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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
代替案 より

上記文抜粋
・・・・・・
「英雄たちの選択」で語られた武力討幕の闇

昨晩(2018年1月3日)の「英雄たちの選択」、全国放送で初めて赤松小三郎が、ほんのわずかの時間ですが紹介された。

 イギリスの外交官のオリファントが、留学中の薩摩の寺島宗則に向かって「イギリスの掲げる自由貿易とは、じつはお前たちの国から徹底的にむしり取るためのものなんだぜ」と公然と語っていたエピソードなど、英国の自由貿易帝国主義のダークサイドについても言及されていたのは良かった。TPP問題など現在にまでつながる論点である。
 寺島宗則、重野厚之丞といったこれまであまりスポットが当てられなかった人物たちに光が当てられたのはすばらしかった。

 番組の前半は島津斉彬・寺島宗則といった薩摩の先進的な知識人たちの「光」がテーマだったとすると、後半は武力討幕に決した西郷・大久保の策謀の「闇」の部分も語られた。その中で、テレビで初めて赤松小三郎の名が登場したのである。赤松小三郎は、必死に西郷に向かって武力討幕を思いとどまるように説得していたが、薩摩は冷徹に小三郎を暗殺するに至ったのだ、と。

 中野信子氏は以下のようにおっしゃっていた。
「(内乱を起こし武力で権力を奪取するという)この選択、やっぱり腑に落ちないなあ、といつも思うんです。斉彬公の御意志とは違うという、この選択をわざわざ彼ら(西郷・大久保)が取る理由、そのデメリットがそれほど大きいかしらと考えると、そうでもない。まだ見つかっていない何かがあるんじゃないか」

 信州出身の歴史学者である岩下哲典氏は
「公議輿論の議会をつくりたいというのが赤松の思いだった。薩摩がその師匠をバッサリやっちゃったというのは信州人としてちょっと許せない」と。

 磯田道史氏は
「今日、政治思想家が、この赤松を斬っちゃったことをすごい惜しむんですよ。ものすごく緻密な日本における議会の作り方を政治思想として知っていたのはこの人だった」と。

 日本有数の知識人たちであるこれらの方々が、以上のようなコメントをしたことの意味は大きい。武力クーデターによる王政復古ではない、公議輿論(=議会制民主主義)の別の道があったのだ。 


 おりしも、安倍晋三首相が年頭所感から明治の精神に学ぼうと呼び掛ける中、ウェブジャーナルのIWJが元日と二日にかけて、昨年の夏に行われた岩上安身氏と私の対談を再配信して下さっていました。
 武力討幕による「王政復古」がいかに日本の近代化を歪めたか、興味のある方はIWJのインタビュー記録をご参照ください。
 その1からその5まで、フルテキスト(有料)が以下にあります。IWJの会員でない方も単品で購入できます。
 何でも昨年のIWJのコンテンツの中で、会員以外に単品としてもっとも売れたものの一つだったそうです。岩上さんと私の対談の、数倍の分量の膨大な注が付けられていて、事実関係が精査されています。注の部分が資料としても価値が高いと思います。IWJのスタッフの皆様に感謝申し上げます。

 
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408786




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・・・・・・・
抜粋終わり


世相を斬る あいば達也  より

上記文抜粋
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哲学なき日経コラム 明治維新・文明開化の再来祈願とは

 安倍晋三や日本会議の明治回帰願望は、昨年うんざりするほど聞かされた。以下の日本経済新聞のコラムは、どのような意味合いで書かれたものか、本意は判らないが、上記二者と同調的ニアンスを伝えようとしている。真面目に働くのは馬鹿だ、狡賢いキリギリスのように賢く合理的に働こうじゃないかと提唱しているかに見える。

 欧米文化こそ普遍的価値と定義づけ、市場原理主義信仰から抜け出せない、いや、更に深みに嵌っていきたいと叫んでいるようなコラムである。経済成長至上主義な経済新聞の立場からすると、やむを得ない趣旨のコラムだが、最も重要な、日本という国はどうあるべきか、と云う哲学が欠けている。幕末明治維新の改革の賛美から話は始まっていて、その改革に、なんら齟齬がなかったかと云う論拠に基づいてコラムは書かれている。

 何とも面白いことだが、安倍晋三日本会議の改憲論と和音を奏でている忖度コラムそのもので、新年早々不快である。≪国家が半ば強制的に西欧化へと国民を駆り立てた。≫と書いているが、長州下級武士の嫉妬心が生みだした徳川幕府転覆クーデターと云う歴史上の側面が抜け落ちている。ここでいう“国家”は幕府ジェラシーグループ薩長の欧米かぶれの連中を指すわけで、クーデター政権による誤った欧米化、脱亜入欧が行われ、江戸文化が根こそぎ抉り取られたことに蓋をしている。

 それ以降の日本は、アジア人であるにも関わらず、アパルトヘイト時代の南アにおいて日本人は「名誉白人」として準白人政策で意図的に優遇されたのは笑い話だ。しかし、その裏には、欧米による最終植民地化計画の最終地と云う意味合いが含まれている事に、田舎の下級武士どもは知らなかったのだ。当時の日本人は大いに喜んだのである。ヨーロッパやアフリカの国々の人の中には、白人が支配する世界なのだから、JAPANと云う国も白人が住む国だと思っている人も無知ではなくかなりいるらしい。

 つまり、明治維新や文明開化は、英米によるアジア植民地計画の終着駅だったということだ。英米が、清の国の植民地化にアヘンを利用したわけだが、当時の日本は徳川幕府と、幕府の官僚達による統治が完成しており、女をシャブ漬けにして言うことを聞かせることが出来ないと読んだ結果、薩長の田舎侍達に武器を与えることで、徳川倒幕をさせたに過ぎないと解釈するのが妥当だ。しかも、英米資本は、彼らに武器をただで与えたわけではなく、最終的に幕府に請求書を突きつけ、借財させ、明治の金融の根っこを抑えていたのである。

 今現在、多くのリベラルな日本人が、隷米主義だと非難することは当然であるが、幾分的外れでもある。なぜなら、倒幕、そして明治維新・文明開化のながれそのものが、日本が植民地化された歴史的事実だからである。この英米植民地化の過程において、日本がいち早く欧米の産業に馴染むことが出来たのは、江戸時代に養った幕閣政治と江戸時代の町人職人らの勤勉と知恵の蓄積があったことを見逃しては、時代観、国家観、世界観を見誤るに違いない。


・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり


幕末は、「天皇」というモノに騙された。

それがあの傀儡政権「明治」を産んだ最大の要因。

もう迷わない。天皇が邪魔なら踏みつぶして皆殺しにして、人間の日本人の政権・国家を作ろう。
これ以上「天皇家」に悪・過ちを繰り返させないために、滅びようとする日本の人々を救うために。



お読みくださりありがとうございます。
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明治大帝は西郷隆盛
  • from みるみる :
  • 2018/01/04 (11:58) :
  • Edit :
  • Res
妄想ですが、明治天皇は大室でも箕作でもなくて、明治維新10年後から西郷隆盛が成り代わっていたのではないかと思っています。後半からは大正天皇が補佐してたとも考えられます。
西郷隆盛には写真がなくて、わざとらしく似ても似つかないキャラクターを作る必要があったのでしょう。西郷隆盛はもとは諜報活動する真方衆の忍者で、「敬天愛人」は聖書の言葉だと思います。
Re:明治大帝は西郷隆盛
2018/01/04 19:59
>妄想ですが、明治天皇は大室でも箕作でもなくて、明治維新10年後から西郷隆盛が成り代わっていたのではないかと思っています。後半からは大正天皇が補佐してたとも考えられます。
>西郷隆盛には写真がなくて、わざとらしく似ても似つかないキャラクターを作る必要があったのでしょう。西郷隆盛はもとは諜報活動する真方衆の忍者で、「敬天愛人」は聖書の言葉だと思います。

なんとなく思うのが、「維新志士の最後の大物志士が明治天皇だった」とも思える。

いっそ簒奪者だったのが天皇になった。と開き直るのも良いけど、それは「革命」だから、それもしない。

嘘しか残らん天皇制を、後生大事に残すのってキチガイ沙汰と思います。

書き込みありがとうございます。

やはり天皇制は要らない。
  • from chtk217 :
  • 2018/01/04 (13:37) :
  • Edit :
  • Res
今年もよろしくお願いいたします。
確かに、天皇制を残したらヤマト自民党が大事(おおごと)をやるのは必至ですね。
Re:やはり天皇制は要らない。
2018/01/04 19:59
>今年もよろしくお願いいたします。
>確かに、天皇制を残したらヤマト自民党が大事(おおごと)をやるのは必至ですね。

然り。

書き込みありがとうございます。
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