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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
迷走記憶箱 ~ 不死者との対話  より

上記文抜粋
・・・・・・・

日本社会に蔓延する嘘と向き合う
 2017年の衆議院選挙、この出来事には色々と考えさせられた。それは選挙の結果ではなく、選挙を通じて交わされる色々な意見によってだ。中でも特に深く考えさせられたのは立憲民主党の枝野氏について語られたうちの二種類の声についてだ。
 1つは立憲民主党を立ち上げた枝野氏を評価する多くの声。もう一つは民主党時代に3.11原発事故で「ただちに問題はありません」発言で多くの人を避難させなかった人物を支持するべきなのかという疑問の声だ。

 この葛藤は私にはよく理解できる。私自身も3.11原発事故の民主党政権が、結局は多くの事実を隠ぺいして被害を隠してしまった事にショックを受けた一人だからだ。だが同時に私は今回の枝野氏が新党を作ってくれた事を嬉しく思い評価する者でもある。

 この件は長く私の中ではもやもやしたままだった。だが最終的には「どんな理由があろうが、やっぱり嘘を誤魔化してはダメだ」と思うようになった。私自身は立憲民主党を支持する、だが3.11での嘘を忘れはしない。安易に自分の葛藤を解消するのではなく、この過去につかれた嘘についてずっと向き合うべきだと思った。
 いずれはどこかで枝野氏を含めてあの対応は問題だったのではないかという検討や反省をして貰うべきではないかと思う。それでなければ恐らく3.11原発事故での問題は永久に解決はされないのではないかと思う。

 3.11で起きた原発事故は私にとっても大きな分岐点だし、日本国としても本当に大きな分岐点になったと思う。その傷はまだ癒えてはいない。そして今にして思えば、本当に大きくこの国を傷つけたのは事故そのものではなく、ついてしまった嘘の大きさだと思う。私はあの嘘についての失望を今でもリアルに覚えている。その時に私の中にあった政府とか社会とかメディアとかに対する根本的な信頼みたいな物が失われたと感じる。

 あの時私は例えどんなに日本がボロボロであっても共に手を取って立ち上がろうとするならば、自分も何かできる事で手助けしたいと心から思った。
 だが政府は被害を誤魔化し、官僚は傷ついた市民を無視するだけではなく逆にどさくさ紛れに利権を広げようと予算取りに血眼になって奔走した。その一つが今だに成果のよく解らない除染作業である。彼らは東京電力の責任を問うのを止めた。しかも野田総理に至っては災害復興よりも消費税増税の方が大事だと語っていたと聞く。メディアはと言えば臭い物に蓋をするように何も無かったかのようにバラエティ番組を流していた。
 これらを見て当時の私はとてつもない絶望感と無力感におそわれた。

 こういった6年前の色々な事を思いだして改めて考えさせられた。そして気が付いたのが「いかに今の日本が嘘に覆われているか」という事だった。


 近年でつかれた最も大きな嘘は3.11原発事故であり、あの事故で多くの日本社会で考えられていた数々の神話が壊れた。
 日本の技術は優れていて世界で一番原発は安全だと言われていた。だが実際に事故が起きると、ロボット大国だと自ら名乗りながらも調査に動かせるロボット一つも日本は持って無かった。結果的には外国の探査ロボット支援を受けざるを得なかった。
 メディアは被災者の声よりも電力会社に肩入れする報道を続けた。そして放射能汚染などあたかも無かったかのように扱い多くの人の痛みを無視した。また学者は子供にでもわかるような嘘をつき続けて藁にも縋りたいはずの被災者の不安を踏みにじった。


 もちろん日本社会にそれまで嘘が無かった訳ではない。だがばれてしまった嘘を無かったかのように塗りつぶしてしまうのは根本的に違う次元の話だ。それでは社会の信頼というのが粉々に砕けてしまう。そしてその後の時代(自民党に政権が移ってからも)は、もはや誰も嘘をつくことに躊躇しなくなったような気がする。

 嘘がばれても認めなければ良い、メディアを懐柔すればよい、御用学者に援護させればよい、ネットサポーターに攪乱記事を書かせればよい。誰もがそう考えているかのようだ。

「襟を正すより嘘を塗り固める方がコストが安くて簡単だ」

 もはやそう考えている事を隠そうともしない。これはもはや汚職とかという次元ではなく、文化そのものの堕落である。もしも文化というものがそこで暮らす人々の信頼(共通幻想)の上に築かれるものだとすれば、今見ているものはただの幻でしかない。日が昇ればすぐに溶けて消える雪のようなものだ。
 私はいつこれらが崩れるのかを恐れている。この歪みは酷くあと数年持つかどうかも解らないと考えている。


 だが多くの市民の中には、暗い現実を受け止めるよりは甘い嘘に溺れるのを選ぶ者も多いようだ。あえて積極に嘘に溺れて酔っぱらうような人間もいる。秋葉原の安倍総理演説(2017/10/21)は厳重なバリケードの周りに日の丸がはためくという、まるで戦前にタイムスリップしたような物だったらしい。

 こういった日本社会の現象は表現の自由や多様性と言えるようなものではないと私は思う。これは虚構をベースにした世界(認識)の分裂である。3.11の修正、あるいは近年話題になった慰安婦や南京虐殺などに関する歴史修正、そういった事が至る所で行われた結果だ。

 修正前の歴史を信じる者と、修正後の歴史を信じる者はあたかもパラレルワールドで暮らす者たちのように出会う事がない。よって会話など成立するはずもない。そもそも前提とする事実が違っていたらお互いに理解も、対話を始めようもない。

 よく物語の世界などで「歴史に復讐される」と言うが、歪められた歴史は蓄積してどこかで地震のようにはじけるのだろう。その一つが今起こっている事だと思う。

 これらを踏まえて改めて考えさせられたのは、人間同士が話し合い理解しあうには一つ一つ地道に真実を積み重ねる、あるいは嘘を取り除いていくしかないという事だ。
 例えそれがどんなに気が遠くなるような話でも、何十年かかろうとも、それを抜きに問題は解決できないのだと思う。そして同時に次のような疑問に突き当たった。

「日本社会はいったいいつから嘘をつき続けているのだろうか?」

 それを考えていて気が付いたのが憲法9条の問題である。いまだに日本社会では9条の問題に正しく向き合えてないし、冷静な議論ができないでいる。それはこの9条を通じた話が同様に多くの嘘で塗り固められてきらからだと思う。

 憲法9条の誕生は色んな人や政治の思惑が絡んでいるのは事実だ。
・日本が再び戦争出来ないようにする為の鎖
・あまりに悲惨で多くの犠牲者を出した事からの平和への願い
・周辺国へもう危害を加えないという保証
・... etc

 だが誕生当時の事は理解できる。それは多くの人の意思をや願いであり事実だったのだと思う。しかし冷戦の中で自衛隊が作られた所で嘘が始まる。
 日本人も政府も事実と向き合わずに嘘をついてしまった。もっとぶっちゃければ良かったのにと私なら思う。例えばアメリカの要請に答えるために自衛の軍を持ちます、アメリカの実質占領国である日本は逆らえないから仕方ない、あるいは最低限必要な兵力を持たないと国家としての自立ができない・・・等の率直な議論を積み重ねるべきだった。
 だが面倒だったからだと思うが結局は誤魔化してしまった。そして今に至っている。

 私は伊勢崎賢治氏が言う憲法9条を正しく改正すべきだという意見はよくわかる。今の日本は軍隊を持ちながらそれを運用する為の適切な法を持っていない。(だって自衛隊は軍隊じゃないってずっと政府は言い張ってきたから) これは国際法的には無茶苦茶な状況で、まだ北朝鮮の方が法的にはまともだと言えるという指摘はその通りだと思う。

 だが現時点ではまともに議論できる状況にはない。なんせ歴史修正しまくって嘘つきまくっているおかげで、同じ前提にたって議論する事が不可能になってしまっているからだ。護憲派はこの問題を軽視し、与党改憲派は9条を無視して書き換えようとしている。これは共に間違っている。
 私的な意見としては、自衛隊を軍として認めて法整備する、その前提で憲法に自衛のみという縛りを明確にする。当然だけど集団的自衛権は認めない。というようにすべきだと思う。


 だが安倍政権による改憲は絶対に反対である。そもそもあんな簡単に公約を保護にしたり常習的に嘘をつき続けているような連中を信頼しようとすること自体が馬鹿げていて話にならない・・・というのがまずある。
 しかしそれを差し引いたとしても、安倍政権の態度はもはや政治・法律・信念とかいった問題ではなく、子供が玩具を欲しがって駄々こねているようにしか見えない。
 どうしても私には彼らが、「軍隊さえあれば」「核さえあれば」・・・俺たちはアジアの盟主になって肩で風切って歩けるのに・・・とか馬鹿な事を考えているようにしか見えない。

 政治的な自立すら出来ない(アメリカの言いなり)癖に何言ってんだと思う。まるで補助輪付きで自転車に乗っている子供が大型バイクを買ってとねだるようなものだ。自分の頭で物事を考えられない連中に武器など渡せるはずもないし他所へ出すなどもっての外だ。
(私はたとえ国連配下だとしても自衛隊は海外出すべきでないと思う。独立した意志(政府)を持たない国家が軍を出すべきではないと思う)

 政治的な自立が出来ないような政府が軍を海外に出せるようにすれば、アメリカの下働きで自国の若者を無駄死にさせたり。一部の利権につられて国民を危険にしたり、ひいては国際関係を悪化させるような結果になるのが目に見えている。

 ちなみ書き忘れていたが、日本の最も大きな嘘の一つが日本は独立国家ではなく実質はアメリカの占領地(とある人の意見では自治を許された占領地)であるという事だ。日米地位協定や沖縄で起こっている問題を見ればあきらかだ。
 アメリは日本領土で米軍を好き勝手に動かせる。日本政府や住人の意思を無視してもだ。もしも日本に本来の民族的な右翼があれば憤慨してしかるべきだろう。(例えばフランスのルペンみたない)

 だがこれも嘘を塗り固めて認めない(こんな屈辱を認めたくない)から話がかみ合わない。ここを議論しないので左翼だ右翼だと話がメチャクチャになる。まともに考えたら右でも左でも普通は自立したいと思うはずだ。
 ただし世襲で続いていた日本の政治屋にすれば今まで通りが楽でいいとなるし、アメリカは権力の源だからこの錦の御旗を無くしたくないと思う官僚や組織も多いのだろう・・・だんだんきりが無くなってきたのでこの辺りで終わる、


 色々と書いたいけど、私はそれでもやはり「ひとつひとつの嘘を丹念に解きほぐしていく」以外に先へ進む方法は無いんじゃないかと思う。例えそれが何十年、あるいは何百年かかるとしても。


・・・・・・
・・・・・・
抜粋終わり


すでに、天皇制が嘘の産物。

万世一系・記紀神話・・・

嘘・嘘・嘘・嘘・・・・


もう天皇開始から、嘘である。


天皇制を辞めて、嘘を辞めないと、日本人は死に絶えるだろう・・・


お読みくださりありがとうございます。
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