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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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大摩邇(おおまに)  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・
人種差別はエリート層の統治手段で、人気のトランプも利用しているテク


ティム・ワイズ氏:「周りを見渡して現状について考えてみると、政治の世界では裕福な白人が労働者階級の白人に対し、彼らの問題は茶色の肌の人たちだと言っていることがわかります。これについて、人種差別の歴史的な起源について理解する必要があります」


17世紀に生み出された人種としての「白人」という概念は、ヨーロッパ系統の人々を分断して統治することによって維持されている権力構造から作り出されたものです。

植民地時代の初期には、黒人奴隷や年季奉公の使用人は、白人の使用人などと連帯感を抱いていました。共にエリート層の土地所有者の所有物に過ぎないという立場にあったためです。そしてこのつながりを通じ、黒人奴隷や白人奴隷、年季奉公させられている使用人は団結して様々な武装蜂起に参加していました。


しかしこういった土地所有者らは間もなく、白い肌の使用人に黒人使用人よりもより高い地位を与え、人種に基づくヒエラルキー制度を作り出すことによって自らの力を安定化させる方法に気がついたのです。


「あなたは白人種のメンバーだから、私たちのチームの一員です。私たちと同じユニフォームを着ていますから。試合に出場することはできないかもしれませんが、ベンチ入りはしていますし、あなたは間違いなく私たちのチームの側なのです』という考えを作り出し、白人に持たせたのです」


肌の白さという概念を作り出した後、裕福な土地所有者は貧しい白人に対し奴隷のパトロールを行わせ、反逆をわずかでも匂わせている黒人奴隷を警察のように取り締まる役割を与えました。


「土地所有者は白人奴隷に対し、有色人種を統制する力を与えただけで、土地や本当の権力を与えたわけではありません。


ですので、現在の警察活動には奴隷時代の奴隷を監視するシステムまで遡っている、という有色人種の人たちがいますが、彼らの言っていることが正しいのはそれが理由なのです」


ワイズ氏(動画の2分頃):「あなたはあまり何も持っていませんが、でも少なくとも黒人ではありません。少なくとも先住民でもメキシコ人でもありません。少なくとも中国人でもありません」


「あなたはあまり何も持っていないかもしれませんが、でも少なくともネットは使えます。デュボイスが言っていた『白人性に与えられる精神的な賃金』というのはこういうことなのです」


さらにワイズ氏は、奴隷制度が終了しても仕事がなくなるわけでもなかったのに、南北戦争で奴隷制度を理由に戦うよう、アメリカ南部で貧しい白人を納得させた土地所有者の手段を説明し、トランプ氏の人気をその流れで説明しています。


「なぜ?なぜ私が土地所有者の所有財産のために戦うのでしょう?もし私が戦わなかったら、この奴隷たちが私たちの仕事を奪ってしまうと土地所有者が私に言ったからです!いえ、実際に彼らがあなたの仕事を取ってしまいましたし、それが問題なのです!」


「使用人が仕事をすれば一日1ドルをもらわなければなりません。しかし奴隷は土地所有者が『所有』していますので無料で働かせることができます。さあどっちに仕事が回されるでしょう?あなたではなく、他の誰かなのですよ!」


さらにワイズ氏は、産業革命初期に、労働組織に黒人の加盟を認めれば組織の人数を倍化させることができて交渉の際に有利になったにもかかわらず、白人の労働組織が黒人の加盟を認めなかった例を挙げ、人種差別主義が階級間の闘争を脆弱化させた仕組みをわかりやすく説明しています。


「白人労働者がストライクした場合、あなたの替えとして茶色の人で置き換えることはできません。あなた方白人はそもそも、彼らと一緒に仕事をしたくもありませんでした。
もし労働組織が白人の代わりに茶色の人を入れてしまうと、白人労働者は労働組織を批判し、エリートを批判しなくなってしまうからです」


「その仕組みがわかりましたか?トリックなんですよ。何百年も機能してきましたし、今でも一部の人には効いています。


そしてこれに私たちが全身全霊でこれに歯向かうことが私たちの役割なのです」


トランプが台頭するのはこれが始めてではありませんし、おそらく最後というわけでもないでしょう。しかしありがたいことに、ティム・ワイズや非常に多くの活動家は、彼らのような憎悪に満ちた巧言の仮面を外しているのです。







Zach Cartwright 著
www.usuncut.com





(翻訳終了)



********



【コメント】



分割して統治せよ(Divide and Conquer)






たとえばイギリスでのEU離脱を根拠にしたポーランド人迫害の場合は、両者共に多少の違いはあっても「白人」同士の対立(迫害)になりますので、正確に言えば「人種差別(raciam)」というよりは、「ナショナリズム」、あるいは「外国人嫌い(xenophobia)」という言葉の方が近いかと思います(このxenophobia(ゼノフォビア)という言葉はしかし、「恐怖症」を意味する-phobiaが含まれているので、むしろ「外国人恐怖症」という意味に近いものです)。



しかし本文の場合は、恐怖心を煽ることによる分断ではなく、人種間のヒエラルキー制度を用いた心理作戦のようです。



これはアメリカの例なので白人VS黒人という構造ですが、他にもインドのカースト制度(公式には廃止されていますが、実際にはまだまだ根強い)や、昔の日本の士農工商制度やえた・ひ人の制度と目的や機能の方法の点でまったく同じです。



「自分の生活は大変だけど、自分よりも下にまだいるんだ」と思うことで、まるで自分が恵まれた境遇にあるように思える、というのは世界中の支配者が昔からよく理解しているようですし、見回せば実際に毎日の生活の中でもそれが実際に機能しているを見ることができるでしょう。


そしてアメリカで白人警察官が有色人種を殺害したというニュースも、かなり多いのも奴隷時代の名残なのでしょうか。









「無知を恐怖心で温めると、憎悪が生まれる」


・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋おわり


人種差別は嫌です。

第一楽しくない。


他人とともに楽しむのはその楽しみも長いが、自分一人で楽しむのは長く続かずなくなるものだ 

が一番いいです。


お読みくださりありがとうございます。
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