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故国の滅亡を伍子胥は生きてみれませんでしたが、私たちは生きてこの魔境カルト日本の滅亡を見ます。
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P R
アバンギャルド精神世界 より

上記文抜粋
・・・・・・・
知ることと体験すること

悟りそうな人たちへ

まず人は、経典を読んだり、言行録を読んだりして、その教えがどのようなものかを知る。

理屈でわかった気になっても、実際に体験してみると、結婚、交際、海外生活、事業、出家、神秘体験などなど、世の中の物事には深みや落とし穴や慮外の美点があるもので、かつまた実際に体験した後でも足を踏み外すことすらあるものである。

こうして体験することで、熟達と安定がもたらされる。

しかしその至高の体験にこだわったり慢心したりすると、罠にはまったりするものだ。

体験を得た人に対して、これからは、それを忘れて生きて行きなさいとか、そのことを棄てて生きて行きなさいとか、師匠は妙なアドバイスをするものだ。

覚醒は人に莫大なエネルギーを与えるが、それをどこにつぎ込むかは自分の自由である。しかし些細な気まぐれから、名誉や評判や世間での成功に関心を見せた途端、世間の方がほっておかず、その世俗なものすごい勢いに巻き込まれて失敗するということはあるものだ。

ダンテス・ダイジも体験至上を戒めて、悟りとは態度だなどと言っている。

悟りが遠い人には体験至上を言い、悟りそうな人には、体験至上を戒めるということはあるのだろう。

この坐ることに意義を見つけるのが困難な時代に、それでも坐る人が求められている。




・・・・・・・
・・・・・・
抜粋終わり


体験しないとわからないことがある。

でも体験しても、それの固着するとその体験を台無しにする。

孫子も「同じ戦法を繰り返そうなど思わん方がいい」という趣旨のことを言う。

>体験を得た人に対して、これからは、それを忘れて生きて行きなさいとか、そのことを棄てて生きて行きなさいとか、師匠は妙なアドバイスをするものだ。

武術の話で読んだのだが、

「一度を身を通しておきなさい。{軽く体験しなさいってことらしい}そうすると忘れても、体なり記憶に必要なモノが残るから」

て。

多分、悟り・覚醒ってそんな面があるのだろう。

「理解してみると、普遍的な真理なので、自分が改めて理解したってわけではない。でも理解しようとしないと、日常に埋没してしまう」

と王陽明がいっているがこういう事かな。

おなじく より

上記文抜粋
・・・・・・・・
ダライ・ラマのマンツーマン輪廻否定

一つの輪廻から十の輪廻

「ダライ・ラマ「死の謎」を説く」から。

『一つの輪廻から十の輪廻を実現する形態がある

飛び抜けて深く、強い精神的な経験、実践を重ねて来た魂、そのような存在にとっては、一つの生命がついえたからといって、また新たな一つの肉体が必要というわけではない。むしろ、そんなものは不必要である。

そうした存在は、一つの輪廻から十の輪廻を実現するだろうし、ときに数百の輪廻、数千の輪廻をも、それも同時進行的に行なうものなのだ。深く深く精神の最深部にまで到達した存在にとっては、こうした輪廻転生の形態もありうる。もちろん、これは言葉で表現できないほどに困難な道ではあるのだが。

複数の輪廻が同時に可能になるという思想の形を信じることは容易なことではない。こうした考えを受け容れることは誰にとってもむずかしい。学び、経験し、相当の水準に達した者にとってさえ、これを思い描くことは困難であり、大きな苦労を伴うものだろう。そう言う私自身も、ときにむずかしいと感じることがある。輪廻思想は奥深いものだ。』
(ダライ・ラマ「死の謎」を説く 輪廻転生-生命の不可思議 14世ダライ・ラマ/著 クレスト社P72から引用)

人の誕生において、ダライ・ラマは、このように一つの輪廻から複数の輪廻があり得ることを語る。反対にダンテス・ダイジは座談の中で、一つの肉体に複数の輪廻が共存することもあり得ることも語る。

今読んでいる、「ヒマラヤ聖者 最後の教え」では、老ヨーギが自分の老いさらばえた肉体から自発的に脱出し、以前から目をつけていた若者の肉体に乗り移るという話が出てくる。
このケースでは、一つの肉体に先住輪廻者と後発輪廻者が共存する。

これは、ダライ・ラマともあろう方が常識はずれなことを語るものだと読み飛ばさないで、現代社会が一つの精神に一つの肉体という固定観念に毒されすぎであることに対して、ことさらにこのような話を出してきていると読むのだろう。

神の心は石ころの心。神は、時に人間の都合などまったく顧みないが、そこから流れ出すのも愛なのである。その流れの中に生と死がある。

この時代は、基本的人権の尊重で個人の権利がアプリオリに保護されるせいか、無意識にマンツーマン輪廻が当たり前と思い込んでいる人が多いが、生命の実態はこのように予想に反するものである。

まともな感性の人ほど、心配しすぎとか、気にしすぎとか、どうでもよいことにこだわるとか見られがちなものではある。

また真剣な求道者ほど、俗人にわからない細かく微妙なルールでもって生きているものである。
・・・・・・・
・・・・・・・・
抜粋終わり


仏教で「安直な輪廻転生」を否定しているのは、こういうことかな・・

そういえば、桂枝雀師匠が、生前こういうことを語っていたとか。


我々は「誰かの生まれ変わり」でなく、「私はいろんな人たちの生まれ変わり」や「誰の生まれ変わりでもない私」ってのもある。

魂が一人に一個とも限らん。って面白い・・・。

魂も離合集散するのかもね・・・


とはいえ、「今の私自身ってやつがどうのこうのっていうのとは関係ない」と荘子。私はこれが好きな意見です。
前世の因業など、今の我々に関係あるかよ・・・。責任持てないし・・。


今の自分を一生懸命に大切に生きましょう。。。



お読みくださりありがとうございます。





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無題
  • from kaze :
  • 2017/12/27 (18:35) :
  • Edit :
  • Res
http://kokuhiken.exblog.jp/25335175/

こちらの記事で 知っておきたい知識のお勧めを・・。

どのあたりが重要ですか?
Re:無題
2017/12/27 20:59
>http://kokuhiken.exblog.jp/25335175/
>
>こちらの記事で 知っておきたい知識のお勧めを・・。
>
>どのあたりが重要ですか?


私自身は「革命が大事」とは言いますが、正直例の「カラー革命」の二番煎じになるのは怖いです。

>この手の発想の極端に奇怪な形が酒井勝軍などが唱えた「世界天皇論」「天孫民族日本人と神選民族猶太人による神州天子国」などというオカルト思想である。NWO思想と合体したナショナリズムは「愛国」という名目で無国境化を推進し、国家を破壊する。愛国主義者を誘導してNWO推進の道具と化す。

>己の意思を強制し人間や自然を操作する技術体系が魔術だと思うが、愛国心をも利用して国家を破壊する戦術というのはまさに魔術以外の何物でもない。かかる発想は西洋の底知れない闇の中枢からしか出てこない発想である。まさに悪知恵も極まれりである。

この記事であるように、人道主義・民主主義も、NWOという「こじらせた信者の世界版」の道具になり得ます。


「大義名分」の中身の精査・やり方の厳しい検証・あと、それを推進する人たちの性格・そのバックや思想を見るのも肝心でしょう。

中国は、NWOの策略を、そこそこ切り抜けてますが、まだまだ前途遼遠な感じ・・。

愛国心・ヒューマニズムも、悪党の道具になり得るし、その辺の詐術に用心するのも肝心と思います。

大したこと言えませんが、こういう感じで。


書き込みありがとうございます。


ありがとうございます。
  • from kaze :
  • 2017/12/28 (11:22) :
  • Edit :
  • Res
ご返信を参考に、記事を再度読んでみました。

(記事より抜粋)
「陰謀論の目利き」ができなければ、・・・・・・・・
・・・・・
従米派と反米派の双方を見てきたが、どちらもワンワールド勢力の影が見える。のである。
憑依型戦術の根深さを痛感する。
国際秘密力は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・
気づいたときには精神的文化的に占領されてしまっている、という恐ろしい戦術である。十二分に警戒をするべきである。

※宗教の歴史が今の人間社会を蝕んできた。宗教儀式と人間社会・・どこから、どんな方法で、何が できるのでしょうか?
また、ロボット(AI)という時代が何をもたらすのか?
歴史は時と共に流れ・・・
人は移ろいの中を歩く旅人のような気も・・・。
「虚偽」のようなモノに甘んじては、と思いますので、
思考し続けると思います。

Re:ありがとうございます。
2017/12/28 19:06
空じるって過程が大事かな・・・て思います。

あと刑名一致。名前と実態の一致の検証。

これは大事ですよね、特に政治の世界では。

看板に偽りがあれば、トコトン突き詰めてみるとか。




書き込み有難うございます。




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