故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
人生は冥土までの暇潰し より
上記文抜粋
・・・・・・・
本格化する火と水による禊祓い
6月度の安西ファイル第四弾、「④本格化する火と水による禊祓い」をお届けする。
④本格化する火と水による禊祓い
●異次元の領域に入った世界的な噴火活動
・今年は、特に春頃から火山の噴火が多いなとは思っていたのですよ。「同時に違う場所で複数の火山が噴火する」という事例も多いと思っていました。それが「数字」ではっきりと示されている記事を見かけたのです。
・それは「Significant Increase in Volcano Eruptions(火山の噴火が著しく増加している)」というもので、そこに下のグラフがありました。
(図表)1945年から2015年までの1年間の新たな火山噴火の数の推移(metabunk.org)
・これは昨年2015年5月までのもので、それまでの間で、もっとも多い時で50程度、少ない時では25以下というような年もありますが、その幅で変動していることがわかります。
・ところが、今年2016年の6月1日までに新たに噴火した火山の数は、まだ1年の半分も経っていない時点で「41」なのです。2016年の「5ヵ月の間で41の新たな噴火」という数は、過去70年間の中で火山噴火が非常に多かった年(2005年)の「12ヵ月分」の新たな火山噴火の数とほぼ並んでいるか、いくつかの年を除けば「すでに上回っている」ということがわかります。
・ちなみに、過去70年間の1年間の火山噴火数の平均は42.8ですので、今年は、あと1度か2度の新たな火山噴火があった時点で、平均値を半年もたたないうちに超えるということになります。今の活発な火山噴火の状況ですと、近いうちに平均数を上回ると思います。
・さらに、昨年5月の時点までの火山噴火は12ほどだったことが上のグラフでわかりますが、昨年2015年の最終的な火山噴火の数は「44」だったのです。その後の7ヶ月で32の新たな火山噴火があったことになります。…ということは、「2015年の後半から著しく火山活動が活発になった」ということが言えるはずです。
・ちょっと書き方がややこしかったかもしれませんので、今書いたことをまとめてみますと、
過去70年間で最も噴火が多かった年の新たな噴火数は1年間で49
2016年の火山噴火は5月を終えた時点ですでに平年の噴火の平均数42.8とほぼ並んでいる
データからは火山噴火は2015年の後半から急速に増加したと推測できる
そして、「このペースで火山の噴火が続いていった場合、2016年という年は、通常の2倍以上の火山噴火が発生する近年では例のない年となる」ことも言えると思います。
・上のグラフだけではわかりにくいかもしれませんので、21世紀に入ってからのものを示してみます。
(図表)2000年から2016年までの年間の新たな火山噴火(スミソニアン自然史博物館 火山データベース)
・最終的には2015年には44の火山が噴火しています。最も新たな火山噴火が少なかったのが、2011年(東日本大震災が起きた年と考えますと、意外な気もします)で31でした。多い年では、50を超えている年がいくつかあります。
・このグラフは、先ほどのグラフと数が若干違うところがあり、それぞれの集計の方法の何らかの問題かとは思いますが、基本的にはさほど違わず、「1年間の新たな噴火は毎年40あたりを平均として起きている」ということになります。上のスミソニアン研究所の2000年からの分を数値にしますと、以下のようになります。
2000年から2016年までの1年間の新たな火山噴火数
2000年 48の新たな噴火
2001年 43の新たな噴火
2002年 52の新たな噴火
2003年 37の新たな噴火
2004年 54の新たな噴火
2005年 52の新たな噴火
2006年 46の新たな噴火
2007年 39の新たな噴火
2008年 55の新たな噴火
2009年 40の新たな噴火
2010年 40の新たな噴火
2011年 31の新たな噴火
2012年 38の新たな噴火
2013年 34の新たな噴火
2014年 39の新たな噴火
2015年 44の新たな噴火
2016年 41の新たな噴火(5月30日まで)
・まさか、今年2016年の今後も同じペースでこの数値が続いていくとは思いませんが、仮に、このペースのままで進みますと、「2016年 100の新たな噴火」というような数字もあり得ないわけではないということになりそうです。しかしまあ、現実としてそれはちょっとあり得ないとは思いますが、それでも数字だけで見ますと、その可能性も排除できないという。
●知られざる多数の海底火山
・ちなみに、全世界にある地上の火山の数は、はっきりしたことはわかっていませんが、活火山だけで1500以上あると考えられています。考えれば、世界には1500もの火山があるのですから、そのうちの90や100が噴火しても不思議ではないのかもしれないですけれども。
・それに加えまして、カリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者たちが、地球観測衛星を使って、海底火山の初めての本格的な調査をおこなったところ、「海底火山は今まで知られていたより数千以上も多く、1万以上ある」ということがわかったというロサンゼルス・タイムズの記事をご紹介したことがありました。
・地上よりはるかに多くの火山が海底には存在しているということで、地上に1500、海底には1万の火山が噴火の時を待っているということなら、1年間に100くらいの新たな火山の噴火があっても不思議ではないのかもしれません(そういう大ざっぱな話ではないでしょうが)。
・ちなみに、今のような噴火の増加が長引いた場合、最も影響を受けるのは「気候」で、今のような火山噴火の多い状態は日照の低下につながる可能性がありそうで、それは数年単位の先の話でしょうけれど、気温や農作の状況なども含めて、そのような問題もはっきりとしてくるのかもしれません。
・いずれにしましても、2016年は火山噴火の数が「異次元」の領域に入っていたことを今回のデータで初めて知りました。
(ブログ「In Deep」2016年6月3日付「異次元噴火:2016年の火山噴火の数は過去との比較で「別次元」の極端さになることがデータ上からほぼ確定。予測されるその数は平年の2倍強」より引用・一部編集加工)
●大規模洪水の発生も異次元の領域へ入った
・6月3日現在、壊滅的な洪水に見舞われている国は、アメリカ、メキシコ、フランス、ロシア、オーストリアにオーストラリア。ベルギー、ドイツにウクライナ。中国、ドイツ、ルーマニア …国名を上げるだけで寿限無を唱えている気分になるほど多くの国や地域で、現在、大規模な洪水、中には「100年に1度」の洪水のようなものが発生し続けています。
・この数年は毎年のように大きな洪水が起きていますが、思い起こせば、2012年のあたりから、日本も含めて、豪雨の規模と頻度や、発生する洪水の規模の大きさが際立ち始め、そして、洪水が発生する地域も幅広い地域に渡るようになったような気がします。
・火山の噴火活動が異次元の領域に入ったことは先述しましたが、どうも「大規模洪水」のほうも同じようで、後で数字を示しますが、今年は現在までにかなり突出した数となっているようです。
・どうやら、今年2016年は、今のままの状態での推移が続けば、
中規模以上の地震がとても多い年になるかもしれない
新たな火山噴火が異常なほど多い年になるかもしれない
大規模な洪水がとても多い年になるかもしれない
という可能性が強くなっています。各地の洪水の状況と共に、それらのことを記してみたいと思います。
●洪水は21世紀に入り急激に増え続けてきた
・洪水に関しても、地震や火山のように、その現状を「数字」で示すことができればいいのですが、…(中略)…これを「大規模な洪水」だけに限定すれば、現時点(2016年5月30日)までの数字を示すことができます。
・「大規模な洪水」の定義は、人的被害、経済的被害などが大々的にメディアで報じられた洪水ということですが、どれを大規模洪水にとるかは、データ作成者の主観に依存する部分があります。今回は、世界の大規模洪水を記録し続けている ワールド・フラッド・タイムラインのデータを見てみました。それによりますと、2000年からの大規模洪水の発生数は次のようになっています。
2000年から2016年までの大規模な洪水の発生件数
2000年 1件
2001年 2件
2002年 3件
2003年 0件
2004年 4件
2005年 4件
2006年 3件
2007年 8件
2009年 4件
2010年 19件
2011年 20件
2012年 4件
2013年 7件
2014年 8件
2015年 15件
2016年 11件(5月30日まで)
・これらの洪水はどれも大規模なものだけで、普通に被害が発生している洪水の数は、この何倍何十倍あると思われます。たとえば、2012年は「4件」となっていますが、私はこの2012年に、かなり多くの大洪水の記事を書きましたので、感覚としてはもっと多いです。
・いずれにしましても、洪水に関しても、2010年あたりから急激に多くなっていて、2016年は5月30日の時点で、すでに11件となっていますが、洪水の発生は、どちらかというと夏から秋に集中しますので、このペースで増加すれば、今年は洪水の発生件数に関しても「記録的」になる可能性がありそうです。
・ドイツの大学が発表した西暦1900年から2015年までの自然災害での経済的損失と人的損失についてのレポートでは、以下のようなくだりがあります。
「1900年から2015年までの自然災害による経済的損失の約3分の1は、洪水により引き起こされており、洪水による経済的損失の度合いは大きい。」
・そうなんですよ。洪水は、地震や火山の噴火よりもはるかに「人類の文明を破壊する」のです。特に大規模な洪水では、破壊の度合いは強力です。たとえば、2014年の5月から6月にかけてヨーロッパ各地で発生した大洪水の場合、特に被害の大きかったボスニアやセルビア、クロアチアでは、被害額は、数千億円以上といわれ、「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を上回る被害」となったと報じられていました。
●世界各地の現状
・今、各地で起きている洪水も、少しずつその地の文明と経済を疲弊させていっているはずです。各地で起きている洪水の概要を記しておきたいと思います。
ドイツ、オーストリア / 数時間で数ヶ月分の異常な豪雨による大洪水
・これは5月下旬からヨーロッパの多くの地域を襲っている洪水で、最も深刻な被害を受けたのがドイツです。地域によっては、「数時間で数ヶ月分の雨」という、ちょっと想像のつかない豪雨に見舞われた場所もあったようで、そのため、雨が降り出してからものすごく早いペースで被害が広がったようです。
・南部のバイエルン州や、フランスやスイスとの国境を面しているバーデン=ヴュルテンベルク州という地域が最も大きな被害を受けて、現時点までに11名が亡くなっています。・周辺国のオーストリアやベルギー、そしてルーマニアなど、現在ヨーロッパの多くの国や地域が、ドイツほどではないにしても、洪水による大きな被害を受けています。
フランス / 1910年以来106年ぶりの大洪水
・フランスでは、大雨によりセーヌ川の水位が過去30年で最も高い6メートルを超えて、冠水などの被害の他、ルーブル美術館が5月7日まで休館など影響が広がっています。
・パリは、1910年にも大洪水に見舞われていて、その際には、セーヌ川の水位は8メートルを超えたそう。文字通り、フランスは100年に1度の洪水の渦中にあります。
オーストラリア
・オーストラリアには現在、非常に複雑で強力な低気圧の気候構造が通過しているため、地域的に激しい天候と大きな洪水に見舞われていることが報じられています。
・地域的に1時間 100ミリを超えるような大雨が降り、それだけではなく、激しい強風を伴う嵐となっているようです。この気候は今後数日ほど続くとオーストラリア気象庁が述べていますので、今後被害が拡大する可能性があるのかもしれません。
・オーストラリアも最近、天候がおかしく、ガーディアンの報道によれば、シドニーの5月の平均気温は過去 20年間で最も低かったそうです。
中国 / 各地で断続的に続く大雨で
・中国も、詳しい状況はあまりわかりませんけれど、各地で荒れた天気による洪水が発生しているようです。
・中国の場合、近年、大きな川が氾濫することによる壊滅的な洪水が最近起きやすくなっているようで、毎年のように激しい洪水が発生しています。
・そして、中国も含めたアジアの多くの地域では、洪水が多くなるのはこれからの季節ですので、今年も中国は洪水が多くなりそうな感じはあります。
米国テキサス州の洪水
・アメリカでは、テキサス州が歴史的な洪水に見舞われています。まだ被害の全貌は明らかになっていない部分もありそうですが、テキサス州知事は31の郡に緊急災害事態を宣言し、軍隊を導入して対処しています。この洪水の最中に刑務所の囚人たちが脱走するということも起きたようで、混乱が広がっているようです。
・アメリカも最近は大きな洪水が多いですが、アメリカも通常ですと、洪水の季節はこれからです。
・日本も昨年の平成27年9月関東・東北豪雨では、茨城県常総市で鬼怒川が決壊して大変な被害が出ましたが、今の時代の状況を考えますと、今年も同じような被害が発生しても不思議ではないです。
・先ほど書きましたように、現時点では、今年2016年は世界中で非常に大規模な洪水が多い状態で推移しています。いろいろな気象発生条件が複雑に絡む現状では、この夏とか、何ヶ月先とかの短期的な予測はできないですが、もう少し長い期間で見れば、洪水もまた、地球の文明を疲弊させていくもののひとつになっていくのではないかとは思います。
・地震も噴火も洪水も同時に激しく増加していっているというあたりが今の時代の状況とシンクロして映ります。
(ブログ「In Deep」2016年6月4日付「水の黙示録 : 歴史の中で最も多く文明を破壊してきた「文明クラッシャー」の大洪水が未曾有の数で発生し続けている」より引用・一部編集加工)
●洪水は21世紀に入り急激に増え続けてきた
・先日、下のような報道を見ました。
巨大噴火100年で1% 神戸大教授予測 東京新聞 2014.10.23
巨大なカルデラ(陥没地形)をつくる巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算を神戸大の巽(たつみ)好幸教授(マグマ学)らがまとめ、二十二日発表した。最悪の場合、一億二千万人が死亡し、実質的な「日本喪失」もありうるとしている。(中略)
巽教授らは、二万八千年前の姶良カルデラ噴火と同規模の噴火が九州中部で起きたと想定する被害を予測した。
九州のほぼ全域が火砕流に襲われ、約二時間で七百万人が死亡する。西日本は一日のうちに五十センチの火山灰が積もり、四千万人の生活の場が埋没する。北海道と沖縄以外は十センチ以上の火山灰で覆われる。生活の糧を奪われ救援もできないため、日本の総人口に近い一億二千万人が死亡する恐れがあるとした。神戸大学の教授の言う、
・「巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算」のそのものが何らかの具体的な目安になるというものではないとは思います。というのも、ここでいう「巨大噴火」の発生のサイクルの「期間」には非常に幅があるために、発生確率のパーセントでの表示での理解は難しい感じがするのです。なお、報道では「巨大噴火」という言葉が使われていて、「破局噴火」という言葉はあまり使われていないようですが、ここでは「破局噴火」という言葉を使わせていただきます。
・過去記事で何度か記したことがありますが、今一度、この噴火について書いておきます。
破局噴火 - Wikipedia
破局噴火とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる。
大規模なカルデラの形成を伴うことからカルデラ破局噴火と呼ぶ場合もある。また、そのような噴火をする超巨大火山をスーパーボルケーノとも呼ぶ。
・確率の予測に意味があるかどうかはともかくとして、神戸大学の巽教授の「700万人が火砕流で2時間で死亡し……」というような描写そのものは、破局噴火においては誇張ではなく、たとえば、アメリカのイエローストーンが破局噴火を起こした場合のシミュレーションについて、上の Wikipedia では、以下のように記されています。
イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もしイエローストーン国立公園の破局噴火が起きた場合、3-4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1,000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。
・イエローストーンとなると、そのサイクルはさらに大きく、数十万年単位(前回の噴火は64万年前)となったりしますが、巨大火山がある国や地域では、海底の巨大火山を含めて、いつかは必ずこれらの災害に遭遇する時が来るということになります。
●地球の文明のリセットを考える
・もし、私たちの太陽が太陽系外の星で発生した「 × 100,000 」クラスと同じような超巨大フレアを「連発」して地球に直撃させたような場合、それは「地球のリセットを意味する」というようなことを書きました。そして、火山もそうです。
・日本だけでも数千年~1万数千年に1度は、どこかで破局噴火が起こり、その場合には、日本列島の全部ではないにしても、基本的に「命も文明もリセットされる」ことになります。
・これらの太陽や火山の存在が示すことは、「地球はひとつの場所で1万数千年以上同じ文明が存続できないようになっている」ということを示すものなのかもしれないとも思います。それは決して火山の周辺の局地的なものに限られるわけではなく、たとえば、上のほうに書きましたイエローストーンのシミュレーションの破局噴火のシミュレーションで、「地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。」とあるように、広い範囲で農業の存続も難しいような状況となるようなことが何年も続くわけです。
・今までぼんやりとは思っていましたが、今回の報道で、地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある、ということを知った気がします。
(ブログ「In Deep」2014年10月25日付「カルデラ破局噴火の報道で「地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある」ことに気づき、同じ日に「新たに数千以上の海底火山の存在が確認された」ことも知り」より引用・一部編集加工)
【ポイント】
・過去70年間で最も噴火が多かった年の新たな噴火数は1年間で49。
・2016年の火山噴火は5月を終えた時点ですでに平年の噴火の平均数42.8とほぼ並んでいる。
・火山噴火は2015年の後半から急速に増加しており、このペースで火山の噴火が続いていった場合、2016年という年は、通常の2倍以上の火山噴火が発生する近年では例のない年となるだろう。仮に、このペースのままで進むと「2016年 100の新たな噴火」というような数字もあり得ないわけではない
・地上に1500、海底には1万の火山が噴火の時を待っていわれており、1年間に100くらいの新たな火山の噴火があっても不思議ではない。
・2012年のあたりから、日本も含めて、豪雨の規模と頻度や、発生する洪水の規模の大きさが際立ち始め、そして、洪水が発生する地域も幅広い地域に渡るようになった。火山の噴火活動が異次元の領域に入ったのと同様に、大規模洪水も異次元の領域に入ったようだ。
・2016年は、今のままの状態での推移が続けば、中規模以上の地震や、新たな火山噴火、大規模な洪水が異常なほど多発する年になるかもしれない。
・洪水は、地震や火山の噴火よりもはるかに「人類の文明を破壊する」。
・日本だけでも数千年~1万数千年に1度は、どこかで破局噴火が起こり、その場合には、日本列島の全部ではないにしても、基本的に「命も文明もリセットされる」ことになる。つまり、地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある。
【私見】
・数秘術と西洋神秘学では、2014年は「終わりの年」であり、2015年~2016年の2年間は「存在しない年」である。「存在しない」とは何もない、何も起こらないという意味ではなく、2017年の「始まりの年」に向けての準備期間である。理想的な形で新文明建設のスタートを切るために、いまあらゆる面で変化が促進されているが、その規模は拡大し、スピードも増している。
・それは地球の生態系においては、地震、噴火、洪水、干ばつ、竜巻、台風などの異常気象や天変地異となって現れており、近年、世界各地で頻発し、かつ大型化している。特に今年に入って、噴火と洪水は異次元の領域に入ったといわれるほど多発しており、世界各地に甚大な被害をもたらしている。
・大量生産・大量消費の経済活動がもたらした生態系の破壊や、資源やエネルギーの乱獲と浪費、核兵器や原発から漏洩・拡散する放射能による環境汚染と大量殺戮などによって、いま地球は満身創痍の状態にある。現代文明のテーマは物質科学を極めることであるが、それは核兵器という自らを殺しかねない大量破壊兵器を開発するほどまでに発展を遂げた。だが、精神性は退化に退化を重ねており、物質性(自我、エゴ)に著しく偏った状態にある。物質性と精神性の極端なアンバランスは、現代文明と人類を滅亡の危機に追いやっている。
・物質科学を極めるという課題は既にクリアしている。この課題をこなすための「学び舎」としての場を提供している地球は、物質と精神の統合というテーマを掲げる新しい文明を建設する場に衣替えすることを決めており、その準備を少しずつ進めている。特に今年に入ってから噴火と洪水が多発しているのは、古くなった学び舎を取り壊し、その上に新しい学び舎を建てるための作業である。つまり、これまで人類が生み出して闇に葬っていた膿や残滓といった負の遺産を表出させて一掃させる、アラハバキの神々のはたらきがよりいっそう活発になっているのである。
・後述するように、アセンション(立て替え・立て直し)は、火と水と風によって行われる。神々は熊本地震によってそのことをあらためて示したが、多発し大型化する噴火や洪水、台風などの自然災害は神々の警告が具現化したものである。
・なお、近年、謎に包まれていた深海の実態が解明される過程で多数の海底火山が発見されたが、それらの噴火活動が活発化しているのは、アラハバキのはたらきで目に見えない潜在意識の領域に光が射し込み、人間の意識の変容が始まっていることを示唆している。
・・・・・・・
・・・・・・
抜粋終り
>だが、精神性は退化に退化を重ねており、物質性(自我、エゴ)に著しく偏った状態にある。物質性と精神性の極端なアンバランスは、現代文明と人類を滅亡の危機に追いやっている。
・物質科学を極めるという課題は既にクリアしている。この課題をこなすための「学び舎」としての場を提供している地球は、物質と精神の統合というテーマを掲げる新しい文明を建設する場に衣替えすることを決めており、その準備を少しずつ進めている。特に今年に入ってから噴火と洪水が多発しているのは、古くなった学び舎を取り壊し、その上に新しい学び舎を建てるための作業である。つまり、これまで人類が生み出して闇に葬っていた膿や残滓といった負の遺産を表出させて一掃させる、アラハバキの神々のはたらきがよりいっそう活発になっているのである。
そんな気がする。
物質文明っていうか、モノの一部だけを奇形的に発達させた文明は、バランスが悪くて、崩壊しやすい。
やがてその是正の大きな揺り戻しの動きがあると思う。
その一つが日本への「坎為水」であろうと思う。
お読みくださりありがとうございます。
上記文抜粋
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本格化する火と水による禊祓い
6月度の安西ファイル第四弾、「④本格化する火と水による禊祓い」をお届けする。
④本格化する火と水による禊祓い
●異次元の領域に入った世界的な噴火活動
・今年は、特に春頃から火山の噴火が多いなとは思っていたのですよ。「同時に違う場所で複数の火山が噴火する」という事例も多いと思っていました。それが「数字」ではっきりと示されている記事を見かけたのです。
・それは「Significant Increase in Volcano Eruptions(火山の噴火が著しく増加している)」というもので、そこに下のグラフがありました。
(図表)1945年から2015年までの1年間の新たな火山噴火の数の推移(metabunk.org)
・これは昨年2015年5月までのもので、それまでの間で、もっとも多い時で50程度、少ない時では25以下というような年もありますが、その幅で変動していることがわかります。
・ところが、今年2016年の6月1日までに新たに噴火した火山の数は、まだ1年の半分も経っていない時点で「41」なのです。2016年の「5ヵ月の間で41の新たな噴火」という数は、過去70年間の中で火山噴火が非常に多かった年(2005年)の「12ヵ月分」の新たな火山噴火の数とほぼ並んでいるか、いくつかの年を除けば「すでに上回っている」ということがわかります。
・ちなみに、過去70年間の1年間の火山噴火数の平均は42.8ですので、今年は、あと1度か2度の新たな火山噴火があった時点で、平均値を半年もたたないうちに超えるということになります。今の活発な火山噴火の状況ですと、近いうちに平均数を上回ると思います。
・さらに、昨年5月の時点までの火山噴火は12ほどだったことが上のグラフでわかりますが、昨年2015年の最終的な火山噴火の数は「44」だったのです。その後の7ヶ月で32の新たな火山噴火があったことになります。…ということは、「2015年の後半から著しく火山活動が活発になった」ということが言えるはずです。
・ちょっと書き方がややこしかったかもしれませんので、今書いたことをまとめてみますと、
過去70年間で最も噴火が多かった年の新たな噴火数は1年間で49
2016年の火山噴火は5月を終えた時点ですでに平年の噴火の平均数42.8とほぼ並んでいる
データからは火山噴火は2015年の後半から急速に増加したと推測できる
そして、「このペースで火山の噴火が続いていった場合、2016年という年は、通常の2倍以上の火山噴火が発生する近年では例のない年となる」ことも言えると思います。
・上のグラフだけではわかりにくいかもしれませんので、21世紀に入ってからのものを示してみます。
(図表)2000年から2016年までの年間の新たな火山噴火(スミソニアン自然史博物館 火山データベース)
・最終的には2015年には44の火山が噴火しています。最も新たな火山噴火が少なかったのが、2011年(東日本大震災が起きた年と考えますと、意外な気もします)で31でした。多い年では、50を超えている年がいくつかあります。
・このグラフは、先ほどのグラフと数が若干違うところがあり、それぞれの集計の方法の何らかの問題かとは思いますが、基本的にはさほど違わず、「1年間の新たな噴火は毎年40あたりを平均として起きている」ということになります。上のスミソニアン研究所の2000年からの分を数値にしますと、以下のようになります。
2000年から2016年までの1年間の新たな火山噴火数
2000年 48の新たな噴火
2001年 43の新たな噴火
2002年 52の新たな噴火
2003年 37の新たな噴火
2004年 54の新たな噴火
2005年 52の新たな噴火
2006年 46の新たな噴火
2007年 39の新たな噴火
2008年 55の新たな噴火
2009年 40の新たな噴火
2010年 40の新たな噴火
2011年 31の新たな噴火
2012年 38の新たな噴火
2013年 34の新たな噴火
2014年 39の新たな噴火
2015年 44の新たな噴火
2016年 41の新たな噴火(5月30日まで)
・まさか、今年2016年の今後も同じペースでこの数値が続いていくとは思いませんが、仮に、このペースのままで進みますと、「2016年 100の新たな噴火」というような数字もあり得ないわけではないということになりそうです。しかしまあ、現実としてそれはちょっとあり得ないとは思いますが、それでも数字だけで見ますと、その可能性も排除できないという。
●知られざる多数の海底火山
・ちなみに、全世界にある地上の火山の数は、はっきりしたことはわかっていませんが、活火山だけで1500以上あると考えられています。考えれば、世界には1500もの火山があるのですから、そのうちの90や100が噴火しても不思議ではないのかもしれないですけれども。
・それに加えまして、カリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者たちが、地球観測衛星を使って、海底火山の初めての本格的な調査をおこなったところ、「海底火山は今まで知られていたより数千以上も多く、1万以上ある」ということがわかったというロサンゼルス・タイムズの記事をご紹介したことがありました。
・地上よりはるかに多くの火山が海底には存在しているということで、地上に1500、海底には1万の火山が噴火の時を待っているということなら、1年間に100くらいの新たな火山の噴火があっても不思議ではないのかもしれません(そういう大ざっぱな話ではないでしょうが)。
・ちなみに、今のような噴火の増加が長引いた場合、最も影響を受けるのは「気候」で、今のような火山噴火の多い状態は日照の低下につながる可能性がありそうで、それは数年単位の先の話でしょうけれど、気温や農作の状況なども含めて、そのような問題もはっきりとしてくるのかもしれません。
・いずれにしましても、2016年は火山噴火の数が「異次元」の領域に入っていたことを今回のデータで初めて知りました。
(ブログ「In Deep」2016年6月3日付「異次元噴火:2016年の火山噴火の数は過去との比較で「別次元」の極端さになることがデータ上からほぼ確定。予測されるその数は平年の2倍強」より引用・一部編集加工)
●大規模洪水の発生も異次元の領域へ入った
・6月3日現在、壊滅的な洪水に見舞われている国は、アメリカ、メキシコ、フランス、ロシア、オーストリアにオーストラリア。ベルギー、ドイツにウクライナ。中国、ドイツ、ルーマニア …国名を上げるだけで寿限無を唱えている気分になるほど多くの国や地域で、現在、大規模な洪水、中には「100年に1度」の洪水のようなものが発生し続けています。
・この数年は毎年のように大きな洪水が起きていますが、思い起こせば、2012年のあたりから、日本も含めて、豪雨の規模と頻度や、発生する洪水の規模の大きさが際立ち始め、そして、洪水が発生する地域も幅広い地域に渡るようになったような気がします。
・火山の噴火活動が異次元の領域に入ったことは先述しましたが、どうも「大規模洪水」のほうも同じようで、後で数字を示しますが、今年は現在までにかなり突出した数となっているようです。
・どうやら、今年2016年は、今のままの状態での推移が続けば、
中規模以上の地震がとても多い年になるかもしれない
新たな火山噴火が異常なほど多い年になるかもしれない
大規模な洪水がとても多い年になるかもしれない
という可能性が強くなっています。各地の洪水の状況と共に、それらのことを記してみたいと思います。
●洪水は21世紀に入り急激に増え続けてきた
・洪水に関しても、地震や火山のように、その現状を「数字」で示すことができればいいのですが、…(中略)…これを「大規模な洪水」だけに限定すれば、現時点(2016年5月30日)までの数字を示すことができます。
・「大規模な洪水」の定義は、人的被害、経済的被害などが大々的にメディアで報じられた洪水ということですが、どれを大規模洪水にとるかは、データ作成者の主観に依存する部分があります。今回は、世界の大規模洪水を記録し続けている ワールド・フラッド・タイムラインのデータを見てみました。それによりますと、2000年からの大規模洪水の発生数は次のようになっています。
2000年から2016年までの大規模な洪水の発生件数
2000年 1件
2001年 2件
2002年 3件
2003年 0件
2004年 4件
2005年 4件
2006年 3件
2007年 8件
2009年 4件
2010年 19件
2011年 20件
2012年 4件
2013年 7件
2014年 8件
2015年 15件
2016年 11件(5月30日まで)
・これらの洪水はどれも大規模なものだけで、普通に被害が発生している洪水の数は、この何倍何十倍あると思われます。たとえば、2012年は「4件」となっていますが、私はこの2012年に、かなり多くの大洪水の記事を書きましたので、感覚としてはもっと多いです。
・いずれにしましても、洪水に関しても、2010年あたりから急激に多くなっていて、2016年は5月30日の時点で、すでに11件となっていますが、洪水の発生は、どちらかというと夏から秋に集中しますので、このペースで増加すれば、今年は洪水の発生件数に関しても「記録的」になる可能性がありそうです。
・ドイツの大学が発表した西暦1900年から2015年までの自然災害での経済的損失と人的損失についてのレポートでは、以下のようなくだりがあります。
「1900年から2015年までの自然災害による経済的損失の約3分の1は、洪水により引き起こされており、洪水による経済的損失の度合いは大きい。」
・そうなんですよ。洪水は、地震や火山の噴火よりもはるかに「人類の文明を破壊する」のです。特に大規模な洪水では、破壊の度合いは強力です。たとえば、2014年の5月から6月にかけてヨーロッパ各地で発生した大洪水の場合、特に被害の大きかったボスニアやセルビア、クロアチアでは、被害額は、数千億円以上といわれ、「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を上回る被害」となったと報じられていました。
●世界各地の現状
・今、各地で起きている洪水も、少しずつその地の文明と経済を疲弊させていっているはずです。各地で起きている洪水の概要を記しておきたいと思います。
ドイツ、オーストリア / 数時間で数ヶ月分の異常な豪雨による大洪水
・これは5月下旬からヨーロッパの多くの地域を襲っている洪水で、最も深刻な被害を受けたのがドイツです。地域によっては、「数時間で数ヶ月分の雨」という、ちょっと想像のつかない豪雨に見舞われた場所もあったようで、そのため、雨が降り出してからものすごく早いペースで被害が広がったようです。
・南部のバイエルン州や、フランスやスイスとの国境を面しているバーデン=ヴュルテンベルク州という地域が最も大きな被害を受けて、現時点までに11名が亡くなっています。・周辺国のオーストリアやベルギー、そしてルーマニアなど、現在ヨーロッパの多くの国や地域が、ドイツほどではないにしても、洪水による大きな被害を受けています。
フランス / 1910年以来106年ぶりの大洪水
・フランスでは、大雨によりセーヌ川の水位が過去30年で最も高い6メートルを超えて、冠水などの被害の他、ルーブル美術館が5月7日まで休館など影響が広がっています。
・パリは、1910年にも大洪水に見舞われていて、その際には、セーヌ川の水位は8メートルを超えたそう。文字通り、フランスは100年に1度の洪水の渦中にあります。
オーストラリア
・オーストラリアには現在、非常に複雑で強力な低気圧の気候構造が通過しているため、地域的に激しい天候と大きな洪水に見舞われていることが報じられています。
・地域的に1時間 100ミリを超えるような大雨が降り、それだけではなく、激しい強風を伴う嵐となっているようです。この気候は今後数日ほど続くとオーストラリア気象庁が述べていますので、今後被害が拡大する可能性があるのかもしれません。
・オーストラリアも最近、天候がおかしく、ガーディアンの報道によれば、シドニーの5月の平均気温は過去 20年間で最も低かったそうです。
中国 / 各地で断続的に続く大雨で
・中国も、詳しい状況はあまりわかりませんけれど、各地で荒れた天気による洪水が発生しているようです。
・中国の場合、近年、大きな川が氾濫することによる壊滅的な洪水が最近起きやすくなっているようで、毎年のように激しい洪水が発生しています。
・そして、中国も含めたアジアの多くの地域では、洪水が多くなるのはこれからの季節ですので、今年も中国は洪水が多くなりそうな感じはあります。
米国テキサス州の洪水
・アメリカでは、テキサス州が歴史的な洪水に見舞われています。まだ被害の全貌は明らかになっていない部分もありそうですが、テキサス州知事は31の郡に緊急災害事態を宣言し、軍隊を導入して対処しています。この洪水の最中に刑務所の囚人たちが脱走するということも起きたようで、混乱が広がっているようです。
・アメリカも最近は大きな洪水が多いですが、アメリカも通常ですと、洪水の季節はこれからです。
・日本も昨年の平成27年9月関東・東北豪雨では、茨城県常総市で鬼怒川が決壊して大変な被害が出ましたが、今の時代の状況を考えますと、今年も同じような被害が発生しても不思議ではないです。
・先ほど書きましたように、現時点では、今年2016年は世界中で非常に大規模な洪水が多い状態で推移しています。いろいろな気象発生条件が複雑に絡む現状では、この夏とか、何ヶ月先とかの短期的な予測はできないですが、もう少し長い期間で見れば、洪水もまた、地球の文明を疲弊させていくもののひとつになっていくのではないかとは思います。
・地震も噴火も洪水も同時に激しく増加していっているというあたりが今の時代の状況とシンクロして映ります。
(ブログ「In Deep」2016年6月4日付「水の黙示録 : 歴史の中で最も多く文明を破壊してきた「文明クラッシャー」の大洪水が未曾有の数で発生し続けている」より引用・一部編集加工)
●洪水は21世紀に入り急激に増え続けてきた
・先日、下のような報道を見ました。
巨大噴火100年で1% 神戸大教授予測 東京新聞 2014.10.23
巨大なカルデラ(陥没地形)をつくる巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算を神戸大の巽(たつみ)好幸教授(マグマ学)らがまとめ、二十二日発表した。最悪の場合、一億二千万人が死亡し、実質的な「日本喪失」もありうるとしている。(中略)
巽教授らは、二万八千年前の姶良カルデラ噴火と同規模の噴火が九州中部で起きたと想定する被害を予測した。
九州のほぼ全域が火砕流に襲われ、約二時間で七百万人が死亡する。西日本は一日のうちに五十センチの火山灰が積もり、四千万人の生活の場が埋没する。北海道と沖縄以外は十センチ以上の火山灰で覆われる。生活の糧を奪われ救援もできないため、日本の総人口に近い一億二千万人が死亡する恐れがあるとした。神戸大学の教授の言う、
・「巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算」のそのものが何らかの具体的な目安になるというものではないとは思います。というのも、ここでいう「巨大噴火」の発生のサイクルの「期間」には非常に幅があるために、発生確率のパーセントでの表示での理解は難しい感じがするのです。なお、報道では「巨大噴火」という言葉が使われていて、「破局噴火」という言葉はあまり使われていないようですが、ここでは「破局噴火」という言葉を使わせていただきます。
・過去記事で何度か記したことがありますが、今一度、この噴火について書いておきます。
破局噴火 - Wikipedia
破局噴火とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる。
大規模なカルデラの形成を伴うことからカルデラ破局噴火と呼ぶ場合もある。また、そのような噴火をする超巨大火山をスーパーボルケーノとも呼ぶ。
・確率の予測に意味があるかどうかはともかくとして、神戸大学の巽教授の「700万人が火砕流で2時間で死亡し……」というような描写そのものは、破局噴火においては誇張ではなく、たとえば、アメリカのイエローストーンが破局噴火を起こした場合のシミュレーションについて、上の Wikipedia では、以下のように記されています。
イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もしイエローストーン国立公園の破局噴火が起きた場合、3-4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1,000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。
・イエローストーンとなると、そのサイクルはさらに大きく、数十万年単位(前回の噴火は64万年前)となったりしますが、巨大火山がある国や地域では、海底の巨大火山を含めて、いつかは必ずこれらの災害に遭遇する時が来るということになります。
●地球の文明のリセットを考える
・もし、私たちの太陽が太陽系外の星で発生した「 × 100,000 」クラスと同じような超巨大フレアを「連発」して地球に直撃させたような場合、それは「地球のリセットを意味する」というようなことを書きました。そして、火山もそうです。
・日本だけでも数千年~1万数千年に1度は、どこかで破局噴火が起こり、その場合には、日本列島の全部ではないにしても、基本的に「命も文明もリセットされる」ことになります。
・これらの太陽や火山の存在が示すことは、「地球はひとつの場所で1万数千年以上同じ文明が存続できないようになっている」ということを示すものなのかもしれないとも思います。それは決して火山の周辺の局地的なものに限られるわけではなく、たとえば、上のほうに書きましたイエローストーンのシミュレーションの破局噴火のシミュレーションで、「地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。」とあるように、広い範囲で農業の存続も難しいような状況となるようなことが何年も続くわけです。
・今までぼんやりとは思っていましたが、今回の報道で、地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある、ということを知った気がします。
(ブログ「In Deep」2014年10月25日付「カルデラ破局噴火の報道で「地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある」ことに気づき、同じ日に「新たに数千以上の海底火山の存在が確認された」ことも知り」より引用・一部編集加工)
【ポイント】
・過去70年間で最も噴火が多かった年の新たな噴火数は1年間で49。
・2016年の火山噴火は5月を終えた時点ですでに平年の噴火の平均数42.8とほぼ並んでいる。
・火山噴火は2015年の後半から急速に増加しており、このペースで火山の噴火が続いていった場合、2016年という年は、通常の2倍以上の火山噴火が発生する近年では例のない年となるだろう。仮に、このペースのままで進むと「2016年 100の新たな噴火」というような数字もあり得ないわけではない
・地上に1500、海底には1万の火山が噴火の時を待っていわれており、1年間に100くらいの新たな火山の噴火があっても不思議ではない。
・2012年のあたりから、日本も含めて、豪雨の規模と頻度や、発生する洪水の規模の大きさが際立ち始め、そして、洪水が発生する地域も幅広い地域に渡るようになった。火山の噴火活動が異次元の領域に入ったのと同様に、大規模洪水も異次元の領域に入ったようだ。
・2016年は、今のままの状態での推移が続けば、中規模以上の地震や、新たな火山噴火、大規模な洪水が異常なほど多発する年になるかもしれない。
・洪水は、地震や火山の噴火よりもはるかに「人類の文明を破壊する」。
・日本だけでも数千年~1万数千年に1度は、どこかで破局噴火が起こり、その場合には、日本列島の全部ではないにしても、基本的に「命も文明もリセットされる」ことになる。つまり、地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある。
【私見】
・数秘術と西洋神秘学では、2014年は「終わりの年」であり、2015年~2016年の2年間は「存在しない年」である。「存在しない」とは何もない、何も起こらないという意味ではなく、2017年の「始まりの年」に向けての準備期間である。理想的な形で新文明建設のスタートを切るために、いまあらゆる面で変化が促進されているが、その規模は拡大し、スピードも増している。
・それは地球の生態系においては、地震、噴火、洪水、干ばつ、竜巻、台風などの異常気象や天変地異となって現れており、近年、世界各地で頻発し、かつ大型化している。特に今年に入って、噴火と洪水は異次元の領域に入ったといわれるほど多発しており、世界各地に甚大な被害をもたらしている。
・大量生産・大量消費の経済活動がもたらした生態系の破壊や、資源やエネルギーの乱獲と浪費、核兵器や原発から漏洩・拡散する放射能による環境汚染と大量殺戮などによって、いま地球は満身創痍の状態にある。現代文明のテーマは物質科学を極めることであるが、それは核兵器という自らを殺しかねない大量破壊兵器を開発するほどまでに発展を遂げた。だが、精神性は退化に退化を重ねており、物質性(自我、エゴ)に著しく偏った状態にある。物質性と精神性の極端なアンバランスは、現代文明と人類を滅亡の危機に追いやっている。
・物質科学を極めるという課題は既にクリアしている。この課題をこなすための「学び舎」としての場を提供している地球は、物質と精神の統合というテーマを掲げる新しい文明を建設する場に衣替えすることを決めており、その準備を少しずつ進めている。特に今年に入ってから噴火と洪水が多発しているのは、古くなった学び舎を取り壊し、その上に新しい学び舎を建てるための作業である。つまり、これまで人類が生み出して闇に葬っていた膿や残滓といった負の遺産を表出させて一掃させる、アラハバキの神々のはたらきがよりいっそう活発になっているのである。
・後述するように、アセンション(立て替え・立て直し)は、火と水と風によって行われる。神々は熊本地震によってそのことをあらためて示したが、多発し大型化する噴火や洪水、台風などの自然災害は神々の警告が具現化したものである。
・なお、近年、謎に包まれていた深海の実態が解明される過程で多数の海底火山が発見されたが、それらの噴火活動が活発化しているのは、アラハバキのはたらきで目に見えない潜在意識の領域に光が射し込み、人間の意識の変容が始まっていることを示唆している。
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抜粋終り
>だが、精神性は退化に退化を重ねており、物質性(自我、エゴ)に著しく偏った状態にある。物質性と精神性の極端なアンバランスは、現代文明と人類を滅亡の危機に追いやっている。
・物質科学を極めるという課題は既にクリアしている。この課題をこなすための「学び舎」としての場を提供している地球は、物質と精神の統合というテーマを掲げる新しい文明を建設する場に衣替えすることを決めており、その準備を少しずつ進めている。特に今年に入ってから噴火と洪水が多発しているのは、古くなった学び舎を取り壊し、その上に新しい学び舎を建てるための作業である。つまり、これまで人類が生み出して闇に葬っていた膿や残滓といった負の遺産を表出させて一掃させる、アラハバキの神々のはたらきがよりいっそう活発になっているのである。
そんな気がする。
物質文明っていうか、モノの一部だけを奇形的に発達させた文明は、バランスが悪くて、崩壊しやすい。
やがてその是正の大きな揺り戻しの動きがあると思う。
その一つが日本への「坎為水」であろうと思う。
お読みくださりありがとうございます。
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