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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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密門会HP  より

上記文抜粋
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人体は、 巨大なネットワーク 重々帝網じゅうじゅうたいもうなるを即身と名づく


明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い申し上げます。 本年も昨年に続き、 仏法興隆の為、 努めたいと思います。 時間の流れは留まることはありませんが、 平成という年号もあと一年余になりました。 凡人には一つの区切りとして、 新年を迎えるにあたり、 気持ちを新たにして弘法大師の教えと隆弘先生の教えを、 われも信じ人にも説いていくつもりです。 会の活動としては、 毎日の加持施法をはじめ、 恒例通り、 毎月の法話会、 勉強会、 講習会 (今年は六月に福岡でも開きます)、 正五九の観音会等、 毎月門戸を開いておりますので、 気軽に質問してください。

 さて昨年十月より、 NHKで 「人体」 という番組が始まり、 毎回興味深く見ております。 同じシリーズが、 二十八年前にも放映されましたが、 科学の進歩は目覚ましくこの度放映された、 小宇宙ともいわれる人体の、 ミクロの世界の画像には、 目を見張るものがあります。 少し長いが、 面白い内容なので、 私なりの要約を紹介します。

 従来は、 脳が人体の司令塔となり、 他の臓器はそれに従うものと考えられていました。 しかし最新科学はその常識を覆しました。 体内の臓器が互いに直接情報をやり取りすることで、 わたしたちの体は成り立っているという、 驚きの事実が明らかになりました。 このいわば、 臓器同士の会話を知れば、 わたしたちの若さと美しさの秘訣も見えてきます。 更に、 深刻な病気の多くは臓器同士の会話で間違った指令が送られるなどの異常によって 引き起こされることがわかりました。 その結果医療の世界に大革命が起こりつつあります。 癌や認知症、 高血圧、 メタボ、 アレルギー。 骨粗鬆症など悩ましい病気が、 臓器の会話を操ることによって、 治すという、 全く新しい治療法が成果を上げ始めました。

 今まで、 脳の一部がメッセージを出していることはわかっていましたが、 更に各々の臓器のすべての細胞が、 声をかけながら調和しながら、 わたしたちの生命が維持されているということが分かってきました。 脳が信号を送るのはもちろんであるが、 今は脳が一番偉いというよりも全身の細胞が対等だと、 今まで当然と考えられていた組織を劇的に変えました。 今の最先端科学が示すわたしたちの体の新しいイメージとは、 体=巨大ネットワークなのです。 最先端顕微鏡技術 (アメリカ ハワード・ヒューズ医学研究所のノーベル化学賞受賞者エリク・ベツィグ氏 によって体の中の驚くべき世界や、 生きた細胞が躍動する姿を、 ありのままに見ることができます。 顕微鏡内の細胞をそのままスキャンし、 コンピューター上に立体的に再現すると、 100分の1ミリ以下から、 10万分の1の世界が見えてきます。 たとえば免疫細胞が癌細胞を飲み込む動画が、 いろんな角度から見られます。 免疫細胞のドラマチックな世界が世界で初めて捉えられた。 日本でも8Kカメラを使い、 十六倍の広範囲を一度に見渡すことができます。 例えば、 血栓の動きの一部始終が写し出され、 また、 血管の中を流れる血流免疫細胞が敵を探しパトロールする様が明らかに映し出されます。

 臓器同士の会話。 ある臓器 (腸) が別の臓器にメッセージを送る。 腸の絨毛細胞からミクロの物質を放出。 これが血液の流れに乗って全身に運ばれます。 脳や胃や膵臓など他の臓器に、 腸からメッセージを伝える特別な働きをしますが、 メッセージを発する時、 物質を放つ瞬間をとらえた画像を見ることができます。

 かって、 医学界では、 メッセージ物質を出すのは脳などごく限られた臓器だけが常識でした。 脳が出すメッセージ物質はホルモンと呼ばれています。 脳細胞の内にまるいカプセルにホルモンが入っている。 ところが寒川賢治氏 (国立循環器病研究センター所長) は、 思いもよらぬことに脳以外の臓器にも同じようなカプセルがあることを発見しました。 その臓器とは血液ポンプ心臓でした。 心臓のカプセルを調べると脳が出すホルモンと同様、 他の物質に伝達するホルモンが入っていて、 この心臓の出す物質をANPと名付けられました。 心臓が一体どういうメッセージを出しているのでしょうか。 何らかの原因で血圧が昇り心臓に大きな負担がかかると、 心臓の細胞はメッセージ物質ANPを大量に放出します。 これは、 いわば疲れたしんどいという、 心臓のつぶやきです。 ANPが血管を通じて全身に運ばれます。 それを受け取るのは腎臓です。 腎臓の細胞にはANPをキャッチする装置があります。 心臓のメッセージを受け取った腎臓は、 尿の量を増やします。 体内の水分を外に出し血液の量を減らし、 ポンプである心臓の負担を軽くするためです。 こうして速やかに血圧を下げることで心臓を楽にします。 脳とは一切関係なく心臓と腎臓が直接会話しながら助け合っていたのです。

 その後、 ANP (メッセージ物質) の更なる働きが解明されました。 それは癌治療に革命をもたらしつつあります。 心臓が出すメッセージ物質が新しい薬になったのです。 癌手術の際、 患者にANPを投与すると、 その後の、 再発、 転移を大幅に抑えられることが明らかになってきました。 ANPが腎臓以外にも作用した結果、 心臓から出て全身の血管に作用し全身の血管を守ってくれる。 血管の細胞にもANPを受取る装置がある。 受け取ると思わぬ変化が起きる。 傷んだ血管があり、 そこに血液が滞ると心臓に負担をかける原因になります。 ところがANPを受け取ると血管がささくれを速やかに修復し、 心臓を楽にします。 心臓と血管でひそかにかわされている会話、 それをうまく利用することで癌の転移を防ぐことができるのです。

 癌を手術した直後はわずかな癌細胞が血液中に流れだし、 全身を巡っている。 これらは数日で死ぬために問題にならない。 ところが、 血管に傷んだ場所があると、 そこから癌細胞が入り込みやすくなる。 そこでANPを血液に投与すると、 心臓からのメッセージが来たと感じた血管は傷んだ壁を修復し、 癌細胞が付け入るスキをなくし転移を防ぐことができる。 心臓が体内にメッセージを送っているという寒川さんの発見が、 画期的な癌治療を生み出しつつあるのです。

 今や心臓だけでなく様々な臓器や細胞からメッセージが発信され、 われらの体に大きな影響を与えていることが明らかになってきています。

 例えば腎臓が、 酸素が足りない時に出すメッセージ物質EPOは、 運動選手の持久力をアップすることが明らかになっています。 だだの脂あぶらだと思っていた脂肪が、 メッセージ物質レプチンを放出し、 なんと脳に働きかけ食欲や性欲までコントロールしていることがわかってきました。 人体は様々なメッセージ物質による臓器同士による会話によって成り立っているのです。

 ANPは心臓が出しているメッセージ物質の一つですが、 何百種類のメッセージがわかっています。 それぞれの細胞が意思を持っている。 人体の中ではあらゆる細胞同士がメッセージ物質のやり取りをしている。 血管という情報回線の中を臓器や細胞からのメッセージが飛び交っている。 人体は巨大なネットワークだったのです。

 以上が、 「人体」 の要約です。 毎日、 加持で難病患者を祈っている私には大変参考になりました。 まさに六大無碍の世界です。 意識とか心といえば今までの科学では脳の働きだと断定してきましたが、 脳と直接会話しなくとも、 なんと細胞の段階で臓器同士で意思を伝達している事実の発見です。 この伝達物質を作り出させる働きはどこから発しているのでしょうか。 まだ科学の世界では、 識の働きというより、 ホルモンとか伝達物質という物としてとらえていますが、 一方臓器や細胞同士が会話しているという表現を取っていることから見ると、 紙一重で、 臓器や細胞にも心があると言っているような気がします。 科学者は目に見える証明がないと識・心の働きとは言えないのでしょう。 しかし、 伝達物質ということになると、 同じ個体間での形あるものを通した伝達で、 せいぜい一人の人体の中だけでの 「会話」 で、 別の人格には及びません。 しかし、 加持という祈りの心は、 一切衆生に通じる心の働きです。 密教では、 マクロの世界では、 心は宇宙に遍満しているし、 ミクロの世界では、 一細胞にも心があると見ます。 心は時間や空間に左右されません。

 加持を受けに来る病人や代理人にも加持感応があります。 遠隔加持の場合は、 本人は祈りの場にはいませんが、 祈りは通じる。 祈りという心の働きが、 遠くはなれた人の肉体にも働きかけるのです。

 空海は 『即身成仏義』 に、 「六大無碍にして、 常に瑜伽なり」 と述べておられる。 この世に存在する森羅万象は、 六大によって成り立っていると見ます。 地大、 水大、 火大、 風大、 空大、 識大です。 前五大はどちらかといえば形あるもので、 識大は無形です。 無形ですが五大と融合しているし、 五大を動かしています。 識大のない五大はあり得ない。 われらの身体でいうと、 地大は骨格・筋肉といった体の基礎となるものです。 水大は、 血液やリンパ液のような水分です。 火大は、 体温やエネルギーである。 風大は、 内臓や筋肉などの動きを表し、 空大は空間、 鼻腔、 耳穴、 口腔、 消化器、 皮膚呼吸、 肺呼吸、 また細胞内の空間等を表します。 そして、 識大は、 形も色もない目に見えない心の働きです。 前述の顕微鏡で見た体内のミクロの様子は、 六大の道理で人体の内部を見ると、 われわれの身体と心の関係は、 成程無駄が一つもない完璧な満ち足りた 「輪円具足りんねんぐそく」 (曼荼羅) の世界であると違和感なく感じられます。

 腎臓は何も尿を生成するだけの臓器ではなく、 血液を微妙にコントロールする極めて複雑微妙な臓器で、 血液がまた情報回線にもなっているという。 自然法爾の生み出した不可思議なる世界です。 脳は確かにわれらの行動の指令を発するところであることはわかります。 脳も細胞の一つであれば、 細胞が話す、 考える、 意思を伝達するといっても過言ではないでしょう。

 どんな生物でも初めは一個の細胞から始まると言われている。 この 「人体」 の映像を見ると、 体は迷っていない、 生れてから死ぬまで、 一時も休まず身体を健康な状態に維持しようという心が働いている。 病やけがをすれば、 各臓器や細胞がお互いに助け合って命を正常な状態に戻そうとします。 ただ身体と心との関係が今一つ明瞭ではありませんが、 この度の 「人体は巨大なネットワークなり」 と、 「重々帝網なるを即身と名づく」 という見方には相通ずるものがあるからです。 最後に、 もう一度空海の 『即身成仏偈』 を引用します。

六大無碍にして常に瑜伽なり、
四種曼荼各々離れず、
三密加持すれば速疾に顕る、
重々帝網なるを即身と名づく、
法然に薩般若を具足して、
心数心王刹塵に過ぎたり、
各々五智無際智を具す、
円鏡力の故に、 実覚智なり

 心と体、 識と物質は、 共に密接な関係にあり、 心だけでも身だけでも成立たない。 仏教の根幹は色心不二を悟ることにあります。 身体と心は、 もともと一つものです。 色心不二がわかれば、 心も軽やかになり体も喜ぶ (開神悦体かいじんえったい)。 この度の人体の映像を見て、 思わず合掌しました。 例えば、 腎臓の糸球体の動画などみると、 何と自分は不思議な宝を頂いているのだろうと自分の身体に感謝するばかりです。 病気になる前でも、 なってからでも、 われらに与えられた体の不思議を知るなら、 病の半分は治るかもしれない。


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・・・・・・・
抜粋終わり


臓器同士のネットワーク。

漢方やインド医学は、似たようなことを言っている。

今更西洋医学が、鬼の首を取ったようにいうのは、バカバカしい。けど、まあこれも一神教の弊害・というよりはキリスト教の弊害ってことだろう・・。


>例えば、 腎臓の糸球体の動画などみると、 何と自分は不思議な宝を頂いているのだろうと自分の身体に感謝するばかりです。 病気になる前でも、 なってからでも、 われらに与えられた体の不思議を知るなら、 病の半分は治るかもしれない。

然り・・・


お読みくださりありがとうございます。
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