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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
DEEPLY JAPAN   より

上記文抜粋
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不安の正体:見られる存在となった西側

あけましておめでとうございます。

本年もきばらんとぼちぼちおつきあいくださいませ。



で、いきなり去年の記事なのだが、ああこれって良い気づきなのに、いい加減な分析をしてプロパガンダにしとるなぁと思った記事。

世界の85%が希望の時代、米欧日が不安の時代となった理由

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2017/12/85.php

ではなぜ、欧米社会で、こんなにも多くの人が不満をいだいているのか。アメリカの場合、複数の主要な世論調査結果を総合したハフィントン・ポストの報道によると、国民の10人に6人が「この国は間違った方向に進んでいる」と考えていた。ピュー・リサーチセンターの調査では、3人に2人が「子供の世代は自分たちの世代より貧しくなる」と憂えていた。

イギリスも似たような状況で、フランスやイタリア、ドイツはもっと悲観的だ。何しろユーロ圏の先行きは不透明で、景気も停滞している。ただし西欧諸国は、2世代ほど前にもっとひどい経験をしている。約5000万人の犠牲者と計り知れないほどの破壊をもたらした第二次大戦だ。




要するに、日米欧というthe West の国民が、この国は間違った方向に進んでいる、子どもの世代は自分の世代よりよくならんだろうと思っている一方で、それ以外の世界ではそのようにはなっていない、という現状について、なぜなんだろう、と。

なぜなんだろうって、そりゃあんたこんだけ嘘と欺瞞と人殺しに熱をあげていたら、少なからぬ国民は不安になるやろ、そりゃ正常だというべきでしょう。わはは、という話ですよ。

そういえば、この短い文章の中にもすでに欺瞞が提示されている。

まず、

もちろん、中国にもインドにも問題はある。中国国民はかつてないほどの購買力を手にしたが、いまだに政治的自由がない。エリート層も、最近の急速な資金流出に不安をいだいている。インドでも中流層は飛躍的に増えた。しかし国民の大半は今も汚れた空気を吸い、清潔なトイレなど望むべくもなく、ひどい貧困にあえいでいる。

日本人やアメリカ人、さらにはヨーロッパ人の政治的自由とはどんなものかには大きな疑念がついている。

日本の例でいうのなら、あんな国会議員とあんな内閣しか選べない政治的自由ってなんだ、という話でしょう。

そしてここにマスメディアという大きな権力が介入していることを多くの人は理解したが、その権力主体が本当はどこにあるのかもわからない。対していえば、中国は中国共産党が統治の最終責任者だし、ロシアもプーチンとその周辺の国家安全保障会議のメンバー(首相とか外相、国防相、軍etc.)が最も重要な決定をする機関だと誰でも知ってる。そして、そのように動いている。

それに対していえば、日本は誰が統治しているのはオフィシャルな説明はもういいから、ほんとのところどうなのか言ってみてよ、もう、という状態だし、アメリカもディープステート(またはそれに類似した存在)がいないと思う人はもはやいないでしょう。

というわけで、この欺瞞が明らかになってしまったことは、the West の国民に大きな疑念となってのしかかっているし、事柄の性質上、民主主義とは何だったのかにまで疑問が及んでいる。

次。

イギリスも似たような状況で、フランスやイタリア、ドイツはもっと悲観的だ。何しろユーロ圏の先行きは不透明で、景気も停滞している。ただし西欧諸国は、2世代ほど前にもっとひどい経験をしている。約5000万人の犠牲者と計り知れないほどの破壊をもたらした第二次大戦だ。

第二次世界大戦における「西欧諸国」の被害は、ドイツを除けば非常に小さい。

5000万という数字は、ポーランド、バルト三国、ユーゴスラビアあたりをかき集めた数字ではあるまいか? しかしこれは当時も今も「西欧」ではない。どういう区分で作った数字なんだろう? わかりません。いずれにしても、イギリス、フランスの被害の小ささは驚くべきものがあるし、それを自分だけが苦労したようなことを言えば、ロシア圏の人間だけでなくポーランドあたりの人の神経にも触ることを、まぁアメリカ人もイギリス人も、そしてその人たちの言説だけを信じている人にも、わからんだろうなと私は思う。鈍感さこそ彼らの真骨頂だなとしばしば思う。



■ 見る存在から見られる存在へ

この記事はnewsweekに載っていたものなのだが、こことかBBC、CNNというのは、他との比較でいえばアジア、アフリカの事情もしばしば取り上げてくる媒体ではある。

が、しかし、例えばシリア問題を彼らはどう伝えただろう? 率直にいって、彼らは今もジハード系の人たち、なんならアルカイダまで含めた人々の味方であって、シリアの一般人の苦境を救ったロシアやイランを呪い倒していた人たちだ。

シリアのアレッポで人々がクリスマスを祝うことができたことを、人々がロシア兵に感謝し、プーチンの似顔絵を掲げて喜ぶ姿を伝えただろうか?

伝えたりしないわけですよ。

(トランプにしても、この点に関しては、ISはアメリカが倒したと言って恥じない、下種な男です。私はヒラリーを倒すことは重要だったし、倒せて良かった、反射的にトランプが勝ってよかったと思ってる側ですが、それはトランプが素晴らしいことを意味しない。このへんの成り行きを無視して、人々はトランプを支持したのだと万能感を満開にする人を私は信用しない。)

にもかかわらず、私はなぜそれを知っているのか。それはシリア人をはじめとしたアラブ、他のイスラム圏の人たちが前に出てきて写真を見せたり、証言したりしたことがとても大きい。彼らもメディアを持った。そして、それ以上にそれを効果的に、プロフェッショナルなやり方で見せ続けたロシア、イラン、部分的にトルコ、中国といった大きなメディアがあったからだ。

つまり、the West は、自分たちだけが見る(そして見せる)立場にいる特権を失ったのだ。

逆にいえば、これは、彼らが見られる立場に回ったことを意味する。

破壊的な行動をする人々、つまりテロリストまたはその支援者となることが分かり切った人々に、金を出し訓練を施し、殺傷兵器の数々を供給し、その上、何一つ法的立場のない正規の米軍までもがシリアという国土でシリアのために戦う政府軍を攻撃した。

そして、それにもかかわらず、その場しのぎの嘘を垂れ流し、それでも間に合わなければ、何度でも、嘘を繰り返す。

あるいは、アサドは退陣すべきだとオバマは唐突に宣言したが、そこにどんな根拠があるのか誰も追及しない。ウクライナのヤヌコビッチは選挙で選ばれた大統領だが、なぜそこにクーデターを仕掛けていいのか誰も追及しない。なぜリビアという国が失われなければならないのか、誰も追及しない。これは、西側の報道、あるいはジャーナリズム、そしてアカデミズムにはすでに自浄作用すらないことを示している。

この一切合切が、the West に所属しない人々に見られている。これがここ数年の動かしがたい事実。

この現象はしかし、初めてではない。冷戦時代、つまり、ソ連があった時代にはかなり広いソ連圏内には別のリアリティが存在し得たわけだから、その限りにおいて、the Westは見られていたのだろう。しかし、the West のメディアにも多少の自浄作用はあったので、客観視できなかったわけでもなく、むしろそれによってthe West の自由度、信頼度が高まったようにさえみえた。

その前も、通信員を世界中で雇って、それを直ちに世界中に打電できたのは主にイギリス、アメリカ系のメディアであり、それを凌駕することは誰にもできなかった。

現在、多くの人がtwitterやフェースブック、ブログ等々で人々は自由な意見を言うようになった、だから主要メディアの時代は終わったのだ云々と言う。しかし、事態はもっと深刻だというべきでしょう。

独占的に「視線」を供給してきた過去150年程のメカニズムは、本格的に崩壊しようとしている。

これが現在起こった事態の根本的な意味だろうと思う。そしてそれは、メディアを通じて「物の見方≒視線」を規定することによって、詐欺をやりやすくし、自らの行為を正当化できた人々にとっての危機だということでしょう。

だからこそ、the West は全体として不安なのじゃないのですかね。そして、そこに住む人々の多くはその不安を実際感じている、少なくとも感づいている、ということなんじゃなかろうか。



2017年後半に、ロシアのRTがアメリカで外国工作員の登録を義務付けられた。そして、ロシアゲートなるスキャンダルが1年間も続いている。この試みは、ロシアからの情報あるいは視点、視線に対する抵抗あるいは妨害なのだろうと考えることもできるだろう。つまり、冷戦時代の多くの人がそうであったような、「プラウダなど信用できるか」といってソ連の情報を一方的にうっちゃってもらう、その体制を思慕しているのだろう。

しかし、1980年に戻すことはできない。そこで仕方なく、情報を混乱させる方法に行っているのではないかとみえる。これは何も主要メディアの周辺、すなわちアメリカでいえばリベラル系の人たちの拠り所ばかりではない。トランプ周辺の情報の発信の中には、相当なインチキが含まれている。つまり、民主党になろうが共和党になろうが、アメリカ覇権を維持しようという動きは結局のところ同じことを志向しているとしかいいようがない。



・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり

>そりゃあんたこんだけ嘘と欺瞞と人殺しに熱をあげていたら、少なからぬ国民は不安になるやろ、そりゃ正常だというべきでしょう。

その通りだな。

>日本人やアメリカ人、さらにはヨーロッパ人の政治的自由とはどんなものかには大きな疑念がついている。

>日本の例でいうのなら、あんな国会議員とあんな内閣しか選べない政治的自由ってなんだ、という話でしょう。

>そしてここにマスメディアという大きな権力が介入していることを多くの人は理解したが、その権力主体が本当はどこにあるのかもわからない。対していえば、中国は中国共産党が統治の最終責任者だし、ロシアもプーチンとその周辺の国家安全保障会議のメンバー(首相とか外相、国防相、軍etc.)が最も重要な決定をする機関だと誰でも知ってる。そして、そのように動いている。

>それに対していえば、日本は誰が統治しているのはオフィシャルな説明はもういいから、ほんとのところどうなのか言ってみてよ、もう、という状態だし、アメリカもディープステート(またはそれに類似した存在)がいないと思う人はもはやいないでしょう。

>というわけで、この欺瞞が明らかになってしまったことは、the West の国民に大きな疑念となってのしかかっているし、事柄の性質上、民主主義とは何だったのかにまで疑問が及んでいる。


国富を喰らい尽くす官僚の首を斬れない。売国する政治家を弾劾できない。

で、民主主義ってなに?てなる。

今の民主主義の状態は、責任者を糾弾できないこと、専制政治の腐った状態を同じ。



こりゃ~機能に不全があり、その最大の問題の一つが、「マスコミ」であり、制度上「責任者を糾弾しにくい」てところにある。

その上、天皇制で、もっと責任者の糾弾・革命ができない。




>これが現在起こった事態の根本的な意味だろうと思う。そしてそれは、メディアを通じて「物の見方≒視線」を規定することによって、詐欺をやりやすくし、自らの行為を正当化できた人々にとっての危機だということでしょう。

>だからこそ、the West は全体として不安なのじゃないのですかね。そして、そこに住む人々の多くはその不安を実際感じている、少なくとも感づいている、ということなんじゃなかろうか。


もう、ペテンで偽物を「本物」ということはできなくなった。


15の人たちの政治的に自由のために、85の人たちの生活を壊し殺す。ってのが、欧米の政治と経済の在りようだった。日本もそれにならって、世界の、今や日本の弱い人・少数者を食い散らすことで、栄耀栄華をむさぼっている。


このような外道鬼畜なシステムをやった報いが、来ないと、逆に欧米人・日本人は、絶滅するだろうから、ええ加減に考え直さんといけないよな・・・



お読みくださりありがとうございます。

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『戦争犯罪否定マスコミ』
  • from ローレライ :
  • 2018/01/02 (15:13) :
  • Edit :
  • Res
『戦争犯罪否定マスコミ』の活動は『衣下の狂気』を強調する!『アラブの冬』『南京虐殺』『慰安婦狩り』は語り継がれる。
Re:『戦争犯罪否定マスコミ』
2018/01/02 19:19
>『戦争犯罪否定マスコミ』の活動は『衣下の狂気』を強調する!『アラブの冬』『南京虐殺』『慰安婦狩り』は語り継がれる。

同感。

書き込みありがとうございます。
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