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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
おととひの世界 より

上記文抜粋
・・・・・・・・・
狂躁亭日乘・『保守』を名乗る前に1912141100

前にも何度か
『アタマが悪くても無教養でもなれる』
のが『右翼』

『左翼』も同じよな
左っぽいこと言ってれば大体

しかし『保守』 はそうはいかない

『保守』と『右翼』の違い

一番わかりやすい実例で言うと

ドイツ第二帝国宰相
オットー・フォン・ビスマルク



ドイツ第三帝国総統
アドルフ・ヒトラー




ビスマルクは『保守』

ヒトラーは『右翼』

似て非なるものだよね
どこが違っていたかって?

ヒトラーは学歴こそパッとしなかった
美術学校の試験に何度か落ちて
結局高等教育は受けていない

それでも
図書館に通いつめ雑駁な知識を

その辺り
そんじょそこらの
右翼とはちと違っている

しかし
ビスマルクを輩出したプロイセン
プロイセンに限らずザクセン
バイエルンもそうだったけど

王侯貴族は皆
かなり難しい数学と測量学を
戦争で必要だからね

無論哲学文学も
音楽にも美術にも深い造詣があった

ヨーロッパ特にドイツ
『ドイツ ‐ インテリゲンチャ』にあらずんば

ビスマルクは喧嘩っぱやい男
若い頃は決闘を繰り返していた
と言ってもフェンシングだけど

こういうドイツ人
酒を飲むと顔にミミズ腫れが現れる

それでもビスマルクも
モルトケ(ドイツ参謀本部を作った人)も
若い頃は文学青年だった

軍事的天才
プロイセンのフリードリヒ大王もそう
作曲家としても優れた作品を残している

ある程度古い世代のドイツ人

酒を飲むと
顔にミミズ腫れみたいな
赤い傷跡が浮き上がってくる

『決闘疵・キズ』

父親がアメリカにいた頃

学者兼ベンチャー企業家
ドイツ系の人なんだけど
そういうキズがある人がいた

ビアホールで飲むと現れる

どこかで見たことのある顔

と思っていたら

なんとあの
ヘルマン・ゲーリングのいとこ


親父さんびっくりした
アメリカ合衆国は決まりがあって

入国管理局で
第三帝国と関係があった人間は
申告しなければならない

今でもそれあると思うよ

もう関係者がトシだから
しかし1950年代とか
そういうことになると下手をすると

入国管理局で何日も尋問されたりする
最悪の場合入国拒否もあり得た

ましてやあのゲーリングのいとこ
『よく入国できたねぇ!』
親父さんが訊くと

『 いや、戦前に亡命したんだよ』

『 別に 強制収容所へ
みたいな事にもならなかった』

『 ピルグリムファーザーズは確かに
イギリス系アングロサクソンだけど

アメリカ合衆国
移民人口の最大多数は
ドイツ系移民なんだよね

日系人は
そうじゃなかったから
財産没収されたり 強制収容されたり
同じ移民でも不公平だったよな

日系人人口が 5000万人くらいだったら
あんな扱いはされなかっただろう

はっきりナチスに肩入れ
みたいなやつじゃない限り
監視付きみたいなこともなかった

ドイツと戦ったアメリカ軍のトップ
アイゼンハワーもドイツ人 』

『 いとこがナチス大幹部でも?』

『 へルマンのやつ
バカでも無教養でもなかったんだけどな
賑やかで面白いやつだった

戦争でパイロットやって
レッドバロンことリヒトホーフェン





競い合ってしまい
持ち上げられて舞い上がってしまった

悪いやつじゃなかったんだけど
戦争で人が変わっちまった 』

『 いとこが心酔しているヒトラーに
あなたは反対だった?』

『 好きとか嫌いとかじゃない
私だっていっぱしドイツの愛国者だった
しかしヒトラーではダメだと思った 』

『 どういうことなんだろうか? 』

『 ファシストだとか言う以前に
政治の考え方や進め方自体に問題があった

ヒトラーとナチスの連中
何もかも根本から変えてしまう

ビスマルクはそんなことしなかったよ
ビスマルクは真正の保守主義者だ

保守主義者たるもの
自分たちの民族国民の価値観に
深い理解と全幅の信頼を置いている

だから保守主義者であれば
根本から変えてしまうことのリスク
それを避けるために

“ 少しずつ改革しよう” とするものだ』

『 例えばどんな風に?』

『 良いところであれば
敵の提案であっても採り入れ 実現する

しかし根本は変えないんだ
根本から変えてしまうと
何が起こるかわからないだろ?

少しの改革のために
そのようなリスクを犯すことはない 』

『 “ 国民年金と国民健康保険 ”
もともとドイツの共産主義者の政策だ

しかし実現したのは
保守主義者の大御所・ビスマルクだ

アメリカでも未だに実現できていない

恐ろしく大胆な政策転換
ビスマルクはドイツの国民文化に
自信と信頼があったから出来たんだよ

しかし共産主義者が言うような
根本からの改革は拒否した』


『 これが保守主義者の真骨頂だ
良いところだけ政策を採用しつつ
“ 漸進的 ” に改革していく
しかし根本からの改革はやらない

怠けているんじゃないんだよ
その方が成功する蓋然性は高いし
失敗する蓋然性はより少ないからだ 』

『 アメリカでなぜできないんだろう? 』

『 アメリカにも分厚い保守はいるよ
それ以上に右翼がいっぱいいるだろ?

ちょっと恥ずかしいけどな

アメリカの大統領を決めている
ニューヨークやロサンゼルス
サンフランシスコみたいな大都市ではない

中西部のレッドステイト
白人ばかりの州なんだな
ここの連中のほとんどが実は

“ ドイツ系 ” なんだよ
ピルグリムファーザーズとは違ってさ

ドイツ三十年戦争(1618~1648)
ドイツ全体が分裂させられド貧乏になった
それから150年間食うや食わず

ドイツ各地の殿様
外国から金を借り続けてなんとか
その借金のカタに差し出したのが

食い詰めていたドイツ農民だったんだ

アメリカ移民の第二波はそういう連中

彼らの子孫が住んでいるのが中西部 』


『ドイツ人が行くとウマが合うわけ?』

『 感覚で共通するところが
あるってダケだねぇ
半分が教養がない連中
残り半分がいわゆる

“ 典型的なアメリカ人 ” だよ
コマーシャルやドラマに出てくるような
模範的白人アメリカンファミリー
あれはほとんどドイツ系だ 』

『半分のドイツ系は無教養だと?』

『 恥ずかしながらそうとしか言えない
しかし彼らから支持されなければ
大統領に当選できないから

彼らは無教養だから『右翼』なんだよ
ヒトラーを支持した連中
ドイツの実質 2割くらいだよ

インテリや貴族はごく一部だった

それでも当選してしまっただろ?

ドイツの典型的な教養人
ヒトラーを “保守政治家” とは
みなしていなかった

“右翼政治家 ” だと考えていた 』

『ワーグナーが好きだったり
独学で教養身に付けたんじゃなかった?』

『 ホンモノのドイツ教養人
ウィーンなどオーストリア教養人

ベルリン・フィルとウィーン・フィル
合併させようなんてこと

そもそも考えるか?
ヒトラーの教養などその程度のものさ』

『 底の浅い奴は騙される
しかし教養あるプロイセン人貴族
ドイツ帝国国防軍幹部はほとんどそうな
そんな奴を支持したりはしない』

『そういう馬鹿げた試みやめさせたのが
フルトヴェングラーだったんだ』

『 大指揮者フルトヴェングラーの父親
アロイス・フルトヴェングラー
帝国ドイツを代表する考古学者だ

フルトヴェングラーの兄貴に
有名な登山家がいて
アルプスに “フルトヴェングラー岳”
名前が残っているくらいだ

ドイツ人は霊感をもらうために
登山をするんだ
トーマス・マン描く近代ドイツ教養人家庭
フルトヴェングラーはそのホープ

ドイツ帝国軍人から圧倒的な支持

フルトヴェングラーは
ユダヤ人のクォーターだった
ドイツ人なら誰でも知っていたこと

だけどヒトラーも手出しできなかった 』

『 教養が足りないヒトラーでも
ドイツの教養人を敵に回すと
どういうことになるか?
その怖さだけはよくわかっていた 』

『 ヒトラーは “右翼 ” だ
ビスマルクのような本流保守ではない
その疑念を払拭するため
ヒトラーは “教養人” を装ったんだ

ドイツ国民はまんまと騙された
私は騙されなかったから亡命した 』

『 日本とは全然事情が違うね 』

『 言っちゃ悪いがドイツ
19世紀末から20世紀の初め
間違いなく地球上最高の文明国
国民の文化教養レベルは世界一だった

ドイツ人が嬉しそうに歌うよな

ドイチェランド!ドイチェランド!
Uber alles・ユーバー アルレス!
= オーバーオール

自慢じゃないが実際そうだった
それでもあんなことが起きた

どこの国でも起こりうるということ

今の日本は大丈夫だろうが
将来はわからんだろう?

“右翼 ”と “ 保守 ”は 違うものだ
“ 右翼 ”は 馬鹿でもなれるが
“ 保守 ”は 真正教養人でなければダメ

右翼は簡単に増やせるが
分厚い “保守岩盤 ”を作るには
時間と手間がかかる
それなくして健全な社会は作れない

少し努力や監視を怠ると
“ 保守 ”が刃こぼれし “ 右翼 ”が幅を利かす
アメリカもいずれそうなるだろう

キミのところも気をつけた方がいいぞ 』

父は政治がらみの話
ほとんどしませんでしたが
もともと理系のエンジニアですから

この話は何度も聞かされました


・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋おわり

明治維新って保守ではなかった。

革命だもの。

天皇は、至高に近くとも神ではなく、法皇に近かった。

それを皇帝にした。

ある意味では格下げ。神聖さって意味ではな。

ある意味では天井に着いてしまった。

権力と権威を双方握る中華皇帝になって、易姓革命のターゲットになった。

それを避けるために「法皇化」していたのにね・・・

まだ「法皇化」はできてない。

法皇ならざる、明治朝の天皇家を始末してない。その責任を取らせてない。

ので、天皇制・天皇家も、後周の柴家か、ロマノフ王家しか、末路は無くなった。

それが理解できる脳みそは、右翼にはない。保守は「天皇真理教」から目覚めたらわかる。

天皇などなくても、日本はやってこれていた。

もう、癌細胞というよりも寄生虫の天皇は、無用です。


お読みくださりありがとうございます。
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大衆扇動カルトの手口!
  • from ローレライ :
  • 2019/12/15 (14:48) :
  • Edit :
  • Res
大衆扇動カルトの手口が天皇カースト教!放射能漏れ悲劇に漬け込んで日本破壊政策を実現している。これがナチスの手口である。
Re:大衆扇動カルトの手口!
2019/12/16 20:17
>大衆扇動カルトの手口が天皇カースト教!放射能漏れ悲劇に漬け込んで日本破壊政策を実現している。これがナチスの手口である。


同感。
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