故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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DEEPLY JAPAN より
上記文抜粋
・・・・・・・・・
冷戦終結の多幸感を利用したツケを払うアメリカ
昨日今日はドイツで恒例のセキュリティーサミットが行われていたので、その話をちらほらと読んだりしているが特にブレークスルーはなかったのではないかと思う。まだよくわからないけど。
で、今日の宗純さんのエントリーの中に、コソボの話があったが、この話こそ今のアメリカの凋落の一時理塚みたいな話だと思う。
2月17日(土)毎日新聞『終わらぬ憎悪 コソボ独立10年』(1)『「英雄裁くな」与党抵抗』『強まる民族主義に欧米警戒』
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddm/007/030/161000c
毎日はこれを欧州で強まる民族主義に話を持っていこうとしているけど、問題はそこじゃない。
糞なことを糞と見ないとこの問題は解けない。
要するに、
記事の見出しは普通だが中身が凄まじい。
なんと、アメリカ軍やNATOは臓器売買まで行う最悪の犯罪集団コソボ解放軍(KLA)と手を組んでいたのである。
欧州の人権問題に取り組む欧州評議会は2011年の報告書で、コソボ解放軍(KLA)がセルビア系の捕虜を虐殺して臓器を取り出し、密輸組織に売却していたなどの疑惑を指摘。欧州連合(EU)の捜査官も14年に「疑惑がおおむね裏付けられた」と発表し、15年にコソボ政府側と協議したうえで法廷を設置した。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/8251fb151cbec9164cb8da3f10087fa4
2016年ごろ何度か書いたけど、この汚い大仕事をやったのはクリントン政権。そしてヒラリー・クリントンというあのクリントンの妻は何の公的資格もなかったが、このセルビアでの一件に旗をふって参加していた。
従って、2016年の米大統領選挙で、例外的な集団はあるがおおむねスラブグループの移民がクリントンに投票するなどということは考えられなかった。
トランプが好きなんじゃない。クリントンは潰さねばならない、ということ。
クリントンはもちろん他にもたくさんの理由があって落ちたわけだけど、スラブグループってロシアを含めて、東欧各国をあわせると相当な人数なので、このグループの動向も意外と無視できない要素だと思いますけどね、私は。強い動機があるから影響を広げただろうし。
さらに、クリントン夫は、不用意に、NATOを東方に拡大した点でも重大な汚点を残したとも言えるでしょう。
NATO東方拡大は、アメリカのリアリスト系統、および、いわゆる孤立派系統(ブキャナンとかのグループ)が疑義を抱いている案件。要するにこのあたりが反・ネオコン陣営(ちなみにこのへんから見たアメリカは日本にはほとんど入ってこない。)。
ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(1)
ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(2)
というわけで、今のアメリカのグダグダって、米民主党だけの問題ではない。要するに去年から何度も書いてるけど、冷戦後に一極支配モデルで次から次から不要な介入と不要な機関の創設等々でウハウハしていた人たちが、やめるにやめられなくなっているというお話だと思う。
しかし、一極支配なんて無理なんですよ。長い目でみてじわじわとthe West の価値観がベースになる部分はあるだろうな、ぐらいはあり得るだろうけど、全部アメリカ(または西側選対本部みたいなディープなところに埋まってる集団)だけが、影から手をまわして何から何まで「自分」に都合のいいように支配権を持つみたいな恰好は無理。
(なぜ「自分」にカッコをつけたかというと、アメリカを利用した利害関係者は国内外に多数いすぎるため、内部の利害抗争が著しくアメリカという自分がなくなってるから)
で、まぁこのへんで書いた通りであってるんじゃないかと、1年ほど前の記事を引っ張り出してみたい。
とりあえず過去25年の恐怖時代は終わりつつあるんだと思う
(中略)
■ 極悪人による一極支配
私が思うに、もし、一極支配を志す人たちが、善意にあふれ、人間性にあふれ、苦難を自らが引き受けて各国、各地域の混乱には自ら率先して行動するような人々であったとしたら、一極支配というプランニングもある程度意味があり、そして、世界中の多くの人々にもそれを支持する便益があった。
ソ連さん、ロシアさん、チャイナさん、矛をおさめましょう、という言にも意味があっただろう。
しかし、実際に起こったことといえば、リベラル勢力が折々に、あそこの人権がここの汚職が、ここのレイプがここの殺人がと火をつけて、インチキにインチキを重ねた報道がこれで事件に骨格を与えて、よーしと軍が出ていくという、単なる偽旗作戦の連続でしかなかった。
そして、今のアメリカの大混乱はまさにこれを地で行っていると思う。
・冷戦終結とは、一極支配を許すといったも同然だった
・一極支配は、内部から崩壊する(誰もチェックしない体制だから自堕落に陥る)
・現在私たちが見ているのは、一極支配妄想主義者による内部崩壊である
私たちは結構面白い時代に生きているんじゃないか、という気もしている。怖いことは怖いけど。
■ さらにもう一歩
アメちゃんはこのへんで議会を立て直してなんとか形だけでも民主的な骨格を取り返さないと、混乱は冷戦終結以前の秩序の問題にまで及ぶと思う。
歴史好きにとってはその方が興味深いことは論を待たないが、政治的にはアメのメンツが潰れすぎてかえって不安定になりそうでそれが心配。政治家がやることと歴史ジャンルの人たち(広い意味で)がやることは同じでなくていい。
しかし、実際にはすでにいろいろほじくってる本がアメリカではてんこ盛り。イングダールの本などは好例だし、ロバート・ペリーとオリバー・ストーンのウクライナものも直接的ではないがかなり差し込んでいる。
The Lost Hegemon: Whom the gods would destroy (English Edition)
F. William Engdahl
mine.Books
ざっくり言えば、イギリス諜報機関、第三帝国、それを引き継いだCIAというラインがムスリムを使って来た話。ここらへんで書いたがまた整理しよう。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり
>■ 極悪人による一極支配
>しかし、実際に起こったことといえば、リベラル勢力が折々に、あそこの人権がここの汚職が、ここのレイプがここの殺人がと火をつけて、インチキにインチキを重ねた報道がこれで事件に骨格を与えて、よーしと軍が出ていくという、単なる偽旗作戦の連続でしかなかった。
>・一極支配は、内部から崩壊する(誰もチェックしない体制だから自堕落に陥る)
>・現在私たちが見ているのは、一極支配妄想主義者による内部崩壊である
もっと壊れる日本。
モラルも倫理も美学もないゼニゲバを同盟国・宗主国・先生と仰いできてそれを改めようとしない日本は、まさに外道の破滅を爆走中。
お読みくださりありがとうございます。
上記文抜粋
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冷戦終結の多幸感を利用したツケを払うアメリカ
昨日今日はドイツで恒例のセキュリティーサミットが行われていたので、その話をちらほらと読んだりしているが特にブレークスルーはなかったのではないかと思う。まだよくわからないけど。
で、今日の宗純さんのエントリーの中に、コソボの話があったが、この話こそ今のアメリカの凋落の一時理塚みたいな話だと思う。
2月17日(土)毎日新聞『終わらぬ憎悪 コソボ独立10年』(1)『「英雄裁くな」与党抵抗』『強まる民族主義に欧米警戒』
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddm/007/030/161000c
毎日はこれを欧州で強まる民族主義に話を持っていこうとしているけど、問題はそこじゃない。
糞なことを糞と見ないとこの問題は解けない。
要するに、
記事の見出しは普通だが中身が凄まじい。
なんと、アメリカ軍やNATOは臓器売買まで行う最悪の犯罪集団コソボ解放軍(KLA)と手を組んでいたのである。
欧州の人権問題に取り組む欧州評議会は2011年の報告書で、コソボ解放軍(KLA)がセルビア系の捕虜を虐殺して臓器を取り出し、密輸組織に売却していたなどの疑惑を指摘。欧州連合(EU)の捜査官も14年に「疑惑がおおむね裏付けられた」と発表し、15年にコソボ政府側と協議したうえで法廷を設置した。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/8251fb151cbec9164cb8da3f10087fa4
2016年ごろ何度か書いたけど、この汚い大仕事をやったのはクリントン政権。そしてヒラリー・クリントンというあのクリントンの妻は何の公的資格もなかったが、このセルビアでの一件に旗をふって参加していた。
従って、2016年の米大統領選挙で、例外的な集団はあるがおおむねスラブグループの移民がクリントンに投票するなどということは考えられなかった。
トランプが好きなんじゃない。クリントンは潰さねばならない、ということ。
クリントンはもちろん他にもたくさんの理由があって落ちたわけだけど、スラブグループってロシアを含めて、東欧各国をあわせると相当な人数なので、このグループの動向も意外と無視できない要素だと思いますけどね、私は。強い動機があるから影響を広げただろうし。
さらに、クリントン夫は、不用意に、NATOを東方に拡大した点でも重大な汚点を残したとも言えるでしょう。
NATO東方拡大は、アメリカのリアリスト系統、および、いわゆる孤立派系統(ブキャナンとかのグループ)が疑義を抱いている案件。要するにこのあたりが反・ネオコン陣営(ちなみにこのへんから見たアメリカは日本にはほとんど入ってこない。)。
ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(1)
ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(2)
というわけで、今のアメリカのグダグダって、米民主党だけの問題ではない。要するに去年から何度も書いてるけど、冷戦後に一極支配モデルで次から次から不要な介入と不要な機関の創設等々でウハウハしていた人たちが、やめるにやめられなくなっているというお話だと思う。
しかし、一極支配なんて無理なんですよ。長い目でみてじわじわとthe West の価値観がベースになる部分はあるだろうな、ぐらいはあり得るだろうけど、全部アメリカ(または西側選対本部みたいなディープなところに埋まってる集団)だけが、影から手をまわして何から何まで「自分」に都合のいいように支配権を持つみたいな恰好は無理。
(なぜ「自分」にカッコをつけたかというと、アメリカを利用した利害関係者は国内外に多数いすぎるため、内部の利害抗争が著しくアメリカという自分がなくなってるから)
で、まぁこのへんで書いた通りであってるんじゃないかと、1年ほど前の記事を引っ張り出してみたい。
とりあえず過去25年の恐怖時代は終わりつつあるんだと思う
(中略)
■ 極悪人による一極支配
私が思うに、もし、一極支配を志す人たちが、善意にあふれ、人間性にあふれ、苦難を自らが引き受けて各国、各地域の混乱には自ら率先して行動するような人々であったとしたら、一極支配というプランニングもある程度意味があり、そして、世界中の多くの人々にもそれを支持する便益があった。
ソ連さん、ロシアさん、チャイナさん、矛をおさめましょう、という言にも意味があっただろう。
しかし、実際に起こったことといえば、リベラル勢力が折々に、あそこの人権がここの汚職が、ここのレイプがここの殺人がと火をつけて、インチキにインチキを重ねた報道がこれで事件に骨格を与えて、よーしと軍が出ていくという、単なる偽旗作戦の連続でしかなかった。
そして、今のアメリカの大混乱はまさにこれを地で行っていると思う。
・冷戦終結とは、一極支配を許すといったも同然だった
・一極支配は、内部から崩壊する(誰もチェックしない体制だから自堕落に陥る)
・現在私たちが見ているのは、一極支配妄想主義者による内部崩壊である
私たちは結構面白い時代に生きているんじゃないか、という気もしている。怖いことは怖いけど。
■ さらにもう一歩
アメちゃんはこのへんで議会を立て直してなんとか形だけでも民主的な骨格を取り返さないと、混乱は冷戦終結以前の秩序の問題にまで及ぶと思う。
歴史好きにとってはその方が興味深いことは論を待たないが、政治的にはアメのメンツが潰れすぎてかえって不安定になりそうでそれが心配。政治家がやることと歴史ジャンルの人たち(広い意味で)がやることは同じでなくていい。
しかし、実際にはすでにいろいろほじくってる本がアメリカではてんこ盛り。イングダールの本などは好例だし、ロバート・ペリーとオリバー・ストーンのウクライナものも直接的ではないがかなり差し込んでいる。
The Lost Hegemon: Whom the gods would destroy (English Edition)
F. William Engdahl
mine.Books
ざっくり言えば、イギリス諜報機関、第三帝国、それを引き継いだCIAというラインがムスリムを使って来た話。ここらへんで書いたがまた整理しよう。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり
>■ 極悪人による一極支配
>しかし、実際に起こったことといえば、リベラル勢力が折々に、あそこの人権がここの汚職が、ここのレイプがここの殺人がと火をつけて、インチキにインチキを重ねた報道がこれで事件に骨格を与えて、よーしと軍が出ていくという、単なる偽旗作戦の連続でしかなかった。
>・一極支配は、内部から崩壊する(誰もチェックしない体制だから自堕落に陥る)
>・現在私たちが見ているのは、一極支配妄想主義者による内部崩壊である
もっと壊れる日本。
モラルも倫理も美学もないゼニゲバを同盟国・宗主国・先生と仰いできてそれを改めようとしない日本は、まさに外道の破滅を爆走中。
お読みくださりありがとうございます。
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Comment
こそ泥ヤマト自民党の面子。
- from chtk217 :
- 2018/02/19 (16:27) :
- Edit :
- Res
いくら安倍首相(安倍原彰晃)が天皇(あるいは超越した存在)になろ
こそ泥ヤマト自民党の面子。
- from chtk217 :
- 2018/02/19 (16:31) :
- Edit :
- Res
いくら安倍首相(安倍原彰晃)が天皇(あるいは超越した存在)になろうとしても、独裁者としては大久保利通の足下にも及ばないでしょう。大久保がやったとされる「自腹を切って汚れ役を務める」のではなく、他人の褌で相撲を取ろうとしているようでは。安倍に限らずヤマト自民党の面子は皆同じ。ただし独裁者とは異なる恐ろしさがありますが(例としてドイツのアイヒマンなど)。当人に野望が無くとも各種多国籍企業(モンサント・ヴェオリア・ツイッタ―など)が手助けをすれば勝手に暴走します。