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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
ネットゲリラ ネットゲリラ より

上記文抜粋
・・・・・・・・
日本に損切りさせるという手口
野次馬 (2017年1月24日 23:03) | コメント(11)
原子力発電がオワコンだというのは、自分がやっていたアメリカの会社が一番知っていたわけで、それを日本に売ろうとした時点で、利口な人は気がついていたよね。政府が馬鹿だから、国策だ国策だと東芝をそそのかして、買わせたわけだ。日本に損切りさせるという手口、ユダ菌の得意ワザだよねw NTTも引っ掛かっていたしw

そもそも、'15年の粉飾事件以来、グループ会社にはなんの非もないのに、仕事が減らされ、さらに残業単価や休日出勤などの手当てもカットされてきました。
本社の事業方針が二転三転する中で、地方転勤を命じられて準備をしたら直前で撤回されたりと、それはもう大混乱が続いていたんです。
最近になって今年度は黒字回復と聞かされ、やっと仕事が元に戻り、給料も回復していくと安堵していただけに、いまは将来への不安で仕事が手につかない状況です」
事の発端は、東芝のグループ会社で原発事業を手掛けるウェスチングハウス社(WH)が、'15年12月に原子力サービス会社の米・CB&Iストーン・アンド・ウェブスター社(S&W)を買収したこと。
東芝が、半導体事業と並ぶ「二本柱」に掲げる原発事業を拡大していくはずだったが、買収から1年が経過してS&Wの業績が想定外に悪化し、巨額損失の計上を迫られているのだ。
しかも東芝経営陣は、損失を「数千億円規模」と語るのみで、たった1年でそれほどの巨額損失が発生した理由については明確な説明を避けており、関係者すべてが疑心暗鬼に陥っている。
いったい、東芝で何が起きているのか。

東芝は、政府と癒着しすぎた。お上のおおせのままに動いていれば間違い無しと、そこで思考停止してしまう。国策で潰れそうな会社を、政府は救ってくれるのか? まぁ、100パーセント減資はあるだろう。株主は、早く損切りして逃げるべきw


・・・・・・中略・・・・・



【企業】東芝「倒産」はついに秒読み段階か ~取締役会議長が明かした内情  何が起きているか、経営陣もわからない ★4 、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。
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一年前に原発でめちゃくちゃ儲ける言ってて馬鹿かと思ってました。
けどまさかこれほどの大赤字になってるとは思わなかった。流石に酷いね。w
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ざまあみろ
大企業に就職したから人生安泰勝ち組だと思って安心しきっていた傲慢なやつらが泣きを見るのはいい気味だ
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↑彼らは再就職するから。
働いたら負けとか言ってた君らはこの先どうすんの?
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シャープが身売りして事実上消滅したり、東芝が潰れるなんて、俺が就職活動してた頃には想像もしなかったな...。
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東芝倒産。SHARPは買収され。半導体は壊滅
福島の原発事故を恐れる世界はどこも脱原発へ、日本の原発輸出政策も壊滅
インドネシアの国家的プロジェクト、高速鉄道事業では中国に惨敗
輸出が好調と言われている中小企業は銀行に利子を返すだけの実質不良債権
不良債権同然の土木建築公共事業などは低賃金の労働者を増やすだけ
給料は下がり続け、非正規労働者は増え続ける
大手デパート、小売り、どこも青息吐息。お客さんは特価品しか買わない
サービスは民主党時代の政策による外国人旅行者だけが頼り。
増加数には官僚的な数字のマジックも

ある程度儲かっているのはブラック企業の雄、トヨタだけ
株価を上げる材料など何も無く、無理やり公金をジャブジャブ注ぐイカサマ相場

メディアは全てアンコンされ、日本の景気が良いかのようなイカサマ報道

穴だらけで沈没寸前のドロ船「日本丸」に
「豪華な絆創膏」を貼り続けているだけのアホノミクス
新しい日本丸を造り、みんなでそちらへ乗り換えなけれは全員溺れ死ぬだけ
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原発のせいだから国が救済に乗り出すんじゃねの
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JAL,も東電も何事も無かったように営業してるし東芝も同じだろ
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粉飾のダメージも抜け切らないうちに、想定外大赤字け。
第三弾がきても驚かないな。できるだけあがくために、やばい情報小出しにしてるんじゃなかろうな。
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今日から空売り全力でいくわ
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↑貸してくれる人が居るのか?
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サザエさんのスポンサーは夢グループとかになるのかな?(笑)
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↑中国企業が引き継ぐから安心してください。
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JALと同じで倒産しても残っちゃうだろな
完全消滅したの三洋電機くらいだし
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↑国が転覆でもしなけりゃ原発ある以上間違いなく残る
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高校時代の同級生で関学経から東芝に行った超氷河期の勝ち組いるけどな
事務系は募集も若干名で、東大京大ばかりで
今、ちょうど40歳だけど

笑いがとまらんww
ちなみに関大からは理系以外は門前払いだった
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東芝のHP見てきたけど随分とイメージと違う事業体制になってて驚いた
ていうか原発関連で稼げなかったらどうしようもない体制になってるやん
フラッシュメモリーがどれだけ儲かるのか知らんが
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原発にシフトした途端、あの事故だから気の毒といえば気の毒だけどね
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アメリカにハメられたな
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↑それだと思うよ
アメリカの負債を日本の企業に押し付けている
東芝はそのトラップに掛かった馬鹿な企業
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↑どう見ても飛ばしだよね
団塊バブル世代の無能につけこんてる
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損失の大半が原子力がらみだからな。
どんだけ原子力って国民に迷惑かけてんだよ
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↑原発は【世界の癌】
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重電メーカーが原発で赤字だもんな
医療分野をキヤノンに売って、次はメモリだけど
セイコーと日本政策投資銀行 vs. ウェスタンデジタル vs. キヤノンって
引き手あまたではあるよね・・・・はやく潰れろww
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日本経済の足手まといになるなら、さっさと潰れたが良い
支援のために税金投入とかやめてくれ
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こんな状態でよくも社会人野球とかラグビーやってたもんだな
あれ年間、数億かかるみたいだけど
倒産間際の企業が信用不安かき消すためにCMバンバン打つようなものかな?
いずれにせよ目につくところだから銀行からは廃部を迫られるね
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原発なんぞにうつつをぬかした罰だ。
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誰も7000億円で済むと思ってないからな
アメリカで遅れ中国で遅インドに至っては何も出来てない。

さらに損失は膨らむだろ、三井住友とみずほも震えているだろ
地銀は逃げ始めたしw
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会社更生法で再建すればJALみたいにOBの年金を半分カットできるのはデカい
最大6000億円くらい浮くんじゃないか
原発の損失がほぼ打ち消される
100%減資で投資余力も回復する

JALなんかは結局、再上場してから株価は底値から2倍になったし、東芝も同じ方法で再建したほうが株主にとっても経営者にとっても現役社員にとってもウィンウィン
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↑JALは株主責任とか言われて紙くずになりましたが
そしてインチキ稲森一派だけが再上場で設けましたが
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とりあえず要らない部署を分社化して切り売りしろ。
それで生き残れるかは分からんが。
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↑もう稼ぎ頭散々売り払ってそれでも全然足りないから
政銀に泣きついてる状況、恐らく損失額兆確実に超えてるんじゃないか?
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日本の年金がおかしいんだよ
OBの年金をカットするためには会社を倒産させないといけないとか、とても資本主義社会の制度とは思えない

まあ、一回倒産すれば不死鳥のように蘇るべ
半導体部門のスタッフさえ他社に引き抜かれなければ東京芝浦電気は不滅や
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↑年金を使い込みしてて
元はバブル時代にOBがたんまりと払ってるんだから
仕方あるまい
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一億人イスとりゲーム大会、盛り上がってきたな
ジコセキニンwwwww
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後になって分かる
あれから20年間続く大不況の幕開けに過ぎなかったと
競争力を失くしつつある大手製造業の経営破綻が頻発し業界の再編成が進む

借金のあるやつ、株屋、空中族は覚悟しとけよ
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まず無能な経営者は日本企業の特徴。
無能は後継者に無能を選ぶから一度入り込むと復活はなかなか難しい。
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原発で儲けようとか、死の商人みたいなもんじゃねーか。
経営的にも倫理的にも生かしてはおけない企業だ。
とっとと廃業しろ。
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東芝くらいの規模だと、子会社・関連企業、下請け孫請け外注まで含めたら、相当に裾野が広いだろう
重電インフラあるし、はいそうですかとコカせるわけがないんだよなぁ
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トランプ「東芝潰そうとしたら既に潰れていたでござる」
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切るのは半導体じゃなくて原子力なのに判断が狂ってるね
太陽光発電が原子力の十分の一のコストで済むんだから太刀打ちできるわけない
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どうも米国に嵌められたっぽい。日立と三菱も要注意。
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世界の中心で輝く不正大国日本
日本人として誇らしい
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さーて来週のサザエさんは、
波平、メルトダウン。
カツオ、不渡り手形をつかむ。
ワカメ、ワカメ酒で稼ぐ。
の三本です。
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東芝の平均年収は、815万円でした。(有価証券報告書参考)
年度別の年収推移を出してみると
平成27年825万円
平成26年844万円
平成23年778万円
平成22年745万円
平成21年791万円
平成20年804万円
ここ10年での平均年収推移は706万円~844万円となっています。

大雑把な平均年収
主任 699万円
係長 870万円
課長 1150万円
部長 1271万円
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インフラ関連産業は、浮き沈みのない、手堅い仕事だ。とはいえ、政府が絡んでくると、入札だとか政策の変更などで、一気に足元すくわれる恐れがある。なので、仕事としてもっとも手堅いのは、「政府の絡まないインフラ」の事業ですw

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原発企業の末路哀れなり... 
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原発は莫大な補助金が無ければ成り立たない。
トランプが補助金を切った。その結果が、これ。
イノベーションの能力の無い企業が、政治で儲けようとして、この様だ。
化石燃料による地球温暖化なんか信じてるバカが多いから、詐欺が成立する。
火山活動や太陽の活動で地球環境なんか簡単に変わる。
地球規模の気候変動の原因は、数千年数万年単位の観測もできない
人間ごときには分からない。
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↑時系列的にトランプ関係ないだろ
時空が歪んでる人?
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↑年末の「数千億円の減損可能性」の発表タイミングは、トランプ勝利の直後。
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100%減資してからのがよい
こういった負債の場合は再出発した方が東芝はその後の経営がずっと楽になる

東電みたいなインフラは停電なり信号止まって事故多発とかあり無理だが
東芝なら手広く色々やっている分替えはある。再生もしやすい。大丈夫だろう
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フロッピー訴訟で
アメリカの言うままに1000億円賠償したじゃん。
ドイツ銀行の時は、2兆円賠償をおおまけにまけて
8000億円までまけさせたのにさ。
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原発企業が破綻するのは明るいニュース
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経営危ないなら
なんで浜松町のビル売らないの?たくさんもってるじゃん
まだ、資金に余裕あるってことだよね
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課長「島耕作」のモデルとなった初芝電気だろ
まさか初芝電気が倒産するとはネ
課長から部長そして役員になったけど
すべて夢物語だったことか。
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↑作者の弘兼憲史は松下電器をやめてマンガ家になった。
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子供「父さん!」
父親「やかましいわ!」
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それでも東芝が原子力部門を切れない「特別な事情」
背後に経産省とアメリカの影が見える
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50783
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WHの社長解任や事業売却すらしない上に
ストックされてる自己資本と経常赤字は直接関係ないのに煽って
東芝が悪いとは政治判断の臭いがする
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ウェスチングハウスなんて中国に売っちまえよwww
たぶんCIAからヒットマン派遣されるだろうけどwww
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ソース元がヒュンダイかよ。

アメリカ子会社購入を再検討し直し、
日本の銀行が最大限の支援を表明し、
キャノンなども支援を表明するなど
余裕の体制なのに。
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政府や省庁との繋がりのある天下りが居ても
普通に経営戦略を立てられるトップがいない。
ありきたりの計画とビジョンだけで
健全経営だと息巻いている。
これが今の東芝やねん。
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正直、東芝半導体事業部は元気だよ。
毎日忙しくてどこも3交代体制でフルで回転してる。
なにやってんだよ!上の人間は。
しっかり仕事せんかい!
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原子炉の商売が、上がったりだろ
半ば国策化している原子炉の廃炉事業で儲けも出るかどうか
原子炉のメルトダウンが先か、会社の倒産が先か
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東芝はダイソンに羽の無い扇風機のライセンス売った頃からやばかったんだろw
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日本の成長を支えた企業が次々と逝くな
アメリカは新興が躍進してるからいいけど、日本は旧企業に代わる新興企業なんてないよな。
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迂闊に東芝製品買えんな
修理出そうと思ったらその時はもう消えてるかも知れん
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鬼畜アメリカに嵌められたな
アメ公の原発不良債権掴まされて倒産危機とかw
間抜け過ぎて泣けるわw
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波平が投機に失敗 磯野家は一家離散
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どうなんだろうね?
政府は助けるのかね?
助けたとして、強い企業って何?って話だよな?
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↑これからのシナリオな。

経済産業省が東芝救済に動く

日本政策投資銀行に東芝救済資金を準備させる

東芝は持ち株会会社へ。東芝HDの下に東芝原子力と東芝(その他全部事業)を設立

日本政策投資銀行が産業革新機構に東芝救済資金を融資

産業革新機構が東芝原子力を買い取る形をとり東芝HDを救済

東芝HD、ガンの原子力部門切り離し、健全化へ

東芝原子力→日本原子力開発へ社名変更

これのシナリオで話付けている最中だろ。

東芝が倒産すると下手な政令指定都市の人口並の人々が路頭に迷うことになる。
東芝だけで20万近い従業員がいるわけだ。家族入れたら60万人規模な。
更に下請け等入れると+40~50万人位の労働者が間接的に影響を受ける。
下手すると家族入れると180~210万人位の人が影響受ける。
名古屋市全人口が東芝倒産での影響受けるレベル。

救済しないで放置とかは無い

つか、放置するとエライ事になる。
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春の木漏れ日の中でダメになった東芝を見てキミもビックリしただろう・・・
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東芝は自衛隊装備品レーダーとか作ってるから国が潰さない
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はじめからユダヤ原發企業のウェスチングハウス社に仕組まれたんだよw
だいたい、アメリカで使ひ物にならなくなつた原發産業を買收しようなどと云ふ
動きが出た時點で胡散臭いものw
ババ拔き役をまんまとやらされた丈だねw
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はいはい、自己責任、自己責任。
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来週のサザエさんは、
波平さんとマスオさん リストラされて、一日中家にいる
フネ シルバー人材センターに登録するが仕事なし
サザエさん スーパーにパートに出るがヘマばっかりやってクビになる
カツオ グレて暴走族に入る
ワカメ グレてひきこもりになる
タラ  グレて問題行動起こす
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あーすまん、この案件はデューデリ不足で未認識の債務リスクが顕在化したんだな多分
てことはキャッシュアウト伴うから、完全に資金ショートリスク抱えてるわ
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↑そのキャッシュフローがショートする倒産リスクを、経営陣が理解してないっぽい
社員に向かって通常業務を継続するように指示出してるけど、本来なら、全てのキャッシュアウトを止めて債権回収に走るコンティンジェンシーを指示すべき状況
この経営陣だと危ない
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↑オリンパスと同じで、経営陣は理解している。
原発/WHは聖域で、ものすごい負債を抱えている。
当時2000億円と言われたものを、5000億円で買った。
これをつっこむとややこしいことになる。
「のれん代」として資産計上しているから。
実質的な負債の他に、のれん代3000億円以上がある。
WHは他に原発運用/設置の隠れ債務がありそう。
おそらく1兆円を超す。
どうあがいても債務超過では?
そうするとかなり面倒になるから、債務超過を避ける形でやる。
怪しい取締役会長が向こうで何をしているか。

損失計上してすっきりとは行かない。
経産省+原子力という問題が絡む。
せっかく押さえている粉飾決算の社長責任が、表に出てきてしまう。
(たこ足配当、別の粉飾決算など)
1兆となると、メインバンクや政策投資銀行も無事に済まない。
デロイト等松もヤバイ。新日本なら「あそうか」で済むが。
株式も「東芝ショック」で下がり、GPIF問題も出てくると、政権の責任問題になる。

ま、ワース(ワーストではない)シナリオだけど。
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WH への出資は国策なので東芝はつぶれません
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東芝が作った原発のメンテはどうするんだろ
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↑日立がするんじゃね?
金さえ払ってもらえばさ
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ユダヤによる日本の基幹産業を潰していく算段だな ユダヤはサムスンを助け
日本の東芝や家電メーカー徹底して潰そうとしている 
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またシャープのように、見殺しにされるのかね。
日本には政治力がないから、外圧に好き放題にされる。
だから日本は脳死状態の国だと言われる。
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損失の詳細は2月14日公表だそうな
血のバレンタインデーにならなければいいが...
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東芝あたりだと、ユダ菌より古くからの日本人株主の方が多いだろう。そら、ユダ菌はサムスンを応援するだろw 「原子力は安い」というツケが、こんなところにも隠されていましたw


・・・・・・・
・・・・・・・
抜粋終わり



田中宇のHP より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・
トランプ革命の檄文としての就任演説

2017年1月24日   田中 宇


まず書こうとすることの概要。トランプは米国と世界に巨大な転換を引き起こそうとしている。全体像が膨大で分析が間に合わないので、とりあえず今回はトランプの大統領就任演説を分析する。演説は、米国を支配してきたワシントンDCのエリート層による支配構造をぶちこわせと米国民をけしかけている。トランプは米大統領という、支配層のトップに入り込んだのに、その地位を使って支配層を壊そうとしている。これは革命、クーデターだ。支配層の一員であるマスコミは、就任演説を否定的にとらえ、趣旨をきちんと報じない。リベラル派は反トランプ運動を強めている。おそらくトランプ陣営は、意図的に対立構造の出現を誘発している。概要ここまで。以下本文。 (Donald Trump inauguration speech: Read the full transcript)

 ドナルド・トランプが米大統領に就任した。彼は、米国と世界の政治・経済・社会状況に、大きな転換をもたらしそうだ。昨春に彼が有力候補になって以来、私は彼について何本も記事を書いてきた。最近の私は「トランプ情勢分析者」になっている。それほどに、彼は国際情勢の巨大な転換役となる感じがする。米大統領という、人類の覇権体制の中枢を占めた彼が、どんな戦略に基づいて、何をどこまでやれそうか、何を破壊して何を創設するのか、どこからどんな敵対・妨害・支援を受けるのか、全体像が膨大だし、曖昧・未確定・未言及な部分が多いので、読み込みや分析が追いつかない。とりあえず今回は、トランプが1月20日に発した大統領就任演説の分析をする。 (トランプの経済ナショナリズム) (米国民を裏切るが世界を転換するトランプ) (世界と日本を変えるトランプ)

 就任演説を読んでまず驚くのは「ずっと前から、ワシントンDCの小集団・エスタブリッシュメントだけが儲け、あなたたち米国民は失業や貧困にあえいでいる。だが今日からは違う。米政府はあなたたち米国民のものだ。(トランプが主導する)この運動は、米国の国家を(エスタブ小集団の支配から解放し)、米国民のための存在に変えるためにある」と明言し、米国民に対し、エスタブ小集団を権力の座から追い出すトランプの運動に参加するよう呼びかけていることだ。 (The Following Words Had Never Appeared In An Inaugural Address, Until Today) (Donald J. Trump takes the helm. What happens now?)

For too long a small group in our nation's capital has reaped the rewards of government while the people have borne the cost. Washington flourished but the people did not share in its wealth. Politicians prospered but the jobs left and the factories closed. The establishment protected itself but not the citizens of our country. That all changes starting right here and right now because this moment is your moment. It belongs to you. At the centre of this movement is a crucial conviction – that a nation exists to serve its citizens. (Donald Trump’s full inauguration speech transcript, annotated)

 米大統領は、米国を支配するワシントンDCのエスタブ小集団のトップに立つ地位だ。トランプは、自分がその地位に就いたのに、就任式の演説で、自分がトップに立つ支配体制をぶち壊したいので協力してくれと、国民に呼びかけている。しかもトランプは、これと同趣旨の演説を、共和党の候補の一人だった昨年初めから、何度も繰り返している。トランプは思いつきの出まかせばかり言う人だとマスコミは報じてきたが、全くの間違いだ。トランプは一貫して同じことを言い続けている。確信犯だ。 (Trump's Declaration Of War: 12 Things He Must Do For America To Be Great Again) (米大統領選挙の異様さ)

 ふつうの人は、大統領になったら、エスタブ小集団に迎合してうまくやろうとする。民主主義や人権といった建国以来の米国の理念を賛美し、世界の「悪」(独裁国家や社会主義)に立ち向かう決意を表明するのが、従来ありがちな大統領の就任演説だった。しかし、トランプは、そういうことを全く演説に盛り込まないどころか「中身のない話をする時は終わった。実行の時がきたのだ」(The time for empty talk is over, now arrives the hour of action.)と明言している。 (Donald Trump meant everything he said)

 トランプは、大統領になって米国の政権(エスタブ小集団)を握ったとたん、米国の政権を破壊し転覆する政治運動を、大統領として開始し、国民に参加を呼びかけている。これは革命だ。就任演説は、トランプ革命への参加を国民に呼びかける「檄文(召集命令)」となっている。演説は「私たち、あなた方(we, you)」といった米国民全体をさす呼称が多用され、「私(I)」がほとんど出てこない。トランプ自身が英雄になるつもりはないようだ。悪い権力構造を破壊して最後は自分も消される運命を予期しているのか。 ("We Are Transferring Power Back To The People" - Trump's Full Inaugural Speech) (Trump’s Declaration of War - Paul Craig Roberts)

 米支配層(エスタブ小集団)の一員であり、支配層による支配体制を「いいこと」として報じることが不文律的な義務となっているマスコミは、当然ながら、トランプ革命の檄文という就任演説の主旨を報じず、トンデモ屋のトランプがまたおかしな、危険なことを言っているという感じで報じている。米国民の中でも、大統領選挙でクリントンに入れ、トランプを嫌い続けているリベラル派の人々は、トンデモ演説とみなしているかもしれない。だがトランプ支持者は、よくぞ言ったと評価し、鼓舞されているだろう。米国は、トランプ支持者と、リベラル派(と軍産マスコミなど支配層)とが対峙する傾向を増している。 (Viewers SAVAGE BBC Newsnight for Obama BIAS as Donald Trump described as 'JOKE') (マスコミを無力化するトランプ)

▼トランプの魅力は、決して屈服しない強固な喧嘩腰

 トランプは選挙戦中から、中露イランや欧州、日韓など、同盟国や非米反米諸国との関係をいろいろ表明してきたが、それらは就任演説にあまり盛り込まれていない。政治面の個別具体策としては「古くからの同盟を強化しつつ、新しい同盟を作る。過激なイスラムのテロリズムをこの世から根絶するために世界を団結させる」という一文のみだ。

 このトランプの「テロ戦争」は、おそらく911以来の米国のテロ戦争と全く似て非なるものだ。従来のテロ戦争は、米支配層の一部である軍産複合体が、アルカイダやISといったテロリストを裏でこっそり支援しつつ表向きの戦いをやる、軍産エスタブ支配の永続を狙った恒久戦争の戦略だった。トランプのテロ戦争は対照的に、軍産が敵視するがゆえに軍産の傀儡でないロシアなどと協力し、米政府内の軍産(国防総省やCIAなど)に裏のテロ支援をやめさせつつ、アルカイダやISを本気で全滅する計画だろう。トランプ革命(エスタブ潰し)には、テロリスト(テロの脅威)を使って軍産エスタブが米国を支配する911以来の構造を壊すことが必要だ。 (Trump Inauguration Address Centers on Fighting Islamic Terror) (911十周年で再考するテロ戦争の意味)

 トランプは就任演説で「これまでわれわれ(米国)は、自国の国境を守ることを拒否する一方で、諸外国の国境を守ってやること(愚策)を続けてきた」(We've defended other nations' borders while refusing to defend our own.)とも言っている。「米政府は従来、米墨国境を抜け穴だらけに放置し、メキシコから違法移民が大量流入して米国民の雇用を奪うことを黙認する一方で、日韓やイラクの駐留米軍やNATOなどによって、大して米国の国益にならないのに諸外国の国境や領海を守ってやってきた。こんな悪い政策はもうやめる」という意味だ。トランプは「貿易、税制、移民、外交に関するすべての決定は、米国の労働者と家族の利益になるものにする」とも言っている。いずれも、選挙戦中から彼が言ってきたことだ。 (Why Donald Trump's Inaugural Address Matters)

 貿易政策で度肝を抜かれる一文は「保護(主義、Protection)は、大きな繁栄と(国家や経済の)強さにつながる」というくだりだ。世界的に「極悪」とされてきた保護主義をみごとに肯定している。「これまで何十年も、われわれ(米国)は、自国の産業を犠牲にして外国の産業を儲けさせてきた。自国の軍隊をすたれるままにしつつ他国の軍隊に資金援助してきた。米国のインフラを整備をしない一方で外国に何兆ドルも支援してきた(今後これらのことを全部やめる)」とも言っている。 (New President, New World Patrick Buchanan)

For many decades, we've enriched foreign industry at the expense of American industry, subsidised the armies of other countries, while allowing the sad depletion of our own military. And spent trillions and trillions of dollars overseas while America's infrastructure has fallen into disrepair and decay.

 これらもすべて選挙戦中からトランプが言っていたことだが、意味するところは「覇権の放棄」である。戦後の米国は、世界の単独覇権国として、基軸通貨と基軸貯蓄ツールであるドルと米国債を世界に持ってもらうことで無限発行できる利得の見返りとして、自国の製造業をないがしろにしつつ世界から商品を旺盛に買い続け、世界の消費を底上げして世界経済の成長を維持する役目を担ってきた。この経済覇権の構造が、同盟諸国の軍隊を支援する軍事覇権の構造と合わせ、覇権国である米国が維持すべき義務だった。米国の覇権的な義務を放棄することで、米国の産業や雇用を一時的に再生しようとするのがトランプの経済戦略の要諦だ。 (トランプのポピュリズム経済戦略)

 覇権の利得で儲けてきた米国の支配層は、当然ながらトランプを敵視している。もしくは、トランプは支配層の一員になったのだから、儲かる覇権構造を意図して破壊・放棄したがるはずがないと考え、そのうちトランプは姿勢を転換するはずだと考えている。投資家の多くは、金儲けの視点しかないので、トランプが姿勢転換すると予測している。日本政府も、トランプの姿勢転換を予測してTPPに固執している。 ("It Remains A Mystery Why So Many Continue To Anticipate A Change In Trump's Behavior")

 だが実際には、トランプが姿勢を変えることはない。私が以前から何度も分析してきたことだが、米国の支配層の中には、ずっと前(第二次大戦で英国が米国に覇権を譲渡した直後)から、自国の覇権を意図的に放棄して多極型・分散型の覇権構造に転換しようとこっそり努力し続けてきた勢力(隠れ多極主義者)がいる。キッシンジャーやCFRつまりロックフェラーは、その一味だ。彼らは、多極分散型に転換した方が、世界は政治的、経済的に安定する(大戦争やバブル膨張・崩壊しにくい)と考えている。トランプは隠れ多極主義者だ。トランプは昔からでなく、大統領に立候補するに際して隠れ他極主義者になった。おそらく、隠れ多極主義者たちの方からトランプに立候補を持ちかけた。トランプが姿勢を変えることはない。 (Reagan And Trump: American Nationalists - Patrick Buchanan)

 多極主義者たちが感じたトランプの魅力は「決して屈服しない喧嘩腰」だろう。オバマもCFRに評価されて大統領になったが、オバマは沈着冷静で喧嘩しない。とりあえず軍産エスタブの覇権勢力の言いなりになり、その上で微妙な転換や歪曲策をやる。たとえばオバマは、シリアに濡れ衣戦争を仕掛けて途中でやめて意図的に混乱を招き、仕方がないといってロシアに軍事介入を頼み、シリアなど中東の支配権をロシアに移譲していくという、回りくどいことをやった。オバマの下ごしらえのおかげで、今やロシアや中国は、米国が捨てる覇権の一部を拾って自分のものにしてもいいと考えている(この数十年の世界において、覇権は奪い合うものでなく押し付けあうものだ)。 (米英覇権を自滅させるシリア空爆騒動) (アメリカの戦略を誤解している日本人)

 ビルクリントンは、覇権を軍事主導から経済主導に変えた。次のブッシュ政権は911とともに覇権を軍事側に戻したが、イラクで過激に(故意に)大失敗し、リーマン危機の対策(QE=ドルパワーの浪費)を含め、覇権を盛大に無駄遣いした。オバマもシリアやリビアやQEで覇権の浪費を続け、いまや米国の覇権は経済外交の両面で崩壊感が強い。ここで新大統領として、米中枢の覇権勢力(軍産エスタブ)に喧嘩を売り、覇権戦略の一方的な放棄、もしくは覇権運営どころでない米国内の内戦・内乱状態を作る無茶苦茶野郎が出てくれば、米国が放棄した覇権を、中露などBRICSやドイツ(いずれきたる再生EU)、イラン、トルコなど(日本=日豪亜も??)が分割するかたちで継承し、自然と多極化が進む。 (ますます好戦的になる米政界) (潜水艦とともに消えた日豪亜同盟)

 トランプは、こうした隠れ多極主義者のシナリオを引き受けることにして、大統領選に出馬して勝った、というのが私の見立てだ。トランプは、米国を主権在民に戻すと言っているが、それが最大の目標でない。最大の目標は、米国民を政治運動に駆り立て、米単独覇権を運営する軍産エスタブ、政界やマスコミの支配構造をぶち壊すことだ。近代資本主義の前提となる国民国家体制を作るためにフランス革命があったように、きたるべき時代の世界の基盤となる多極分散型の覇権体制を作るためにトランプ革命がある。 (覇権の起源)

 トランプが就任して米国の新たな混乱が始まったとたん、中国政府(人民日報など)は「米国の事態は、欧米型の民主主義の限界を示している。中国の社会主義の方が安定している」と豪語し、落ち目な米欧に代わって中国が世界に影響力を行使するという言説を発し始めている。ドイツの左派のシュタインマイヤー外相は「トランプの出現は、20世紀の古い世界秩序の終わりと、厄介な新たな事態の始まりを示している」と指摘している。 (China Says It Is Ready To Assume "World Leadership", Slams Western Democracy As "Flawed") (Trump’s presidency harbinger of troubled times ahead: German FM)

▼CIAを脅して味方につけ、マスコミを潰しにかかる

 戦後、覇権を牛耳る軍産支配を壊そうとした大統領はみんなひどい目にあっている。若気のいたりで冷戦を終わらせようとしたケネディは暗殺された。中国和解やドル潰しをやったニクソンは弾劾された(これらの教訓から、レーガンは目くらまし的な裏表のある政策をとって成功した)。トランプも、殺されたり弾劾されたりするかもしれない。しかし、軍産支配を壊そうとする黒幕のCFRなども、この間、知恵をつけてきている。黒幕に守られ、トランプは意外としぶといだろう。 (ニクソン、レーガン、そしてトランプ)

 トランプの目的は、米国の既存の支配層を潰して自分が独裁支配することでない。米国の支配層を潰し、その果実をBRICSなど他の諸大国が分散して受け取る新たな世界体制を作ることだ。トランプは、勝たなくても目的を達せられる。ただ喧嘩して壊すだけでいい。代わりの政体を作る必要がない。次の世界システムは、米国の覇権のしかばねの上に自然に生えてくる。 (The Trump Speech That No One Heard)

 大統領就任後、トランプの喧嘩の矛先はまずマスコミに向いている。就任式に集まった人々の数をマスコミが過小に報じたかどうかをめぐり、さっそく大統領府とマスコミが相互批判している。トランプ陣営は、マスコミと折り合っていく常識的な道筋をとっていない。 (White House Spokesman Slams Media Over "Crowd Size Comparisons" In Bizarre First Briefing)

 トランプは就任の翌日、CIA本部を訪れて職員を前に演説し、テレビ中継された。演説でトランプは、マスコミを「世界でもっともウソつきな人々」と非難しつつ「私はマスコミと戦争している。マスコミは、私が諜報界と喧嘩しているかのように報じているが、そんなことはない。私は就任後、真っ先にここに来た。私はみなさんを1000%支持する。マスコミは私を酷評するが、多くの人々が私の就任演説を支持してくれている。みなさんも支持してくれるよね」と述べた。 (Watch Donald Trump give first CIA speech and his 1,000% backing - full transcript)

 私から見ると、この演説が意味するところは、トランプがCIAに向かって「マスコミとの戦争で俺を支持しろ。これまでのように俺を不利にすることをマスコミにリークするをやめて、逆にマスコミを不利にすることを俺に教えろ。トランプ革命に協力しろ。そうすればお前らを優遇してやる。従来のように、俺を潰そうとするマスコミを支援し続けるなら、俺は逆にお前たちを潰すぞ」という二者択一を、テレビの前で迫ったことだ。 (トランプと諜報機関の戦い) (Why Trump's CIA speech was simply inappropriate)

 トランプはこの演説でもう一つ「われわれはISISを倒すしかない。他に選択肢はない」とCIAに通告している。CIAは軍産複合体の一部として、イラクやシリアなどでISISをこっそり支援してきた。それはトルコ政府も指摘する「事実」だ。トランプはCIAに行って「もうISISを支援するな。そうすればCIAを厚遇する。(逆に、こっそりISISを支援し続けるなら、お前たちもマスコミ同様、俺の敵だ)」と啖呵を切り、それをテレビで米国民にも知らせた。 (Trump's CIA speech reveals a challenge to America's 'deep state')

 これまでの、独自の諜報網がない米大統領なら、CIAは、大統領に知られないようにこっそりISISを支援し続けられたかもしれない。だがトランプにはプーチンのロシアがついている。露軍はシリアに駐留し、トルコやイランの当局とも通じているので、CIAなど米国勢がISISをこっそり支援し続けていたら、すぐ察知してトランプに通報する。トランプが就任前からプーチンと仲良くしてきたのは、米露関係自体のためだけでなく、米国内の軍産エスタブ潰しのためともいえる。 (Lifting of anti-Moscow sanctions an illusion: Russian PM)

 米諜報界では、オバマ政権で1月20日までCIA長官だったジョン・ブレナンが、現役時代から、トランプへの激しい敵視を続けている。ブレナンのトランプ敵視は、オバマや米民主党、リベラル派、軍産エスタブのトランプ敵視とつながっている。CIAなど米諜報界は今後、親トランプ派と反トランプに分裂する傾向を強めるだろう。国防総省とその傘下の業界も、軍事費の急増を約束しているトランプになびく勢力と、旧来のトランプ敵視を維持する勢力に分裂・内紛しそうだ。軍産内部を分裂させるのがトランプ陣営の作戦と感じられる。この分裂にオバマも一役買っている。 (Plan of neocon axis in Senate to spend $5 trillion on military could destroy US: Ron Paul) (得体が知れないトランプ)

▼軍産に取りつかれたマスコミやリベラルとトランプの長い対立になる

 トランプは、大統領就任後もツイッターの書き込みをさかんに続け、マスコミを迂回する情報発信をしている。FTなのに気骨ある分析を書き続けるテットは、トランプのツイートをルーズベルトの炉辺談話になぞらえて評価している。トランプ政権は、大統領府(ホワイトハウス)の大統領執務室の近くにあった50人収容の記者会見室を撤去し、代わりにとなりの建物に400人収容の記者会見場を設ける計画を進めている。従来の、大手マスコミだけが大統領の近くにいられる記者クラブ的な癒着状況を廃止し、大手以外のオルトメディアなども入れる大きな会見場を作る。 (Twitter: Trump’s take on the ‘fireside chat’ Gillian Tett) (Trump Team Responds: May Move White House Briefings To Accommodate More Than Just "Media Elite") ("They Are The Opposition Party" - Trump May Evict Press From The White House)

 トランプは、マスコミの特権を剥奪する一方で、イラク大量破壊兵器に象徴される軍産プロパガンダを「事実」として報じてきたマスコミへの敵視を続けている。米(欧)国民のマスコミへの信頼は低下し続けている。共和党系のFOXなど一部のマスコミは、トランプ擁護の姿勢に転じている。米国のメディア機能はすっかりインターネットが中心になり、ネット上ではマスコミもオルトメディアも個人ブログも大差ない。トランプの喧嘩腰は、軍産の一部であるマスコミを弱め、軍産と関係ないオルトメディアを強める。 (偽ニュース攻撃で自滅する米マスコミ) (The ‘Post-Truth’ Mainstream Media)

 マスコミや軍産と並んでトランプを敵視するもうひとつの勢力は、民主党系の市民運動などのリベラル派だ。この戦いは、大統領選挙のクリントン対トランプの構造の延長として存在し、トランプの大統領就任とともに、リベラル派の方から仕掛けられている。負けたクリントン、大統領を終えたオバマ、世界的に民主化を口実とした政権転覆を手がけてきたジョージソロスなどが、指導ないし黒幕的な面々だ。ソロスはダボス会議での公式演説で、トランプを倒すと宣戦布告している。 (George Soros Vows To ‘Take Down President Trump’) (Putin Warns Of "Maidan-Style" Attempt To Delegitimize Trump)

 草の根の右からのポピュリズムを動員して軍産エスタブを潰しにかかるトランプに対抗し、軍産エスタブの側は左(リベラル)の市民運動を動員している。もともと軍産は冷戦時代から、強制民主化、人権侵害の独裁政権の軍事転覆など、民主主義や人権擁護といったリベラルな理想主義を口実として戦争することを得意としてきた。イラク戦争を起こした共和党のネオコンは、民主党のリベラルから転じた勢力だ。リベラル派のお人好し(=人道重視)の理想主義が軍産に悪用されてきたが、今回また何十万人ものリベラル派が、トランプとの戦いに、軍産の傀儡にされていることも気づかずに結集し「トランプを強姦罪で弾劾しよう」と叫んでいる。トランプに反対するワシントンでの女性らの「自発的」な50万人集会を率いた人々のうち56人がソロスとつながりのある人だった。 (Ex-WSJ Reporter Finds George Soros Has Ties To More Than 50 "Partners" Of The Women’s March) (Beware the Rise of Left-Wing Authoritarianism)

 女性や有色人種、貧困層、都会の知識人を束ねているリベラルの運動を敵に回すのは、トランプにとってマイナスとも考えられる。だがリベラルと仲良くすると、軍産エスタブがリベラルのふりを展開してきた強制民主化・独裁転覆の戦争や、人権を口実にした格安労働者の導入である違法移民放置策、覇権とカネ儲けの策である地球温暖化対策などを否定しにくくなる。喧嘩好きのトランプは、リベラル全体を敵に回す荒っぽい策をとることで、むしろリベラルが不用意に軍産の傀儡になってしまっていることを浮き彫りにしている。 (Trump responds to protesters: Why didn’t you vote?) (まだ続く地球温暖化の歪曲)

 トランプと、リベラル派やマスコミ、諜報界、軍産エスタブとの戦いは、まだ始まったばかりだ。今後、延々と続く。すでに述べたように、この長い戦いは、トランプ陣営が好んで始めた計算づくのことだろう。対立が続くほど、トランプ側の草の根からの支持者の動きも活発になる。これぞ米国の民主主義のダイナミズムだ。誰もトランプ革命について語らず、自国のひどい官僚独裁政治にすらほとんど誰も気づいていない浅薄な日本から見ると、米国はラディカルで強烈ですごいと改めて思う。




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抜粋終わり

>マスコミや軍産と並んでトランプを敵視するもうひとつの勢力は、民主党系の市民運動などのリベラル派だ。この戦いは、大統領選挙のクリントン対トランプの構造の延長として存在し、トランプの大統領就任とともに、リベラル派の方から仕掛けられている。負けたクリントン、大統領を終えたオバマ、世界的に民主化を口実とした政権転覆を手がけてきたジョージソロスなどが、指導ないし黒幕的な面々だ。ソロスはダボス会議での公式演説で、トランプを倒すと宣戦布告している。

>だがリベラルと仲良くすると、軍産エスタブがリベラルのふりを展開してきた強制民主化・独裁転覆の戦争や、人権を口実にした格安労働者の導入である違法移民放置策、覇権とカネ儲けの策である地球温暖化対策などを否定しにくくなる。喧嘩好きのトランプは、リベラル全体を敵に回す荒っぽい策をとることで、むしろリベラルが不用意に軍産の傀儡になってしまっていることを浮き彫りにしている。


偽リベラルが、戦争を推している。

まさに

>だがリベラルと仲良くすると、軍産エスタブがリベラルのふりを展開してきた強制民主化・独裁転覆の戦争や、人権を口実にした格安労働者の導入である違法移民放置策、覇権とカネ儲けの策である地球温暖化対策などを否定しにくくなる。

>むしろリベラルが不用意に軍産の傀儡になってしまっていることを浮き彫りにしている。


真性リベラルは、多分ほぼ存在しないと思う。理性だけを信じるのはあまりに危険だから。
多分、真正のリベラルは、保守や伝統を軽んじないし、多様性を認めるゆえに多様性を押し付けない。

ネトウヨという偽保守に、マスコミや軍産複合体と仲間の偽リベラル。

まあ偽物が世界を日本を動かしてきたのだ。

それを、トランプはドテルテ並みに乱暴につぶそうしている。

アメリカに林則徐の精神が起立しだしたのだ。


で、日本は、維新志士という買弁の後継者がまだ食いつぶしている。


でも、植民地日本の宗主国に、林則徐が現れて全権力を掌握した。

革命は始まったのだ。

タイムラグはある。ので、亡国死国の日本に革命変革の波動は遅れるだろうが、その変革までは生き延びないと・・。

金が無くて、厳しいが・・・耐えがたきを耐え忍びがたきを忍び・・。


お読みくださりありがとうございます。



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