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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190301-00025729-forbes-bus_all&p=1 

上記文抜粋
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現場の声を聞くために韓国へ ウーマンラッシュアワー村本大輔が行動を起こし続ける理由

物議をかもす発言が炎上する一方、お笑い芸人がなかなか触れない問題に切り込む姿勢が、芸人の枠を超えて注目されるお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔。

漫才に時事ネタを取り入れる彼は、社会課題についても積極的に調べている。例えば、韓国との間のレーダー照射事件について現地の声を聞くために、実際に韓国を訪れたのだそうだ。

彼の行動力の源泉は何なのか?

自身もトランスジェンダーで、昨年15万人を動員した日本最大のLGBTプライドパレードを運営するNPO法人・東京レインボープライドの共同代表理事を務める杉山文野との対談連載、第2回。(第1回はこちら)

みんな、自分から声をあげることを恐れている

村本:以前、タレントのローラさんが辺野古埋め立てに反対する発言をして大きく叩かれました。僕もいろんな人に、このことについて意見を聞いて回ったのですが、やはり良い顔をされません。

「ローラさんはタレントだから、番組を降ろすかどうかはあくまでスポンサーが決めることだから仕方ない」「芸能人はイメージで食っているんだから、好感度が下がるかもしれない発言は警戒されて当然」というように。

けれど、サラリーマンである彼らが代わりにそういう発言をするかというと、そんなことはない。理由を尋ねるとみんな「いまはこんな時代だから誰かに叩かれるかもしれない」と。

結局、初めに流れに飛び込む人「ファーストペンギン」になるのをみんな怖がっているんです。それこそ同性愛者の権利のために活動したハーヴェイ・ミルクは、誰も賛同者がいない中で一人、声をあげましたよね。

いまだからみんな当たり前のように「戦争反対」と言っていますが、太平洋戦争の時に同じことが言えるのか。つまり、みんなただ単に「時代の空気」に流されているだけで、本当に自分で考えて発言できていないんじゃないか。

杉山:もちろん村本さんの言うことはもっともです。ですが、メディアを初めとして人は色々なものに影響を受けています。というよりも、ほとんどのことが実はそうやって埋め込まれた考え方で、そもそも自分の実体験に基づいて考えたものではない、ということにすら気づかないことがほとんどだと思うんです。

それこそLGBTについての偏見だって、自分の考え方が誰かを傷つけていることにすら気づかず、「当たり前」の振る舞いをしていると思っていることも多い。それだけメディアの影響力は強い。

誰だって簡単にひとつの常識に染まってしまう


自分の偏見に気づくために、どうすればいいか

杉山:村本さんは、「自分の頭で考える」ために何か心がけていることはありますか?

村本:芝居の待ち時間にはなるべく吉本の楽屋にいないようにしています。いつも、ルミネのエレベーターを上がって楽屋に入るまでの間にあるパイプ椅子に座っています。営業で移動する時も、みんなが吉本のバスを使う中、僕だけ電車で移動するんです。

なぜかというと、同じ場所ではいつも同じ会話が繰り広げられているからです。吉本の楽屋にいても似たような話題しか出てこなくて、その積み重ねで空気が出来上がる。そこに浸かっているうちに、その言葉や考え方が、僕の常識になっちゃうんですよ。

当たり前だと思ってなんとなく使った言葉が、ほかのコミュニティからすればひどい言葉になってしまう。だから僕は、なるべくいろんな常識に触れるようにしているんです。

杉山:ひとつの「常識」に染まらないようにすることは、大切だとわかっていても、色々な空気に触れるのは結構大変じゃないですか。

村本:そんなことないですよ。例えば、僕は昨年のレーダー照射問題について韓国人がどう思っているのかを知るために、実際に韓国に行きました。

きっかけは、僕が尊敬している乙武洋匡さんの発言なんです。あるニュース番組で、韓国国内ではレーダー照射問題が報じられていないといわれたところ、乙武さんが「韓国という国は、自分たちが勝てることなら積極的にニュースにして世論を煽る。今回は、どうみてもレーダー照射をしている彼らに問題がある」というニュアンスの発言をしていました。

ちょっと驚いたんですよ。いつもあんなにグラデーションを大事にする乙武さんが、「このリンゴは赤い」と完全に断定して、謝罪しろと言っている。だったら確かめてやろうと。

杉山:それで本当に韓国に行ったんですか。

村本:はい。すると、韓国でもレーダー照射事件はニュースになっていることがわかったんです。じゃあ、彼らはこれについてどう考えているのか。

まず日本でよく言われているのは「国際法では高度150mまでなら航空機は近づくことができると決まっているのに、この距離でレーダー照射するのはおかしい」というものです。

一方、僕が話した韓国人の中には、こんなことを言う人がいた。「国際法は旅客機にのみ適用されるもので、戦闘機には適用されない。だから150m以上であっても基本的には近づいてはいけない」と。

さらに、レーダーには攻撃意図を示す追跡レーダーと、探索レーダーの2種類があって、韓国側は北朝鮮の船を探すために探索レーダーを使っていた。

これも、あくまで一意見ですが、「仮に日本側がいうように追跡レーダーを当てたとしても、追跡レーダーを当てられた戦闘機がいつまでも韓国の上空を飛ぶのはおかしい。危険を感じたのなら、すぐにどこかに飛んでいきませんか?」という声も聞きました。

杉山:村本さんは、どうやって意見を集めたんですか?

村本:僕のインスタグラム経由でランダムに集めた10人程度に話を聞きました。「別にこのことで日本人を嫌いになったりはしませんよ」と言っていましたね。

もちろん正解はわからないですが、韓国に行ったことで少なくともリンゴを赤だと思う人も青だと思う人もいることがわかったし、彼らには彼らなりの考えがあることもわかった。違うコミュニティを訪れることには、価値があるんです。


自分と違う意見に興味を持つことも大事
「なんでもすぐに共感」は危険

杉山:現場に足を運んで、実際の意見を自分の目で確認する村本さんの姿勢は、本当に尊敬しています。LGBTについては自分も当事者の一人ではあるのですが、それでもLGBTの全てを語っていいとは思っていません。一口にLGBTといっても、考え方や悩みはバラバラですから。

一方で、社会課題に対してちゃんと自分なりの意見をもつことはすごく大事だと思いつつ、うわべの情報だけで意見を語ることは危険だとも思っています。

専門家ですら間違えることは少なくないし、しかも自分の発言によって、問題に一番身近でかかわっている人たちに迷惑をかけてしまうのではという恐れが、常にあるんです。だから僕は、特定の分野については容易に発言しないよう気をつけています。

村本さんの韓国訪問だって、1000人に意見を聞けばまた結果が変わるでしょう。韓国人にだってりんごを赤だと言う人もいれば、紫だと考えている人すらいるかもしれませんよね。

村本:そうなんです。でも、僕はそれが面白いんですよ。フランス人に聞いたらなんと黄色だと考えている人、さらにはレインボーだと思っている人もいた!みたいなこともある。

自分のコミュニティとは違う、多様な意見によって世界はできていると思っています。しかも、みんなに想像力があるから、自分とは違う意見についても色々感じることがある。

そのとき、もっている情報が仮に違ったとしても、自分と同じ姿勢を探して、納得できることもある。この「共感」が大事だと思っています。

杉山:はい、まさに「共感」こそがダイバーシティの一番のキーワードだと思います。でも、そこには抵抗感もあって。

例えばLGBTに対して「異性愛も同性愛も関係ない。同じ人間じゃん」と言ってくださるのはありがたいですが、それは結構危険な言葉だとも思っています。

「いろんな人がいるけど、みんな同じ人間なんだ!」と括ると、ダイバーシティは余計おかしな方向になる気がする。「一人一人みんなが違うけど、ここは共感できるよね」というポイントを見つけて、その輪を広げていくのがダイバーシティの本質なんだと、村本さんの話を聞いて改めて感じました。


LGBTの親として、今できること

「言い出したらキリがない」をなくせ

杉山:僕は最近、子どもができたんです。ゲイの友人に精子を提供してもらい、8年共にする女性のパートナーが出産しました。ただ、僕は戸籍上は女性なので、子どもとの間に法的なつながりは何もない。さらに精子提供者の方も一緒に子育てをすると言うのは、日本ではほとんどないケースでしょう。

村本:でも、アメリカでは当たり前のことですよね。

杉山:はい。LGBTが子どもをもつことについては、40年前から議論されています。まだ日本社会においてはそういった価値観が追いついていないので、子どものことを考えれば、表立って何も言わずにひっそりと暮らした方がいいのではないかと考えることもあります。

しかし、世の中が変わってくれないと、この子が大きくなった時にもっと苦労することになる。だから、いまはしっかり問題提起することに決めました。この子が大きくなるまでに少しでも生きやすい世界にしたい。

ひとつ間違えないでいただきたいのはこのような流れが「伝統的な家族像」を否定するものではないということです。伝統的な家族像は、それはそれでいいんです。ただ、既存の制度やイメージにとらわれ過ぎた今、ルールとリアルがちぐはぐになっています。ライフスタイルが多様化した今、それに合わせて選択肢を増やすことが大事なのではないでしょうか。

世間の風潮は、一気に好転することはありません。様々な議論が起こる中で、後から気づいたら少し前進するもの。だからこそ、いまから根気強く発言するしかないんです。

村本:応援しています。僕がいつも思っていることは、黙っていたら何も変わらないということです。

芸人のくまだまさしさんは、ブルマを履いてお尻に花火を差す芸なんかをしているのですが、彼には娘さんがいます。ですが、ああいう芸をしているからか、幼稚園で娘さんがいじめられたそうです。

そこでくまださんはどうしたか。「こういう仕事だから仕方ないな」と黙り込んだのではなく、幼稚園に「無料でいいのでネタをやらせてください」と頼み込んだんだそうです。

結果、くまださんは園児から大爆笑を取って、翌日から娘さんはスターになった。「お前のパパ、すごいな」って。

ただ我慢していたら娘さんはどんどん傷を負ったはずですが、くまださんが行動したおかげで彼女の状況は大きく変わった。声をあげなければ何も変わらないというのは、そういうことだと思うんです。もちろん、大気圏を突破するまでに燃え尽きてしまうこともあるかもしれない。だけど、やっぱり僕は声を上げる人のことを応援したいし、自分もそっちの側の人間でありたいんです。

杉山:いい話ですね。

村本:僕は「そんなこと言いだしたらキリがない」という言葉が大嫌いなんです。そんなことばかり言っているやつには、「お前、本当にキリを探すぐらい頑張ったのか?」と返してやりたい(笑)。

最終回の明日は、社会的なメッセージをネタにする海外のコメディアンと、日本のテレビで売れるための芸人の違いを村本が指摘する。

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・・・・・・・
抜粋終わり

>そうなんです。でも、僕はそれが面白いんですよ。フランス人に聞いたらなんと黄色だと考えている人、さらにはレインボーだと思っている人もいた!みたいなこともある。

>自分のコミュニティとは違う、多様な意見によって世界はできていると思っています。しかも、みんなに想像力があるから、自分とは違う意見についても色々感じることがある。

>そのとき、もっている情報が仮に違ったとしても、自分と同じ姿勢を探して、納得できることもある。この「共感」が大事だと思っています。


だから、この世は面白いし、

>誰だって簡単にひとつの常識に染まってしまう

一つの常識にそまると、お笑いは面白くなくって「お笑いの死」だ。


お読みくださりありがとうございます。
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キズナ詐欺の日本
  • from ローレライ :
  • 2019/03/03 (09:23) :
  • Edit :
  • Res
キズナ詐欺の日本は無理心中ポルノだらけ。
Re:キズナ詐欺の日本
2019/03/04 11:01
>キズナ詐欺の日本は無理心中ポルノだらけ。


同感。

腹切りよりも、革命しないとね・・

書き込みありがとうございます。
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