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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
谷間の百合 より

上記文抜粋
・・・・・・・
こんどはどんな言葉で教え子を戦場に送り出すのですか。


きょう書こうと思っていたことの答えというか参考になることが、「徽宗皇帝のブログ」に書いてあり、ブログ主が「非常に面白い」と言われるのももっともで、わたしも「そういえばそうだった」と、目を覚まされる思いがしました。



「徽宗皇帝のブログ」より。

「少年犯罪データベースドア」というサイトから転載。
非常に面白い。
私自身が読んできた明治大正昭和前期の本(ほとんどが小説だが)を思い起こしても、

戦前は生徒たちも自尊心がやたらと高くて反逆的で、小学生でさえ何かというと徒党を組んで同盟休校や教師の吊し上げをし、体罰教師のクビを要求します。
戦前の親は権利意識が強くてすぐに学校に怒鳴り込んできますし、訴訟を起こします。学校側は平謝りで、治療費を出したり加害者教師を他校に追いやったりすることでなんとか示談に済ませようとします。
法律で体罰は禁止されているのですから、訴訟となると教師に勝ち目はありません。校長も責任を取らされるので平身低頭してもなんとか訴訟まで行かないで収めようとするのです。

という記述は正しいと思う。夏目漱石の「吾輩は猫である」の中の、旧制中学校の生徒の行状が書かれた部分や、同じく漱石の「坊ちゃん」などには、この事実を伺わせるものがある。こうした社会の気風というものは、小説などでしか読み取れないものだ。
今のモンスターペアレントなどには辟易するが、親や生徒(あるいは労働者)の「自尊心」という面では、今の社会は戦前よりかなり退化しているように思う。相手が校長だろうが警官だろうが社長や上司だろうが、相手の理不尽な言動に対しては堂々と立ち向かうという気風が現代にあるだろうか。


「坊ちゃん」は読んでいなくても、大体内容はだれでも知っています。
わたしは中学一年生の時に「次郎物語」を読んで(同時期に「チボー家の人々」も読みました)しばらくその世界に嵌っていたことをいま思い出しました。
内容はまったく覚えていませんが、当時の中学生の自由闊達で自主独立の気風が活き活きと描かれていたことだけがうっすらこころに残っています。
いつのまにか、そういう気風は跡形もなく消えて、みんな空気を読んで周りに合わせる羊のような人間ばかりになりました。
しかし、戦前と似てきたといわれ、ものが言えない唇寒しの空気が「戦前」という言葉で一括りにされていますが、そのサイトを読むと、それが戦前のいつごろから始まったことかがよく分かります。
日本の軍隊には、日露戦争から、2.26くらいまで下の者をいたわるという麗しい伝統があったのです。
それが、いつのころからか、鉄拳制裁という名の暴力やいじめが蔓延るようになりました。
いまの自衛隊や警察や学校などが、その悪しき慣習を引き継いでいますが、それは武士道にも背き、もっとも日本の伝統を汚す行為です。


わたしが書こうと思っていたのは、たとえば、長崎の平和祈念の式典で、「改憲反対」と叫んで警察車両に連行された男性がいましたが、
その男性には警察より先にマスコミが接触していたのです。
マスコミには事の顛末を報告する義務があったのではありませんか。
わたしは警察が男性にどんなことを訊き、何を言ったのかを知りたいと思いました。

ピーコさんが、NHKの永六輔さんの追悼番組で
「永さんは戦争が嫌だって思っていた、戦争はしちゃいけないと。
世の中がそっちの方に向かっているのでそれが言いたいんでしょうね。」と言ったら、そこがばっさり抜かれていたということです。
しかし、なぜピーコさんはNHKに問いたださなかったのでしょう。
永さんがいちばん言いたかったことを代弁して、それがカットされたら永さんの追悼にはならないではありませんか。
信じたくないほど忌まわしいことですが、NHKには検閲係りがいて、戦争に反対のコメントはすべてカットしているのでしょうか。

また、悲惨な戦争の体験を伝えてきた元海軍兵士が、突然中学校から講演をキャンセルされる事件もありました。
これは地元?の新聞が伝えていますが、ご本人は、中学が安倍政権か教育委員会の意向を「忖度している」ように感じたそうですが、このようなお互いに「忖度する」という日本の悪しき風習はやめて、真相を追及すべきだったのではありませんか。
こういうことを放置せず、一つ一つきちんと抗議し追及していかなければ、もう取り返しがつかなくなります。

教育委員会ではもう「子どもを戦場に送ろう」ということが暗黙の了解になっているのですか。
「死の商人」には、お金儲けという分かり易い名分がありますが、教育に携わる人間が教え子を戦場に送ることに、どんな大義名分がありますか。
お国ため?
戦前、お国のためだと教えてきた教師が、敗戦になるやいなやアメリカさまさまになり、平和や民主主義を説きだした恥ずかしい苦い歴史をぜひ思い出してください。
こんどはどういう言葉で教え子を戦場に送るのですか。

(「徽宗皇帝のブログ」に転載されている「少年犯罪データベースドア」というサイトの記事をぜひご覧になってください。
ほんとうの歴史が知らされず忘れられていくのが残念でなりません。)

・・・・
・・・・・・
抜粋終わり

>教育委員会ではもう「子どもを戦場に送ろう」ということが暗黙の了解になっているのですか。
「死の商人」には、お金儲けという分かり易い名分がありますが、教育に携わる人間が教え子を戦場に送ることに、どんな大義名分がありますか。
お国ため?
>戦前、お国のためだと教えてきた教師が、敗戦になるやいなやアメリカさまさまになり、平和や民主主義を説きだした恥ずかしい苦い歴史をぜひ思い出してください。
こんどはどういう言葉で教え子を戦場に送るのですか。


教育委員会や、学校の教員は、大量の辞表を叩きつけることは、ないのだろうか・・・・。

ないとしたら、

私は、教師は、最悪の人間の一員に思えますけど。



お読みくださりありがとうございます。
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