は、「交際相手の女性を宿舎に泊めるという違反行為をしたのが理由のようだ」と話す。

 この頃の状況について、山田容疑者はFBに落胆した様子をつづっていた。

 <しばらくは試練が続きそう>

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150826-00050064-yom-soci



・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
抜粋終わり


見て見ぬふりをしている放射能・中性子も、人に取りついて、あなたを殺しに来る・・・


それが、現在の日本です。



お読みくださりありがとうございます。

PR
Comment
Name
Title
Mail(非公開)
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
奴隷商人
  • from オキシ :
  • 2015/08/30 (17:15) :
  • Edit :
  • Res
原発推進だと結局は奴隷商人達が大喜びなんですよね・・・。
この国の上位層・支配者層は反撃されないように奴隷を作り上げることが得意ですね。私達のような一般市民にも疑問を持たせないようにする術だけは素晴らしいという。
最近は露骨すぎますけど。
ですがこういった記事を見ますと未来と過去に同時に歩を進めているような錯覚に襲われます。

日暮里は山手線エリアではちょうど寅の位置に当たります。鬼門ですよ鬼門!しかも常磐線がいきつく先は日立だの東海村だのいわきだの・・・
放射性物質は、東京都全体からしてみると鬼門からやってくるんですよね。
鬼門の寅(山本太郎のお手紙事件、放射性物質襲来、東海村の事故etc)が結界を壊すのはある意味仕組まれていたのかも…?


天候が本当に不安定なので体調を崩しやすくてかなわないです。こういうときは家に引きこもっているに限ります。
どうぞ気を付けて下さい。私はもう少し夏休みが続くので勉強しながら動向を見ていきます。
Re:奴隷商人
2015/08/30 20:28
日本の権力は、古代から奴隷化を促してきたように思えます。
聖徳太子の17条憲法も「まずは従え」てのが、最初に来ます。
http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm
まあ、それでも聖徳太子は「お前ら豪族貴族や官僚は、庶民大事にしろ!」とは言ってますが、それがうるさいので暗殺したようにすら思えます。
ですから、ひどい連中ばかりで「ヤンキー」で「ジャイアン」ばかりなのが、日本の権力の基本であると思えます。
「ヤンキー」で「ジャイアン」ばかりでは、聖徳太子が「聖人」にみえますは。

戦国時代が人気があるのは
「ダメな主君を捨てることができる」「悪政を為す政府を捨てても良い」
てこともあるのでしょう。

江戸でも「脱藩・出奔・逃散」で、「藩からの逃亡」という形の抵抗が可能でしたが、明治以降は、それもできなくなり、なにか庶民が無気力になったと思えます。

「疑問をもっても無駄!」と、というシステムや洗脳が、明治以降強固になり、絶望しているように思えます。

明治維新は、「奴隷商人の理想郷」づくりへの第一歩だったかもしれません。



幾ら巧妙に、結界を張っても、為政者たちが「悪政」をしていたら、それが結界を破壊すると思います。

それは「自然現象」や「欲得での破壊行為」という形で。

所詮、「徳を積み、多くの人・命を活かす」ことをしないと、魔法も結界も、結局は意味が無いと私には思えます。

いくら為政者・権力層が庶民を奴隷化しても、自分たちの不徳と阿呆さからくる「報い」は止められないように思います。

鬼門の結界を打ち破るのは、怨念や厄災だけでなく「悪を為した報復・懲罰」もあると思えるのです。

唐太宗は
「悪政は、自分の足の肉を喰らうようなモノ。一時の腹の足しになっても、やがて死んでしまう。」
と。

さっさとやつらは死ぬように思う気もします。

これまでの呪術・魔法は、放射能には効きませんからね。


日本を支配してきた悪党どもを抹殺するということに関したらまさに「放射能大明神」って言い得るでしょうけど。

でもそれにマトモな庶民が巻き添え喰うのはたまったモノではありません。

放射能は、丸ごと抹殺しようとしてくるでしょうけど。


ともわれ、お互いに「身を守り」ましょう。

奴らが消えるが先か、我々が倒れるが先か・・・半分チキンレースみたいですが・・。


日本の支配層は、悪政をしながら「逃げ切って」きました。

一つは「従順の美徳」を言って、指導者の責任逃れに下っ端を「腹切り」させるという魔術・生贄を使ってきたのもあります。

でもやつらの銭儲けのための技術が、少しづつ、
「最高責任者が責任を取らないと、ヤバくない?やはり、トップに腹を切らせろ!」
と気付かせ始めているように思う。

心情や情緒に流されることで「最高責任者」や「権力層」から目を切らす・というようなことなく、徹底的にやつらの責任を問い、腹を切らせるのが、肝心に思います。


「目を背けない」「目を切らさない」それも悪党の「黒魔術」「結界」を切り破る大事なことと思います。





<< BACK  | HOME |   NEXT >>
Copyright ©  -- 渾沌堂主人雑記~日本天皇国滅亡日記 --  All Rights Reserved

Designed by CriCri / Material by White Board / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]