故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
2024/05 04 < | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | > 06 |
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守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{出師}
将帥の統帥権
むかし国王は、国難に見舞われると、有能な人材を選んで将帥に任命した。国王は斎戒すること三日、先祖の廟に入り、南面して立つ。将帥は北面して立つ。王は太師{宰相}の捧げ持つ鉞を受けとって将帥に授けながら、こう告げる。
「将軍よ、これをもって軍の指揮をとれ」
さらにこう続ける。
「敵の虚につけ入るがよい。無理して強大な敵に立ち向かってはならぬ。おのれの地位を鼻にかけて部下を見下してはならぬ。部下の意見にはつとめて耳を傾けよ。また功にはやって、おのれの本分を忘れてはならぬ。部下が休息をしないうちは休息してはならぬ。部下が食事をしないうちに食事をしてはならぬ。また寒きにつけ暑きにつけ、苦しきにつけ安きにつけ、いかなる場合であろうとも、部下と行動を共にするがよい。そうすれば、部下はかならず死力尽くし、勝利はわがものとなる」
将帥は王はことばを拝受し、北門を出て壮途につく。王は北門まで見送り、将帥の車にひざまついて、こう告げる。
「進むも退くもすべて時しだい。軍中にあってはそなたの命令が絶対である。君命といえども無視するがよい」
こうなれば、将帥の地位は絶対的であり、思うがままに部下を使いきることができる。だからよく勝利をおさめ、功名を内外にとどろかせ、福を子孫にまで及ぼすことができるのである。
{出師}
将帥の統帥権
むかし国王は、国難に見舞われると、有能な人材を選んで将帥に任命した。国王は斎戒すること三日、先祖の廟に入り、南面して立つ。将帥は北面して立つ。王は太師{宰相}の捧げ持つ鉞を受けとって将帥に授けながら、こう告げる。
「将軍よ、これをもって軍の指揮をとれ」
さらにこう続ける。
「敵の虚につけ入るがよい。無理して強大な敵に立ち向かってはならぬ。おのれの地位を鼻にかけて部下を見下してはならぬ。部下の意見にはつとめて耳を傾けよ。また功にはやって、おのれの本分を忘れてはならぬ。部下が休息をしないうちは休息してはならぬ。部下が食事をしないうちに食事をしてはならぬ。また寒きにつけ暑きにつけ、苦しきにつけ安きにつけ、いかなる場合であろうとも、部下と行動を共にするがよい。そうすれば、部下はかならず死力尽くし、勝利はわがものとなる」
将帥は王はことばを拝受し、北門を出て壮途につく。王は北門まで見送り、将帥の車にひざまついて、こう告げる。
「進むも退くもすべて時しだい。軍中にあってはそなたの命令が絶対である。君命といえども無視するがよい」
こうなれば、将帥の地位は絶対的であり、思うがままに部下を使いきることができる。だからよく勝利をおさめ、功名を内外にとどろかせ、福を子孫にまで及ぼすことができるのである。
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その通りです。
それがわからないのが、日本人。
書き込みありがとうございます。