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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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アバンギャルド精神世界 より

上記文抜粋
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宗教の秘奥の二つの伝承方法


組織宗教とマンツーマン伝承

宗教の秘奥には二つの伝承方法があるように思う。一つは組織宗教によるもの。もうひとつはマンツーマンあるいは、極めて少数のグループによるもの。

組織宗教は、必ず儀式と冥想技法としばしば生活の細部に至る細目まで規定し、これを何百年、何千年にもわたり継承しようとするものだ。カトリック、曹洞禅、臨済禅、真言密教、天台密教など儀軌や生活作法までこまごまと規定しているものが残されている。曹洞禅では、食事の仕方、食べる順序までこまごまと規定されている。

そうした決まり事を何千何万の悟っていない修行者や檀家、支援者が厳粛に執り行うことを、長年にわたって遵守、護持していく。

何のためか?

その冥想修行のスタイル、儀軌の手順、生活の決め事にぴったり合う覚者の到来を何百年でも何千年でも待ちうけるためである。
勿論そうしたものを護持させられている側に、そういう真相を出したら、大多数の悟っていない信者は馬鹿馬鹿しくてやってられなくなるので、組織宗教主宰者側からはそんなことは言わない。
またそういう組織宗教でも覚者が全く出ないということはなくて、突然変異的に出ることはあるだろうが、それは砂漠に花が咲くが如く極めて稀だろう。

ただし組織宗教が覚者を効率的に?打ち出すという点では問題かもしれないが、その儀軌、規矩、戒律、修行カリキュラムによって何を目指すべきなのかを知ることができるということは間違いない。


もうひとつはマンツーマンあるいは、極めて少数のグループによる護持である。これは道教のエッセンスの伝承を見るとそうとしか思えないことから、気づいたもの。大周天による伝承は、慧命経と金仙証論著者である清代の柳華陽(1736~)が直近で名の知られている人物だが、中国煉丹の正統を継ぐ人物。彼が誰から道統を継いだかというと、伍守陽没後80年の後、伍守陽から継いだとする。

また道教のもう一人のスーパースター呂洞賓は、唐代、山西省蒲坂県永楽鎮の人で、海州刺史呂譲の子と伝えられている。幼少より聡明で、科挙に行く途中に、仙人の鍾離権に出会い、修行の道に誘われたが、出世の夢を捨てられず断ったものの、後に弟子入りして道を得た。ところが鍾離権は、漢代の人物であり、呂洞賓とは4,5百年の差があり、肉体同士での伝承ではない。

こうした肉体のコンタクトでない接触でもって何千年も伝統を護持できていることは、常識外れだが、そういうものでもあると思う。

またチベット密教では、異次元に埋蔵された経典があって、時にそれを異次元から発掘されるものがありこれを埋蔵経と称する。また大日経を説いたのは、報身の釈迦(肉体ではなく、霊体の釈迦)であることから、先生(グル)は、肉体を持っているとは限らない。

これらはたまたまクンダリーニ・ヨーガ系ばかりだが、覚者の方から一般人を見れば、目がありそうな人物はたちどころにわかるものだと思う。アストラル体でのコンタクトという手段をとるにはその人物の感受性と魂の成熟は避けて通れないものだろうと想像する。


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抜粋終わり


お読みくださりありがとうございます。
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